車には様々な機能が装備されています。
その機能に不具合が起こると、警告灯が点灯してドライバーに知らせてくれます。
警告灯が点灯したら、直ちにその箇所の不具合を治しましょう。
放置していい警告灯はありません。
車両の取扱説明書を確認して適切に対処しましょう。
オデッセイ VSAの警告灯|VSAとは
VSAとは、Vehicle Stability Assist 車両挙動安定化制御システムの略です。
ブレーキ時の車輪のロックを防ぐEBD(電子制御制動力配分システム)付きABS(4輪アンチロックブレーキシステム)、加速時の車輪空転を防ぐTCS(トラクションコントロールシステム)に、旋回時の横滑り抑制を加え、この3つの機能をトータルにコントロールするのがVSAです。
意味だけ知ると、かなり先進感のある機能で、いろいろ抑制してくれそうですが、あくまでもアクセル操作やブレーキ操作などを補助するだけのシステムなので、無茶な運転はしないようにしましょう。
オデッセイ VSAの警告灯|点灯の意味
黄色いランプの警告灯が点灯します。
パワーモードをONモードにすると数秒点灯はしますが、その後消灯します。
VSAが作動しているときは点滅します。
ヒルスタートアシスト、発進補助ブレーキ機能、ブレーキアシストシステム、VSAシステムのいずれかに不具合があった時に点灯します。
オデッセイ VSAの警告灯|点灯したら
運転中に黄色い警告灯が点灯した場合は、すぐにHONDA販売店で点検を受けてください、と説明書にも載っていますので、自分で何とかしようとは考えないでください。
コンピューターのプログラミングをリセットしたり、センサー異常の可能性も考えられます。
必ず、販売店で点検を受けましょう。
オデッセイ VSAの警告灯|OFFにしたら
VSAをOFFにすると点灯します。
また、パワーモードをONモードにすると数秒点灯した後、消灯します。
VSAをOFFにすると、横滑り防止機能、トラクションコントロールが作動しなくなります。
取扱説明書に記載されていますが、ぬかるみなどにはまった際などに、トラクションコントロールがスリップを検出して、エンジン出力を下げてしまいます。
それによって、脱出が難しくなることがあります。
ただ、タイヤを空転させることによって、かえって脱出しやすくなることもあります。
スリップしやすい上り坂などでも、OFFにしておいた方がいいこともあります。
路面状況などによって、ON/OFFを使い分けることもできますが、通常はONにしたままの方が安全に運転できそうです。
オデッセイ VSAの警告灯|VSAのOFFスイッチ
運転席の右側、エアコン吹き出し口の下にあります。
先に述べたように、OFFスイッチを押すことで作動しなくなる機能があります。
OFFの状態で事故を起こしてしまった場合、保険が下りなくなる可能性もあるので注意しましょう。
オデッセイ VSAの警告灯|まとめ
車両の横滑りや、車輪の空転など危険な状態を回避するために装備されているVSA。
様々な路面状況に対応して、私たちドライバーを事故から救ってくれるシステムです。
警告灯が点灯するということは、何かしらの異常が発生している証です。
点灯しているにも関わらず、そのままで走行すれば、大きな事故につながりかねません。
安全で快適なドライブを楽しむためにも、警告灯が点灯したら必ず点検を行いましょう。