オデッセイ3代目後期について調べてみました。
1994年から発売開始されたホンダのオデッセイ。
もう20年以上も経過するのですが、すでに5世代目に突入しています。
その中でも3世代目は、2003年からリリースされたのですが、低床プラットフォームの採用により、立体駐車場に入れることができるミニバンとして、多くのドライバーに驚きと感動を持って迎えられました。
オデッセイ3代目後期|前期と後期
この3代目モデルも正確に言うと、前期モデルと後期モデルがあります。
車高の低いモデルのために、ホンダファンでも、スポーツモデルから3代目オデッセイに乗り換える人もかなり増えたのです。
さらに後期モデルが発売されてからは、さらに人気が加速。
ミニバンとしてのステータスをさらに高めていくことになります。
では、どんな部分で進化が見られるのでしょうか?
ボディ全体が大きく変わったわけではありませんが、外観的には、いくつもの変更点があります。
特に前期モデルであるRB1より後期モデルRB2の方が、市場にて回っている数が少ないために、人気に拍車をかけています。
オデッセイ3代目後期|前期と後期の相違点
では、前期と後期では何が違うのでしょうか?
まずはフロントグリルはすぐに分かります。
横バーが3本から2本に変更されました。
フロントバンパーにおいては、開口部を横に大きく拡大させて、前方に回り込んでいた部分を控えめにしてメッキモールに変えています。
また、フォグランプが丸型から角型へ変更されたことで、少々精悍な顔付きになっています。
また、テールランプについても、大胆なデザイン変更がなされており、コンビネーションランプとリアゲートを1つにまとめたのデザインにしています。
そのおかげで、前期モデルでは、大人しい印象があったのですが、後期モデルは近未来的な印象を覚えるのです。
オデッセイ3代目後期|後期モデルがリリースされてから
その他にも、タイヤのインチサイズが17インチから純正アルミホイールの18インチに変更したり、細々した箇所の変更が数多く見受けられます。
そのおかげで、より洗練されたスタイリッシュな後期モデルが実現しています。
元々、セダン並みの高速安定走行を特徴として人気の出た3代目なのですが、後期モデルでは、一部の改良が施された上に、装備やグレード体系の変更も行われています。
また、2006年にはマイナーチェンジが行われフェイスリフトとアブソルートに18インチアルミホイールを採用するなどの仕様変更が行われたことが、さらなる人気を呼び起こしたのです。
オデッセイ3代目後期|グレードの見直し
後期は前期と比較して、リアのデザインやホイールの18インチアップと足回りの強化等が図られたことが、目立っていますが、グレードの見直しも大きな特徴と言えるでしょう。
初期モデルにあったBグレードをシンプルな装備にすることでリーズナブルな価格設定にすることで、廉価版をラインナップ。
Mグレードでは、特別仕様車であるエアロパッケージを追加。
さらにボディカラーは4色、インテリアカラー3色にしてユーザーの選択肢を増やしたのです。
外観的なデザイン変更だけだなく、豊富なバリエーションにしたことも、人気を加速させたと言えるでしょう。
オデッセイ3代目後期|後期モデルのチェンジはまだ続いた
しかし、ホンダの飽くなきチャレンジは、まだ続きました。
後期モデルは、さらに変更が加えられたのです。
Sグレードの再設定。
しかも、Sにエアロフォルムバンパー、サイドシルガーニッシュなどを装備してS・エアロパッケージを追加投入。
また、Mグレードでは、16インチアルミホイール、Lグレードは、リアカメラ付音声認識Honda・HDDナビゲーションシステムとプログレッシブコマンダー、アブソルートはコンフォートビューパッケージの装備品が付けられました。
この年には、Lをベースにした本革巻ATセレクトレバー仕様のL・Kパッケージや特別仕様車HDDナビ スペシャルエディション、エアロ HDDナビ スペシャルエディションを追加する等、短期間に矢継ぎ早に多くのグレードが出されたのです。
オデッセイ3代目後期|だからこそ、爆発的な人気になった後期モデル
2代目から3代目になった時点で、スポーティーなミニバンとして、人気を博したオデッセイ。
その勢いをさらに加速させるために、ホンダは後期モデルでも、強気の姿勢を貫きミニバンの地位を磐石なものにしたのです。
20数年も続くオデッセイの歴史の中でも、間違いなく大きなうねりを作り出した世代なのだと思うのです。
この勢いを新しいモデルでも、活かして欲しいファンが、まだまだいるはずです。