ジムニーのブースト計にはどんなおすすめのものがあるのでしょうか。
ジムニーのカスタムに興味がある方の中には、ブースト計の設置を検討しているけれども、どの商品がおすすめなのか分からないと言う方もいらっしゃるのではないでしょうか。
ブースト計の設置は、ジムニーのエンジン性能を最大限発揮するために欠かせないものですが、アクセルの踏み過ぎなど知ることができるため昨今ではエコドライブを目的として設置されるケースも増えています。
そこで今回はブースト計の説明や使い方、ユーザーからの評価が高いおすすめの物の紹介などを中心に、ジムニーとブースト計について解説していきます。
ジムニー ブースト計 おすすめ:ブースト計ってなに?
ブースト計と聞いても、どの様なものかよく分からないと言う方もいらっしゃると思いますので、まずはブースト計の説明をしていきます。
ブースト計とは、ジムニーなどのターボ(過給機とも言う)エンジン車において、燃焼機関の過給圧力を測定するための機器を指します。
通常、どの車種でもエンジンの回転数を表示するタコメーターやスピードメーターは設置されていますが、ブースト計の場合は保安部品に定められていないことやメーター類が多くなる事に因って視界移動が増えるなどの理由から、標準で装備される事はありません。
一部の軽自動車には、過給機が作動をしている場合にメーター内の表示灯が点灯するなどの機能を搭載した車種も存在しますが、具体的な過給圧力の数字を示す物は搭載されていないことが一般的です。
過給機は、文字通り燃焼機関に吸入する空気の量を増やし圧力を増幅させエンジンを動かす力を助ける補助装置ですが、同時に大きな負担が掛かる装置でもあるためエンジンを回しすぎてしまうと破損する恐れもある事から、適正なブースト圧を管理する目的でブースト計が設置されます。
最近では、アクセルの踏み過ぎを抑制し効率よく過給機を作動させる目的からエコドライブ目的で設置を行うユーザーも増えています。
ジムニー ブースト計 おすすめ:ブースト計の見方と使い方
ブースト計は、過給機の加圧状態を数字で確認することのできるメーターですが見慣れない数列や文字なども多く、使用する場合にはこれらの表記を理解する必要があります。
まず、文字盤の数字ですが多くのブースト計の場合、0を基準として下方向へ0.2~0.8などと記載され、上方向から右にかけて0.5~2.0と記載されている物がほとんどですが、これは過給機が現在、行っている過給圧力値を示しているものでエンジンを吹かすことによって0へ近づいていきます。
つまり、ブースト計が0を超えると過給機が作動し過給圧力が発生していると言う事になりますので、エンジンが掛かっている状態でもアクセルを踏んでいない場合には、過給圧力が発生していないためブースト圧は0以下の値となるのです。
また、kPaやBarなどと書かれている表示ですが、これは気圧の単位を示す表示となりkPaはキロヘクトパスカル、Barはバールという気圧の単位で、日本では台風などの気圧を数値化する場合に用いられるため、どこかで聞いたことのある単語だという方も多いはずです。
ブースト計の具体的な使い方は人それぞれですが、0~1.0程度で過給を行っている間が最も効率良くエンジン性能を発揮していると言われており、走行中にこのメーターの上下が少ないほど燃焼効率が良く燃費が伸びると言われていることからエコドライブの目安として使うユーザーも存在します。
また、オイル不足やオイル量が少ないとエンジンに掛かる負担が増えアイドリング状態でも0に近い値になることから、オイル交換時期の目安として利用される事があります。
ジムニー ブースト計 おすすめ:ジムニーにおすすめのブースト計・その1
ブースト計の見方や大まかな使い方が分かった所で、ここからは実際に評価や人気が高いジムニーにおすすめのブースト計を紹介していきます。
Pivot DUAL GAUGE DXB
このブースト計は、様々な車種専用社外計器の製造を行っているピボットから販売されているブースト計となります。
ピボット製計器の特徴は、見やすさと豊富な車種対応にあり昨今ではハイブリッド車用メーターやEV車専用メーターなど様々な車種に対応した製品が販売されています。
このDUAL GAUGE DXBはジムニー専用に作られた物ではありませんが汎用性が高く、多くの車種のユーザーから高い評価を受けているブーストメーターです。
接続方法は、ステアリングコラム内に配置されているOBDと呼ばれる故障診断機に直接ブースト計の配線を接続し、過給機の情報を取り出す仕組みとなっているため、大がかりな作業を必要とせず簡単に取り付けられることも人気の高い理由の1つとなっています。
ジムニー ブースト計 おすすめ:ジムニーにおすすめのブースト計・その2
Defi RacerGaugeターボ計
このブースト計は数多くの計器類を設計している日本精機株式会社から販売されているブースト計となっており、ブースト計や水温計など様々な種類の計器がシリーズ化されています。
Defi製のブースト計は、他社製品よりもサイズ展開とカラーバリエーションが豊富なことが特徴となっておりサイズは口径が52mmと60mm、カラーはブルー、レッド、ホワイトの中から選択する事が可能です。
取り付けに関しては、前述したOBDへ接続する方法では無くエンジンルームにあるインテークマニホールドやリサーキュレーションバルブなどと直接接続をし、別途で同封されているターボセンサーを経由してブースト計と接続を行うなど、少々手間と技術を必要としますが正確な過給圧が測定できるなど機能面が充実していることから、評価の高い商品となっています。
ちなみに、最新モデルであるJB64型や先代モデルであるJB23型ジムニーの場合にはエアコンのダクト内にブースト計を収納する内装カスタマイズが人気の様です。
ジムニー ブースト計 おすすめ:ジムニーにおすすめのブースト計・その3
AUTO GAUGE RSMシリーズ
このブースト計は、様々なメーカーへ計器をOEM供給しているオートガレージから販売されているブースト計となります。
RSMシリーズにはブースト計の他に水温計や吸気計、電圧計や油圧計など様々な計器が展開されており、それぞれ好みの計器を組み合わせて接続できる点が大きな特徴となっています。
他社製品のほとんどがkPs表記であるのに対してオートゲージ製のブースト計はBar表記である事も大きな特徴となっているため、より正確な過給圧を測定したいと考えている方におすすめのブースト計です。
ワーニング値と言われ、これ以上の過給圧は危険だと判断された場合には自動的に注意を促すライトが点灯する設計となっているため初心者の方など、どの領域までエンジンを回すことができるか不明な方でも安心して使用する事が可能となっています。
また、価格が約8,000円前後とブースト計としては安価な部類に入りコストパフォーマンスが高い事も評価の高さに繋がっているようです。
ジムニー ブースト計 おすすめ:まとめ
今回はブースト計の説明や使い方、ユーザーからの評価が高いおすすめの物の紹介などを中心に、ジムニーとブースト計について解説してきましたがブースト計は実際の過給圧力を目で確認することができ、エンジン性能を最大限発揮する効果やアクセルの増減を減らしエコドライブをサポートする計器である事が分かったと思います。
ブースト計の役割や使い方は、過給圧力の確認だけでは無くエンジンオイルの不足などに因ってエンジン自体に負荷が掛かっているなど故障を未然に防ぐと言った使い方もできるため、紹介してきたおすすめの物を参考にし、用途に応じた物を選ぶと良いでしょう。