ジムニーのルーフボックスに釣竿を収納したいと考えて、カスタマイズに興味があると言う方もいらっしゃるのではないでしょうか。
ジムニーという車は、使い勝手の良さから釣りなどのアウトドアに利用される機会も多いと思いますが、思いのほか荷室が狭いこともあり今以上に使い勝手を向上させたいと望む方は少なくないはずです。
そこで今回は、ジムニーと釣りの相性や釣竿の収納に適した場所などを中心に、ジムニーのルーフボックスと釣りについて解説していきます。
ジムニー ルーフボックス 釣竿:ジムニーは釣りと相性が良い?
ジムニーは、街乗りからオフロード走行まで幅広いジャンルをカバーすることのできる車ですが、使い勝手の良さから釣りなどのアウトドアとも相性が良いと言われています。
これは、山奥など悪路でも走行することが可能な強いボディー剛性を持ち、機械式副変速機によって路面状態に合わせ2WD・4WDを切り替える事ができるためで、グレードによっては荷室が防汚構造になっており、水などがこぼれた場合でも染みこむことなく簡単に手入れができると言う点も釣りと相性が良いと言われる要因の1つとなっています。
また、リヤシートを倒せばクーラーボックスなど大型な荷物も積み込むことができ、床下部分にはリールや疑似餌などの小物類を収納する事のできるスペースが確保されている事も釣りと相性が良いと呼ばれる要因です。
さらに、最新型のモデルではフロントシートとリヤシートを倒すことによってフルフラット状態を作り出すことが可能となっているため、釣りなどのアウトドアで車中泊を行う事が可能となっている点も、ジムニーは釣りとの相性が良いと言われる由縁になっています。
ジムニー ルーフボックス 釣竿:ジムニーの車内に釣竿は収納できる?
ジムニーは、釣りなどのアウトドアと相性が良い車だと言われていますが、釣りに行く為には釣竿等の道具を積み込まなければなりません。
そこで浮かんでくるのは、昨今流行となっている室内運搬用ロッドホルダーなどを使用し釣竿を積み込むことができるのかという疑問です。
結論から先に行ってしまうと、室内にロッドホルダーなどを設置し釣竿を運搬することは不可能ではありません。
ただし、ジムニーはハイルーフ車などのようにルーフ部分のデッドスペースが少ない事から、積み込むことのできる釣竿は短い物や2ピースロッドなど分割構造の物しか室内ルーフ部分には積み込むことができず、頭部とロッドホルダーが近いため運転中など大きな圧迫感を感じる事になってしまいます。
ロッドホルダーは使用せず、助手席側をフルフラット状態にした場合であれば長さを調節するなどして釣竿を積み込むことができますが、他の荷物の下敷きになってしまいガイド部分が破損してしまったり竿先が折れてしまうなどの恐れがあるため、収納方法として適しているとは言えないのが実状です。
ジムニー ルーフボックス 釣竿:ジムニーの場合ルーフボックスを使うのがベスト
ジムニーは荷室が防汚構造となっているため、水気のある釣り道具を積み込んだ場合でも汚れを心配する必要はありませんが、室内長や室内高が短いため室内に釣竿を積み込むには多くの制限が発生してしまいます。
そこで、検討したいのがルーフボックスの導入です。
ルーフボックスは、車外のルーフ部分に新たな収納スペースを拡張するためのボックスで荷物を多く運搬したい場合、破損する恐れのある物を別に運搬したい場合などに導入されます。
ジムニーの場合、室内にロッドホルダーを設置することはスペースの問題からおすすめできないため、釣竿を運搬・収納する場合にはルーフボックスを導入し運搬する方法がベストと言うことになります。
この方法を使えば、他の積載物と当時に釣竿を積み込み破損してしまうと言うリスクも回避することができますし、ジムニーの場合リヤシートを使用している場合には荷室にほとんど物を積載することができないため、釣り以外の用途でも役立てることができるのです。
ジムニー ルーフボックス 釣竿:ルーフボックスの選び方
室内高が低く荷室のスペースが狭いジムニーの場合には、ルーフボックスを使用した釣竿の運搬方法が最も適していると言えますが、どのようなルーフボックス選んだら良いのかよく分からないと言う方もいらっしゃると思います。
結論としては、大手メーカーから販売されている市販型のルーフボックスを選ぶと言う選択方法で問題はありませんが、釣竿を収納する場合には高さを必要としないため耐衝撃性に優れた薄型タイプの物を選択すると良いでしょう。
また、出先では普段使用している方向からボックスの開閉を行うことができない場合もありますので、左右どちらでもボックスを開閉できるタイプの物がおすすめです。
昨今では、運搬中にルーフボックス内で釣竿が遊んでしまわないよう竿を優しく固定するための緩衝材やウレタンスポンジが釣り道具店やカー用品店などで販売されているため、こちらを追加で導入すればさらに破損するリスクを抑えて釣竿を収納することが可能となります。
釣竿は行う項目によって形状や種類が異なるため、ホームセンターなどでウレタンスポンジを購入しDIYでオリジナルの緩衝材を作成することも可能です。
ジムニー ルーフボックス 釣竿:ルーフボックスを使用する際の注意点
ルーフボックスは、荷室の容量を拡張するだけではなく釣竿が破損してしまうリスクを大きく減らすことができますが、ルーフキャリアを使用する際は、以下の点に注意する必要があります。
- 高さの制限がある道路では接触しないよう注意する必要がある
- 横風などの抵抗を受けやすくなる
- 長すぎる物を選ぶと運転に支障が出る
などです。
1つ目の注意点ですが車を運転する場合、前後の長さや左右の幅は気にしながら運転を行いますが、高さを気にして運転することはほとんどありません。
そのため、背の低いトンネル部分や立体駐車場などに侵入する場合にはルーフキャリアも含めた全高に配所しなければなりません。
2つ目の注意点は、全高が高くなる事にとって横風の抵抗を受けやすくなりステアリング操作がシビアになると言う点です。
ジムニーの場合、車両重量が軽自動車であるにも関わらず1,070kgと重い設計となっているため、少々の事で横転する心配はありませんがきついコーナーなどでは横風などによってバランスを崩しやすくなっているため、ルーフボックス非装着よりも注意して運転を行う必要があります。
3つ目の注意点は、ボディーサイズ合った物を選ぶという点です。
ジムニーの荷室は他の車種と比べて容量が少ないこともあり、つい大きなルーフボックスを選んでしまいがちですが、フロントガラスに掛かるほど長いものを装着してしまうと運転席上部の視界が遮られてしまい、信号などの確認に支障が出る恐れがあるため長さに注意する必要があります。
ジムニー ルーフボックス 釣竿:まとめ
今回は、ジムニーと釣りの相性や釣竿の収納に適した場所などを中心に、ジムニーのルーフボックスと釣りについて解説してきましたが、悪路の走行が可能な事や車中泊が行える、荷室が防汚設計になっているなどの点からジムニーは釣りとの相性が良いという事が分かったと思います。
釣竿の運搬・収納に関しては、本来であればロッドホルダーなどを使用し室内で運搬・収納する方法が理想ですが、ジムニーの場合には室内高が低く荷室も狭いためルーフボックスを導入しての運搬・収納が最も理想的な方法となっています。
ルーフボックスの導入は、釣竿が破損してしまうリスクを下げ荷室を拡張する事ができるなどの効果がありますが、反面、高さ制限が発生する場合や横風の抵抗が大きくなるなど制約が出る場面も存在しますので、装着する場合には注意するすると良いでしょう。