ジムニーJB23のドライブレコーダーの取り付け方はどうしたらよいのでしょうか。
現在ジムニーJB23型と呼ばれる先代モデルに乗っている方の中には、ドライブレコーダーの取り付けを検討している方も多いのではないでしょうか。
ドライブレコーダーの取り付けは、配線方法の工夫や電源の確保を行うことができれば特別な知識が無くても簡単に取り付けることができるため、インターネットで安く商品を購入し業者に取り付けを依頼した場合に発生する工賃を大きく抑えることも可能となります。
そこで今回は、ドライブレコーダーの付け方や取り付ける際の注意点などを中心に、ジムニーJB23型とドライブレコーダーの取り付けについて解説していきます。
ジムニー JB23 ドライブレコーダー 取り付け:取り付ける位置はどこが良い?
ジムニーJB23型にドライブレコーダーを装着する場合、まずは取り付け位置の確認を行います。
ドライブレコーダーには、フロントガラスに設置できる物やダッシュボード上に設置できる物など、様々な種類の物が販売されているため好みに合った物を選ぶ事ができますが、一般的には撮影範囲が広くダッシュボードなどの映り込みが少ないフロントガラスに設置するタイプの物が主流となっています。
また、大半のドライバーは運転中の視野内にドライブレコーダーが入るのを嫌がる傾向にあり、特にジムニーJB23型の場合にはダッシュボードの奥行きが短くフロントガラスとのスペースが狭いことから、ドライブレコーダーを取り付ける場合は助手席寄りルームミラーの裏側が最適な位置と言えます。
ETC受信機やカーナビゲーションのフィルムアンテナが既に装着されているなど、既存設備の配置の関係から運転席寄りルームミラーの裏側へドライブレコーダーを設置しても構いませんが、視界移動が増え運転に支障が出る場合もありますので十分に注意する必要があります。
ジムニー JB23 ドライブレコーダー 取り付け:電源を確保する
ドライブレコーダーを設置する上で、必ず必要となるのが電源です。
電源の確保は取り付け位置を決めるのと平行して進めたい項目の1つですが、やり方がよく分からないと言う方も多いのではないでしょうか。
電源を確保する方法は様々ですが、シガーライターなどのアクセサリー電源から電気を分配する方法やヒューズBOXから直接電源を確保するという方法が一般的です。
ジムニーJB23型の室内ヒューズBOXは、スピードメーターより右側の下部に設置されておりドライブレコーダーの電源確保に適している場所は、5番ヒューズまたはCIGARに該当するヒューズとなっているため、ここから電源を確保すると良いでしょう。
電源を分配する場合には、ハーネスやカプラーと言った接続パーツを使用しますがこれらはカー用品店などで簡単に購入することができ、メーカーや車種に応じた物もありますので取り付けるドライブレコーダーや車種を確認した上で購入することをおすすめします。
また、据え置き型カーナビゲーションを設置している場合には、既に電源が分配されているケースが多くこれを利用して電源を確保する事も可能となっているため、それぞれ現在の車両の状況に応じて電源を確保すると良いでしょう。
ジムニー JB23 ドライブレコーダー 取り付け:配線はピラーに沿って下から上へ行う
取り付け位置の大まかな選定と電源の確保を行ったら、ドライブレコーダーから電源までの配線を行います。
予め配線経路となっている内張や電源を確保した場所の内張を外しておくと、作業をスムーズに行うことができます。
次に、ドライブレコーダーと電源をケーブルで接続して行きますがここでのポイントは下から上へと配線を行う事で、確保した電源からドライブレコーダーに向かってケーブルを這わせていく事がポイントとなります。
なぜこの方法ポイントになるのかと言うと、フロントガラス上部に設置したドライブレコーダーの場合、配線を隠すためピラーに沿ってケーブルを這わせていきますが、大抵の車種の場合、天井内に配線を通して行くには幾つかのピラーを外す必要があり、外す順番で最後になるのが天井に近い部分になるからです。
また、シガーソケットに直接はめ込み電源を確保するタイプのドライブレコーダーは、シガープラグが大きいため狭い隙間を通すのには適しておらず、レコーダーに接続するプラグの方が小さく隙間を通し易い事からこの手順でケーブルを這わせていくと言う事になります。
ジムニー JB23 ドライブレコーダー 取り付け:ドライブレコーダーはフロントだけではない
昨今のドライブレコーダーは、フロント部分の撮影だけでは無くリヤゲート部分にカメラを設置し、車両後方を録画できる物も販売されておりジムニーJB23型にも設置することが可能です。
後方を録画する為のレコーダーは、ルームミラーから後方確認を行う際に支障が無ければどの部分でも設置することが可能ですが、ジムニーJB23型の場合にはリヤゲートがフロントドアと同様にヒンジドアタイプとなっていますので、配線経路を考慮した場合ゲート上部の運転席寄りに設置する事が望ましいと言えます。
電源の確保はフロント部分にドライブレコーダーを設置した場合と同じく、ヒューズBOXから行います。
ヒューズBOXからリヤゲートに設置したドライブレコーダーへ向かってケーブルを這わせていきますが、ここからは2通りの配線方法が存在します。
Aピラー
フロントドア付近にある斜めのピラーを通し天井部分を経由して後部へケーブルを這わせていく方法、
スカッフプレート
床側面部分を通し後部スピーカーホールなどを経由して後部までケーブルを這わせる方法です。
どちらも、距離的に大きな差が無いため他の配線との兼ね合いで選ぶと良いでしょう。
最後にヒンジ部分に設置されている蛇腹状の配管へ電源ケーブルを通し、リヤゲートの内張を外しレコーダーとケーブルを接続すれば、リヤドライブレコーダーの設置は完了です。
ジムニー JB23 ドライブレコーダー 取り付け:ドライブレコーダーを設置する際の注意点
ドライブレコーダーは、万が一の事故時などに正確な情報を記録する優れた機器ですが取り付ける際には幾つか注意をしなければならない点が存在します。
取り付ける位置に注意するという点
ドライブレコーダーをフロントガラスに取り付ける場合、明確な保安基準が定められておりフロントガラス上部から20%以内の場所に装着しなければならないと言う規定があります。
つまりジムニーJB23型の場合には、ルームミラーの下部から約5cm下にあたる場所の範囲内にドライブレコーダーを納めなければならないと言う事です。
これ以下の位置に設置されている場合には、車検不適合と見なされ公道を走行することができなくなってしまいますので、設置する場合には注意する必要があります。
バッテリー上がりに注意をするという点
多機能型ドライブレコーダーの中には、駐車監視機能などが付いた上級グレードの物も販売されていますが、こちらはCIGARなどのアクセサリー電源では無く常に電気が流れている常時電源から電源を確保する必要があります。
駐車監視機能はごく微量の電力消費量ですが、例えるならばルームランプを点けたままの状態と変わり無く、長期間バッテリーの充電が行われない場合にはバッテリー上がりを起こしてしまう場合がありますので、定期的に走行などで充電を行う必要があるのです。
ジムニー JB23 ドライブレコーダー 取り付け:まとめ
今回は、ドライブレコーダーの付け方や取り付ける際の注意点などを中心に、ジムニーJB23型とドライブレコーダーの取り付けについて解説してきましたが、ジムニーJB23型の場合ダッシュボードの奥行きが短くフロントガラスとのスペースが狭いことから、フロントガラスに設置するタイプが最適であり助手席寄りルームミラーの裏側が最も適した設置場所である事が分かったと思います。
また、配線方法については電源からレコーダーに向かってケーブルを這わせていくことが効率よくキレイに配線していくポイントとなりますので、参考にすると良いでしょう。