ジムニーでスキーを車内に収納するにはどうしたらよいのでしょうか。
ジムニーを使ってウィンタースポーツを楽しみたいと言う方の中には、スキー板を車内に積載し運搬したいと考えている方も多いのではないでしょうか。
一般的にスキー板は、スノーボードよりも長いため車外で運搬するケースが殆どですが、走行中に砂や埃が付着してしまいスキーを楽しむ前に、板の清掃から始めなければならないなどデメリットも多いため、できれば車内への収納しておきたいと言う方は多いはずです。
そこで今回は、ジムニーの室内にスキー板を収納する方法や工夫、収納するために必要なアイテムの説明などを中心に、ジムニーとスキー板の収納について解説をしていきます。
ジムニー スキー 車内:スキー板を車内に収納し運搬することは可能?
スキー板と言うのは折りたたんで収納する事ができないため、車内に積み込み運搬する場合には、積載するためのスペースを確保しなければなりません。
ここで、疑問となるのはジムニーの車内にスキー板は収納できるのかと言う点です。
結論から先に言ってしまうと、幾つかの制限が生まれてしまいますがスキー板を車内に収納することは十分に可能であると言えます。
平均的なスキー板の長さは、身長よりも5cm~10cmほど短いサイズの物が基本となり、150cm~170cmほどの物が一般的な長さとなる事から、室内が約180cm確保されているジムニーには収納する事が可能です。
ただし、これは一般的なスキー板の長さとなるため高身長の方が扱う板や競技用などで長尺な板を使用する場合には収納できない場合もありますので、覚えておくと良いでしょう。
次からの項目では、具体的な収納方法や収納に必要な器具などを説明していきます。
ジムニー スキー 車内:デッドスペースを活用した収納法
室内にスキー板を収納し運搬する方法は幾つかありますが、その中でも代表的なのは室内ルーフ部のデッドスペースを利用してスキー板を収納するという方法です。
これは、ミニバン車などの室内高が高い車種で釣竿などの長尺な物を積載する場合に用いられる方法で、天井部分の左右にあるアシストグリップ部分にサイドバーを設置し、このサイドバーに橋渡しをする形で他に用意したバーを取り付け、さらにこの部分にルーフキャリア用のスキー板とスノーボードを運搬するためのアタッチメントを取り付ければ、デッドスペースを活用したルーフ収納スペースを作り出すことができ、スキー板を収納する事ができます。
この方法ですと、ルーフキャリアを車外に設置するよりも大幅にコストを下げることが可能となりますが、ジムニーの場合には室内高が120cmとミニバン車などと比べて20cm程低くなっていることから、頭上に圧迫感が生まれるなどのデメリットも存在するため頭に入れておく必要があります。
ジムニー スキー 車内:シートアレンジを活用した収納方法
ジムニーの車内にスキー板を収納する場合、ルーフ部分のデッドスペースにサイドバーやルーフキャリア用アタッチメントを組み合わせ、収納スペースを作れば荷室などを犠牲にすること無く運搬することができますが、頭上付近に物があると運転に集中できないと言う場合には、シートアレンジを活用する事でも車内にスキー板を収納する事が可能となります。
この場合のシートアレンジ方法ですが、助手席側のフロントシートを後方へリクライニングさせヘッドレストを外した後に、リヤシートを前方へ倒せばフルフラット状態を作り出すことができるため、この部分にスキー板やストックを積載することができます。
前述したサイドバーとアタッチメントを組み合わせた場合と比べて、収納スペースを作成するのに必要な器具の追加が無いことから一切コストを掛けること無くスキー板を収納する事ができますが、助手席側フロントとリヤシートの2席分を犠牲にしなければならないため、乗車人数が多い場合には用いることができない収納方法である事を覚えておく必要があります。
ジムニー スキー 車内:シートアレンジとキャリアを活用した収納方法
ジムニーの車内にスキー板を収納する場合、前述した通りシートアレンジを活用し板を収納すると言う方法がありますが、この方法はスキー板と同時に積載する荷物が干渉しビンディング部分などが故障してしまう危険性を併せ持っています。
そこで、導入したいのがシートアレンジと自作キャリアを併用した車内収納方法です。
具体的な自作キャリアの作成方法ですが、ホームセンターなどで塩ビパイプを購入しスキー板の幅に合わせてジョイントパーツを組み合わせていき、収納したい本数分の棚を作っていけば自作キャリアの作成は完了です。
あとは、前述したシートアレンジを活用しフルフラット状態になった部分に自作キャリアを設置すれば、上記2種を併用した車内収納方法は完成です。
これならば、スキー板と荷物が干渉することは無く側面側のデッドスペースも有効活用する事が可能となり、荷物の整理も楽に行うことが可能となります。
スキー板が破損してしまう確率を大きく下げ荷室を有効活用することが可能ですが、助手席側の2席を犠牲にしなければならない事に変わりはありませんので、乗車人数などに応じ他の収納方法と比較しながら使い分けると良いでしょう。
ジムニー スキー 車内:器具の追加やシートアレンジを活用しなくても収納できる場合がある
ジムニーはシートアレンジを活用することでも、スキー板を収納し運搬することができますが、スキー板の長さが平均的な物よりも短い場合には器具の追加やシートアレンジを活用しなくても収納できる場合があります。
これは、至ってシンプルな方法でフロントシート部分に立てかけてしまうという収納方法です。
この場合の収納手順ですが、まずはシートを後方へスライドさせ背もたれの部分をややリクライニングさせておきます。
その後スキー板をシートにもたれ掛かる様に収納し、シートを前方へスライドさせるとシートアレンジなどを活用する事無くスキー板を収納する事ができるのです。
さらに、ヘッドレスト部分にスキー板を通しておけば走行中に板が動いてしまう心配もありません。
板の長さによっては、ビンディング部がシートの膝裏部分に当たり板先がルーフ部分に突っかかってしまう場合がありますが、ビンディングを外してしまえばさらに5cm程ルーフ部分までの距離を短くすることができ、さらに犠牲にしなければならない座席を最小限にとどめる事が可能となりますので、短いサイズのスキー板を使用している場合にはこの収納方法を試してみると良いでしょう。
ジムニー スキー 車内:まとめ
今回は、ジムニーの室内にスキー板を収納する方法や工夫、収納するために必要なアイテムの説明などを中心に、ジムニーとスキー板の収納について解説をしてきましたが平均的な板のサイズであれば、ジムニーでも車内にスキー板を収納できると言う事が分かったと思います。
スキー板の収納方法は、デッドスペースやシートアレンジを活用する方法など様々ですが、どの方法でもメリットとデメリットを併せ持っていますので、乗車人数や荷物の量によって収納方法を選ぶと良いでしょう。