プリウス30系後期のヘッドライトバルブの交換について、プリウス30系前期タイプから一新した後期のヘッドライトですが、純正ハロゲンライトは黄色系であまり明るい感じはしません。
もっと白っぽい明るさを目指すためにはバルブの交換しかありませんが、プリウス30系に関してはいろいろな注意ポイントがあります。
今回はそんな交換ポイントや具体的なバルブ交換手順を詳しく解説します。
プリウス30系後期ヘッドライトバルブの交換手順1 エアクリーナー吸入口を引き出す
運転席側のみ、ボンネットを開けてもそのままでは手が入らないので、エアクリーナーの吸入口を引き出す必要があります。
手順としては、運転席側ヘッドライトの真上辺りにネジが1本ありますので、これを取り外します。
ラジエーターリザーバータンクのホースのステーを外します。
エアクリーナー吸入口は3つのボルトで留められていますので、左側と中央上のホースのすぐ隣と、その右側の三か所のボルトを外すと太い部分がスポッと抜けます。
しかし、全部が外れるわけではありません。
少しずらすことができるようになるので、ヘッドライトバルブまで手が入るようになるだけです。
プリウス30系後期ヘッドライトバルブの交換手順2 バルブを取り出して交換する
バルブに手が届くようになれば後は交換だけです。
助手席側はエアクリーナー吸入口はありませんので、この手順から始めます。
ソケットを取り出しバルブを交換しますが、ソケットはバルブ装着部分の下の緑色の部品の下あたりを押しながら取り出します。
取り出してバルブを交換したらもとに戻しますが、固い場合はかなり力が必要です。
真横から右回りにひねってケーブルが地面向きになるようにひねればしっかり止まります。
コツとしては、真横よりも少し上くらいからはめるるようにするとうまくはまります。
ケーブルの長さはギリギリなので慎重に作業します。
プリウス30系後期ヘッドライトバルブの交換方法|おすすめのバルブは
国内で、有名なメーカーのPIAAの製品で30系プリウスに適合しているロービームのバルブは、アストラルホワイト4600HW110とスーパーロングライフ4500HV110です。
アストラルホワイト4600HW110の特徴は、高効率で明るく寿命が短いことです。
スーパーロングライフ4500HV110は逆に寿命が長いですが、明るさは高効率より劣ります。同じメーカーでも2つのタイプのハロゲンバルブがあります。
このバルブに交換するなら、突然のバルブが切れに備えて予備バルブを常時準備しておく方が良いです。
スーパーロングライフ4500HV110はその名の通り寿命優先です。
PIAAの宣伝文句が、寿命2倍ですからかなりの自信の商品ですが、それは長寿命であることだけで、明るさは少しだけ劣ります。
でも純正ハロゲンバルブに比べれば、かなり明るくなりますし、車検にも対応しています。
プリウス30系後期ヘッドライトバルブの交換方法|ハロゲンバルブの明るさをとるか寿命をとるか?
プリウスオーナーなら知っているという方も多いですが、12V系の電圧が高めです。
ほとんどのハロゲンバルブは基本的設計として12Vを想定していますので、プリウスの高めの電圧は想定外です。
一部のプリウスオーナの間では14V以上の電圧がかかるともいわれているます。
その分流れる電流も高いので、輝度的には明るくなりますが、バルブの寿命は短くなります。
明るさをとるかバルブ寿命をとるか迷うところですし、交換するバルブも厳選する必要があります。
取扱説明書によるバルブの位置は①のあたりです。
プリウス30系後期ヘッドライトバルブの交換方法|ヘッドライトバルブの交換は比較的簡単な作業
ヘッドライトバルブ交換の作業は、概ね左右で30分というところです。
不確かなネット情報の中には、バンパーを外さないと交換できないというものもあるようですが、実際のところは外さなくてもできます。
慣れてくればもっと早くできる作業です。
プリウス30系後期ヘッドライトバルブの交換方法|自分でやってみることの楽しさ
取扱説明書にはディーラーでの交換を推奨しています。
しかし、取り換え手順も掲載しているところをみると、交換作業自体は難しくないし、危険もないということになります。
急に切れてしまうこともあるヘッドライトバルブですから、一度は自分で交換し、手順を知っておくのも大切なことです。
できるともっと楽しいプリウスライフになります。