プリウスの雪道走行でのモードの使い分けについて、トヨタのプリウスは、低燃費で走行可能である点が最大のセールスポイントの車になります。
ハイブリッドエンジンを制御するコンピューターシステムの進化により、運転初心者でも低燃費走行が可能になります。
しかし雪が積もる地域に住む人にとっては、燃費も重要ですが、駆動力を気にする方の方が多いのでないかと思います。
今回は、プリウスでの雪道走行について、各走行モードの必要性について書きたいと思います。
プリウスの雪道走行はモード切り替えで対応可能か?
筆者は、北海道在住でプリウス利用歴5年になります。
通勤のために、車移動が必要となるので、燃費性能の良い車が必要になり3代目プリウスを購入して利用しています。
北海道は場所にもよりますが、大体の場所が積雪します。
積雪量の多い地域では、1年間のうち三分の一の期間は路面に雪が積もる期間になります。
このため、積雪した路面を快適に走るため、四輪駆動の自動車を購入する人が積雪の無い地域に比べて多いです。
新型プリウスには、四輪駆動のモデルもありますが、3代目プリウスまでは、2WDのFF駆動のモデルしかありませんでした。
しかし筆者は走行モードの切り替えだけで、問題無くプリウスを利用できています。
プリウスの雪道走行に適切なモードとは何か?
プリウスには、ecoドライブモード、ノーマルモード、パワーモードの3種類の走行モードがあります。
ecoドライブモード、ノーマルモードは、車の動きだしから、時速40キロまでの走行をモーター駆動で走行するモードになります。
これら2つのモードは、時速40キロ以上にならなければ、エンジンが稼働しないので、運転初心者でも燃費を抑えた走行が可能なるモードです。
しかし、モーター駆動は、エンジン駆動に比べて動き出しのパワーが弱いのでアクセルをたくさん踏んでも、加速が弱いです。
このため雪道の走行となると、夏場の路面よりもパワーが必要になるパワーモードの走行が必要な場面がでてきます。
プリウスの雪道走行の走行モードの切り替えのタイミングは?
筆者はプリウスでの雪道走行では、走り始めにパワーモードを使い、速度が安定したタイミングでecoドライブモードかノーマルモードに切り替えるという走り方が、ベストだと思います。
雪道路面において最もやっかいな場所がアイスバーンと呼ばれる場所です。
アイスバーンは、交通量の多い道路で良く発生しており、圧雪された路面が凍り付き、非常に滑りやすくなった場所です。
アイスバーンは信号付近にできることが多いので、信号待ちして走り始めようとすると、滑って走れないなんてことが雪国では良く見られます。
走り出しのパワーが強い車だとアイスバーンであっても、滑り難いということがあり、雪国では四輪駆動車が好まれます。
プリウスの雪道走行の走行モードの切り替えで燃費は下がるか?
新型プリウスは、3代目プリウスのエンジンにさらなる改良を加えて最大熱効率40%を実現しました。
またシステムの小型軽量化と損失低減により、各段に燃費効率が向上しました。
これにより新型プリウスのEグレードは、40.8km/Lの燃費を実現しました。
しかしパワーモードは、動き出しの時に、エンジンを駆動させるので、モーターのみで動き出すecoドライブモード、ノーマルモードより、燃費を低下させます。
このため、パワーモードを利用する場面がある雪道走行では、燃費は確実に低下します。
なので、燃費効率を気にする方は、パワーモードを利用するのは走り始めだけにするのがオススメになります。
プリウスの雪道走行の走行モードの切り替え以外に燃費を下げる要因はあるのか?
雪国の冬は非常に気温が低下します。
フロントガラスが凍結して前方が見えなくなる場合があるので、運転時は常に車内暖房を入れておく必要があります。
モード切り替え以外で燃費を低下させる一番の要因は、暖房の利用が挙げられると思います。
筆者は毎日8キロの道のりを、プリウスで通勤していますが、夏場の燃費は20~25km/Lであるのに対して、冬場は16~20km/Lとなります。
走行モードの切り替えだけで、冬場の燃費だけが、これほど落ち込むとは思えません。
そして冬場の燃費低下は、プリウスだけに限った話ではありません。
他の車でも暖房の利用により燃費は低下します。
プリウスの雪道走行では初心者はモード切り替えしなくても良い
筆者が考えるプリウスでの冬道のベストな走り方は、走り始めをパワーモードとして速度が安定したら、ecoドライブモードにするという切り替え方になりますが、運転初心者は、そこまでの余裕が無いかと思いますので、そのような方は、モード切り替えをせずに、ecoドライブモードのみを利用してゆっくりとした運転を心がけることをおすすめします。