ジムニーの足回り交換の注意点とは！？

ジムニーの足回り交換の注意点とは何でしょうか。

ジムニーの魅力は走破性の高さと軽自動車であることの気軽さですが、このほかにも多くの改造ができるという魅力もあります。

特にサスペンション周り、例えばスプリングやショックアブソーバーなどのチューニングで交換することも良く行われています。

そんな足回りの交換ですが、注意することも多いので、その注意点について触れながらお話しします。

ジムニーの足回り交換は注意点がいっぱい！

ジムニーの魅力に改造を挙げましたが、自由度が高い分様々な点で注意することが多いという側面を持っています。

タイヤ交換やワイパーブレードの交換のような比較的簡単なものでもホイールのゆるみやワイパーブレードを外したものがガラスにヒットしないようにするなど注意点があるように高度な技術を要する場合も少なくないジムニーの足回り交換には注意点が数多くあります。

そんな注意点についてお話しするのですが、完全に網羅できない部分もありますから、慣れた知人と一緒に行ったり、思い切って専門のプロに任せるなどなるべく安全な方法を取ることをおすすめします。

ジムニーの足回り交換の注意点はまず目的を知る！

いきなり消極的な始まり方になってしまいましたが、足回り交換を行う前にその目的を知ることで注意点を知って行こうと思います。

まずジムニーの足回り交換の目的は二つあります。

一つはローダウン、車高を下げることです。

これは舗装路（オンロード）の走行性能を高め、コーナリング時の重心の移動を抑制し、接地性を向上させることが目的です。

これは下げ過ぎるとホイールがホイールハウスに当たったり、ボディを地面にこすってしまうので注意が必要です。

もう一つはリフトアップ、これは車体を持ち上げることで走破性を高めます。

これは走破性が高まるもののパーツごとの角度調整やサスペンションの伸びや縮みの具合（バネレート）を細かく調整することが注意点です。

このほか共通の目的としてドレスアップもあります。

やはり見かけも大事です。

美観も意識するのが注意点です。

ジムニーの足回り交換の注意点はパーツ選びから

ジムニーの足回り交換ですが、パーツ選びも注意が必要です。

例えば先ほど触れたスプリングのバネレートや芯となっているダンパーの減衰力のバランスに注意が必要です。

このバランスが崩れるとコーナリングの傾きがひどくなりロールの原因になります。

この他サスペンション自体の動きを調整してくれる偏芯ブッシュも種類によってホイールとサスペンションの位置の適正な位置関係の調整ができなくなるので注意が必要です。

フロントのサスペンションの動きを決めているスタビライザーの交換もオフロードでは邪魔になる場合があるので、外すかどうするか決める必要がある点も注意点と言えます。

また、バンプラバーと呼ばれるサスペンションが縮み過ぎて底付きしないようにするためのゴム製のパーツを導入するかといったことも忘れてはいけません。

他にも注意点がありますが、詳しい知人と相談して進めることをおすすめします。

ジムニーの足回り交換の注意点は補正すること

ジムニーの足回り交換は交換だけで終わりません。

きちんと調整を行ってはじめて完成するのです。

そんな補正の注意点ですが、ハイリフトした場合のラテラルロッドは、長さが調整できるものを装着することと、ホーシング（機械類を包み込む格好で保持するケース、車軸と車軸の交点にあるデフを包み込んでいる部品）の位置を適正化することが注意点として挙げられます。

またリフトアップするとボディとシャシーの距離が変わってしまうので、リンクの長さや取り付け位置の角度をキチンと補正するのも注意点と言えます。

慣れていないと苦労するのが補正なので、安全性を確保する意味でも豊富なノウハウを持つショップのスタッフと相談して行った方が良いと言えます。

ジムニーの足回り交換の注意点はリフトアップ時

ジムニーの足回り交換ではローダウンよりもハイリフトなどのリフトアップが好まれる傾向があります。

そんなリフトアップについて知り合いのガレージで行おうとする時のちょっとした注意点を最後にお話しします。

まず当然ですが、下回りを十分洗って乾かしてから取り掛かることをおすすめします。

汚れていると作業が非常にしにくくなるので注意する必要があるのです。

また、実際スタビライザー、ショックアブソーバーを外していくとき、フロントのデフ（底面の車軸がT字の交点になってる部分）をジャッキなどで押さえておかないと、外した時にブレーキホースのみでぶら下がるような状態になってしまうので、最悪ホースが断裂しますから必ず押さえておきましょう。

同様にリヤもジャッキなどで押さえておかないとラテラルロッドやショックアブソーバーを外した時にホーシング（背面の後ろにある車軸のT字の交点になってるカバー部品）が落下してしまいます。

このように押さえておく必要がある部品もあるので注意が必要です。

ジムニーの足回り交換の注意点で最大の注意点とは？

ジムニーは気軽に改造できるクロスカントリーの軽自動車ですが、その反面知識のない状態で足回り交換を行うとホースの断裂やまっすぐに走行できないなどのトラブルが生じます。

そんなトラブルを解決できるような知人、あるいはプロの方と一緒に作業することが重要で、単独での作業を極力避けるのが最大の注意点と言えます。