オデッセイの車高を下げる方法はいくつかありますが、乗り心地の良さをキープしつつ、車高も下げる方法をご紹介します。
安全確実に専門業者に頼むのも良いでしょうが、今回は簡単な交換方法も合わせて解説しています。
オデッセイ 車高を下げる方法は3つ
車高を下げる方法は大きく3つです。
サスペンションのコイルだけを短くして、単純に車高を下げる方法と、サスペンション自体を車高調整できるものに交換する方法が比較的安価にできます。
もう一つがサスペンションの構造自体を変更するエアサスにする方法です。
エアサスとは、エアーで衝撃を吸収する構造です。
エアサスのメリットは車内からボタン操作で車高を変更できる点で、スペックによりますが、車高全下げから全上げまで早いと1秒未満、遅くても10秒くらいで変更できます。
調整幅はおおむね15cmくらいで、全下げだと地面に車体が着地するくらいにできますし、全上げ時にはノーマル車高にもできますので、駐車時に全下げにすれば、ホイール盗難防止にもなります。
オデッセイ 車高を下げる方法で一番安いのはダウンサス
ダウンスプリングとも言って、純正のサスペンションについてるバネ部分を交換する方法です。
サスペンションは段差を乗り越えた時の衝撃を受け止めてくれるものですが、ダウンサスは比較的安く、手軽に車高を下げる事ができます。
スプリング本体はおおむね1~3万円程度で販売されていますが、取り付け工賃も
2〜3万円くらいかかります。
このダウンサスで車高を下げる方法は安く済ませたい人には良いですが、こだわりが強い人にはあまりお勧めできません。
ダウンサスは全体的にダウン量が少ない上に、車高の調整が出来ません。
この2点はこだわりの強いオーナーにはなかなか受け入れがたいところです。
オデッセイ 車高を下げる方法で一番高価なのはエアサス交換
エアサスは好みの高さに車高が変えられる優れたパーツです。
段差によっては車高を高く変更することも可能ですし、低い車高で安定走行を狙うこともできます。
エアサスペンションとは、コイルの代わりにエアバックを装着する方法で、通常走行時の車高を基準にエア調整すれば、乗り心地は各段に良くなります。
この乗り心地が欲しいためにエアサスにするオーナーもいるほどです。
オデッセイ 車高を下げる方法で一番人気は車高調
車高調とは純正のサスペンション一式を交換する方法です。
ダウンサスではバネだけ交換でしたが、車高調は専用サスにバネも組まれた物です
車高調すれば、その名前の通り車高の調整が出来るようになります。
調整幅は、ノーマル車高から+20〜−60mmは許容範囲と考えてよいでしょう。
但し、価格は安くて6万円、高いと20万円超までと幅があります。
工賃はダウンサスより少し高くなり、3〜5万円程度と考えた方が良いです。
車高調にするのに掛かる料金はおおむね10〜25万円です。
ただし、消耗品の交換であるダウンサスに比べると車高調は長く使用できます。
ショックダンパーの衝撃吸収が弱くなったとしても2万円程で分解整備できます。
しかも、車高の調整は1mm単位で出来ます。
全長調整式の車高調は、タイヤを外してネジを回して車高を上下調整します。
オデッセイ 車高を下げるのはなぜ?
車高を下げる本来の理由は、車両の重心を下げて、コーナー安定性を高めることで、これが最大のメリットです。
空気抵抗を抑えダウンフォースを得ることで高速走行を安定化させることができますので、F1を代表とするレーシングカーはすべて車高が低く設計されています。
レーシングカーの走行するサーキットは路面が一般道と比べ物にならないくらい整備されているので車高を下げても衝撃吸収に問題ありません。
オデッセイ 車高を下げるとやっぱりかっこいい
レーシングカーの走るイメージはやはりかっこいいの一言です。
そのイメージを反映させているのが低い車高の車です。
一般的にスポーツカーも車高が低く設計されているのは、そのイメージを重視しているからです。