オデッセイの排気量(cc)について調べてみました。
オデッセイは1994年の登場時は2200ccエンジンを採用しており、現在の5代目モデルまで様々な排気量のエンジンを搭載しています。
そのエンジン排気量の変遷や今後のフルモデルチェンジでのエンジン排気量についてまとめました。
オデッセイの排気量は2200ccから始まった
初代オデッセイのエンジンは2200ccのものでVTEC機構も搭載されておらず145馬力にとどまっていました。
モデル中期マイナーチェンジによって2300ccのVTECエンジンへ変更され、馬力と燃費が向上しています。
なお、マイナーチェンジでエンジンが変更されたのはこの初代のみで、それ以降のオデッセイではマイナーチェンジの際にエンジンのスペックの変化などは行われていません。
また、初代オデッセイにはプレステージという3000cc200馬力のV6エンジン搭載モデルも登場し、2代目オデッセイまで継続されました。
オデッセイ排気量は2300ccの二代目
99年に登場した日本仕様の二代目オデッセイは2300ccのエンジンを搭載し、主に排ガスのクリーン化の性能向上を受けています。
モデル後期には走行性能を重視したオデッセイアプソルートというモデルも追加されましたが、排気量は2300ccと3000ccが用意されています。
なおプレステージなどの3000ccエンジンは210馬力へと出力向上も行われました。
なお、北米仕様のオデッセイは大幅にサイズを拡大しており、V6・3500ccエンジンを搭載し205馬力を発生、日本にはラグレイトという名前で販売されました。
オデッセイ排気量は2400ccとなった三代目、四代目
2003年に登場した三代目オデッセイは全高を下げたスタイルへと変化し、エンジン排気量は2400ccとなり標準仕様は160馬力、アプソルートはプレミアムガソリン仕様のエンジンとなり200馬力を発生しています。
2008年に登場した四代目オデッセイも2400ccエンジンを搭載していましたが、標準仕様で173馬力へとパワーアップしており、アプソルートは206馬力となっています。
この時期にホンダ車は2500ccエンジンの製造を終了していることからオデッセイの排気量は2400ccでほぼ確定したと言えます。
一方二代目以降、北米仕様は3500ccから変わっていません。
オデッセイ排気量2000ccのハイブリッドとなった五代目
全高が大きくスライドドア車となった五代目オデッセイのガソリン車は2400ccエンジンですが先代モデルよりも燃費が大幅に向上しています。
また、アプソルートはレギュラーガソリン仕様となり190馬力になりましたが、燃費は五代目オデッセイのガソリン車で最も優れた14.0km/lとなっています。
のちに追加されたハイブリッドはオデッセイとしては初の2000ccエンジンを搭載していますが、主にエンジンは発電に使うもので、ハイブリッドシステムの最高出力は200馬力を超えるものとなっており、加速力などは3000cc車並みとされます。
オデッセイ排気量は1500ccか2000ccか|次世代オデッセイ
ホンダでは現在ターボエンジンへの置き換えでエンジンバリエーションの削減を行っており、C-RVなど2400ccエンジン車は同等の出力を持つ1500ccターボエンジンに置き換えられています。
そのため、次世代オデッセイの排気量が2400ccのままである可能性は低く、燃費に優れた1500ccターボエンジンか、現行オデッセイよりパワフルな2000ccターボエンジンへの切り替えが考えられます。
なおオデッセイハイブリッドは2000ccエンジンの可能性は高いですが、同一のハイブリッドシステムで1500ccエンジンを搭載した新型インサイトなどが登場しているため、コスト面で優れる1500ccハイブリッドとなる可能性もあります。
オデッセイ排気量は2000ccから3000ccと幅広い
オデッセイはハイブリッドの2000ccからプレステージのV6・3000cc、メインで販売されている2400ccと幅広い排気量バリエーションがあります。
今後のホンダのエンジンバリエーションから次世代はさらに大きな変化があることは確実で、2400cc以上の排気量のオデッセイは五代目モデルが最後となるでしょう。