オデッセイ3列目シートの収納方法をご存知でしょうか。
1994年に初代モデルが発売されたオデッセイの特徴は3列目シートの床下収納です。
今回はこの3列目シート床下収納について、その方法などを詳しく紹介します。
オデッセイとは「長い冒険旅行」という意味で、ギリシャ神話のオデッセイユが語源です。
オデッセイ3列目シートの収納|手動タイプの収納方法
手動で3列目のシートを床下収納する方法は2ステップです。
特に力が必要なところはありませんが、両手で操作する必要はあります。
操作はリアゲート側からおこないます。
ヘッドレストを前に倒します。
3列目シートの背もたれのレバーを引いて前に倒し、座面の中央下部分にあるレバーを引きながら後ろに回転させる要領で引き上げると床下に収納できます。
リアゲートとの間に溝ができますが、収納した3列目シートの座面裏側に設置されているパネルを使えばカバーできます。
オデッセイ3列目シートの収納|電動タイプ収納方法
ホンダ・オデッセイの3代目「DBA-RB1/2」は、電動で3列目シートを床下に収納できます。
シートの収納も復元もスイッチ1つで操作は簡単です。
収納する前にヘッドレストを倒し、電動収納スイッチを押し続けるだけです。
オデッセイ3列目シートの収納|ラゲッジスペースを確保する方法
3列目シートを床下収納したあと、2列目のシートも倒せばより広いラゲッジスペースを確保することができます。
2列目のシートは座面が運転席側に跳ね上がり、背面が前に倒れる収納システムを採用しています。2列目シートは手動での操作ですが、特に難しいところはありません。
2列目と3列目の間に溝ができますが、そこに荷物を入れることもできますし、2列目のシート背中部分についているボードを倒せば、傾斜はできますがほぼフラットなラゲッジスペースができます。
新型オデッセイは2列目シートの背面が前に倒れるだけの設計に変更されています。
オデッセイ3列目シートの収納|収納時のラゲッジルームの広さ
オデッセイの3列目シートを床下収納し、2列目シートまで倒した時のラゲッジスペースの広さは、奥行190㎝高さ102㎝幅122㎝です。2列目も座れる状態にしても奥行は150㎝近く確保できます。
3列目も座れるレイアウト時では奥行き約38㎝ですが、3列目シートが入っていない分の深さが約25㎝確保できますので、少し大きめのバスケットならシートとリアゲートの間に挟む感じで固定できます。
オデッセイ3列目シートの収納|シートアレンジ
常時7~8人でオデッセイに乗るという方はレアケースで、通常は2列配置で使用する方がほとんどです。
3列目を床下収納すれば2列目の足元が広々ととることができます。
新型の7人乗りバージョンはオットマン付きですから、さながらファーストクラス並みのゆったり感で、ロングドライブのときなど2列目のシートでも十分快適に過ごせるうれしい空間設計です。
但し、従来のオデッセイは2列目シートの座面が跳ね上がる構造で収納できていましたが新型オデッセイでは採用されていません。
もしも車中泊を考えるなら、2列目シートを後ろ側にずらして、運転席を最大限リクライニングすれば、フラットというわけにはいきませんが横になって休むことは可能です。
オデッセイ3列目シートの収納|オデッセイを最大限に楽しむために
一般的に3列座席のあるタイプの車の3列目の格納方法は、床下収納、跳ね上げ式、前へ倒して収納、チップアップしてスライドするだけの4パターンに分けられます。
ラゲッジスペースの有効活用ならオデッセイで採用されている床下収納が一番便利です。
普段は4人乗りで大きな荷物も積めるラゲッジスペースを確保しつつ、仲間とのドライブなら3列目シートを作るというイメージです。
アウトドアの道具も楽々積めてみんな一緒に乗れるオデッセイは、今を楽しむことにアグレッシブな世代のニーズに応えています。