オデッセイ3代目後期型について。
1994年、これまでにない新しいミニバンとして登場した「ホンダ・オデッセイ」。
その3代目は2003年10月から販売が開始され、2008年10月には後継の4代目へと引き継ぎました。
今回は、3代目ホンダ・オデッセイの後期型について概要を紹介します。
オデッセイ3代目後期型|特徴
新しいミニバンとして姿をあらわし大ヒットとなった初代ホンダ・オデッセイ。
そのコンセプトを引き継いだのが2代目オデッセイでしたが、3代目ではデザインが一新され、またも人気を博すこととなりました。
その一番の特徴は、低床・低重心・低車高という斬新なモデルです。
これによって、大都市圏に多い立体駐車場が利用可能になりました。
車高は低いが室内は広い
車高は低くなったものの室内は思ったよりも広く、3列シートも圧迫感なく快適に座ることができます。
ゆったりとした室内空間の広さとセダンのような走行性能の両立もオデッセイの基本理念となっています。
オデッセイ3代目後期型と前期型
低床・低重心・低車高というデザイン変更によって、3代目オデッセイはミニバンらしからぬ流線的なスタイルになりました。
3代目オデッセイにはこうした特徴がありますが、じつは3代目には前期型と後期型があります。
前期型と後期型
まず、2003年10月の販売開始から2006年4月までの販売分が前期型と呼ばれています。
これに対し、2006年4月におこなわれたマイナーチェンジから2008年10月までの販売分が後期型に分類されます。
このマイナーチェンジでは一体どのようなところが変わったのでしょうか。
以下では、3代目オデッセイの前期型と後期型の違いを説明していきます。
オデッセイ3代目後期型と前期型の違い
まず、エクステリアから見てみましょう。
フロント部分の細かな違いとしては、フロントグリルとフロントバンパーのデザインが変更されています。
リア部分の変更
リア部分については、見た目にも大きな変更がなされています。
リアコンビネーションランプのデザインが変更され、LEDが使われるようになりました。
また、「Odyssey」の車名ロゴがリアゲート中央に位置変更となり、リアバンパーには新たにリフレクターが追加されています。
さらに、ドアミラーは前期型がサブピラーに取り付けられていたのに対し、後期型ではドアパネル側に移設され、ドアミラーウィンカーが追加されました。
オデッセイ3代目(後期型・前期型)のエンジン
このように、外観については後期型でマイナーチェンジされ、よりスタイリッシュなデザインに変更されたことがわかります。
装備の違い
一方で、装備については前期型と後期型が大きな違いは見られません。
エアバッグ・横滑り防止装置・ブレーキアシストなどの安全装備、エアコンなどの内装装備やシートの形状、カーナビなどの設備にいたるまで、前期型と後期型でほぼ同様となっています。
エンジンはいずれも2.4リッター直4エンジンのK24A型を搭載しており、レギュラーガソリンの標準用は160馬力、プレミアムガソリンのアブソルート用は200馬力となっています。
オデッセイ3代目後期型のアブソルート
3代目オデッセイの後期型のグレードは、基本的に標準タイプ(B・M・L、特別仕様のエアロパッケージを含む)と、よりスポーティな走りを体感できるアブソルートの2つに区別されています。
標準タイプはCVT・FFと5AT・4WDの2種、アブソルートは5AT・・FF、5AT・4WDの2種となっています。
アブソルート
なかでも人気なのは高性能なアブソルートです。
プレミアムガソリンを使用するアブソルートはエンジンの馬力も標準タイプより格上で、走行性能や高級感ただよう内装もおすすめできます。
また、アブソルートの後期型では、純正アルミホイールの18インチが新たに採用されています。
オデッセイ3代目後期型の魅力
3代目オデッセイは販売当初からミニバンとしては走行性の評価が高く、さらに低床・低重心・低車高というスタイリッシュなデザインが受け入れられ、大人気となりました。
現在、オデッセイは5代目に突入していますが、3代目の中古車が安く手に入れられるようになってきたことから、コスパが良い中古車のなかでも依然人気があります。