オデッセイのセカンドシート取り外しができることをご存知でしょうか。
当然ですが、セカンドシートを取外すと車検証の乗車定員と異なる座席になるため、車検時または変更時に構造変更申請が必要になります。
それでもリムジン仕様にしたいと思うオーナーは意外と多いものです。
今回はセカンドシートの外し方について紹介します。
オデッセイのセカンドシート取り外し手順|プラカバー編
まずフロアカーペットを外し、次にシートレールに付いているプラスチックカバーをはずします。
マイナスドライバーを使用し、先端をカバーの隙間に入れて浮かしながら外していく要領です。
この作業での注意点は、カバーの形状によってツメの位置が異なっている点です。
外すときに力をいれすぎると裏のツメを折ってしまうので慎重に作業を進めます。
オデッセイのセカンドシート取り外し手順|金具編
2列目のシートの脚にあるカバーを外し、出てきたボルトを外します。
全部で4つあります。
2列目をたたんだ状態で上に引き抜くと2列目が外れます。
シートに切り込みを入れてボルトを外します。
金具が取れたら、元あった場所にボルトをはめ直します。
同様に、3列目の前にあるフックの金具も取ります。
オデッセイのセカンドシート取り外し手順|シート編
いよいよシートを外します。
シートはレールごと持ち上げるように外します。
シートは大きい上にかなりの重量ですので1人だと大変な作業です。
テールからでないとシートを外に出せませんから複数人での作業をお勧めします。
また、運ぶ際に内装やリアバンパーを傷付けてしまわないよう細心の注意が必要です。
オデッセイのセカンドシート取り外し手順|注意点
シートを外した後の床面に盛り上がったマジックテープ止めの部品がありますが、かなり混みあった配線があるので、踏んだり切ったりしないよう注意が必要です。
セカンドシートを外して床面をフラットにしたい場合、この盛り上がった頂点が床面になります。
リアドアのスピーカーの中央部分程度が床面になるほどの高さです。
オデッセイのセカンドシート取り外し手順|リムジン仕様
セカンドシートを外すとかなり段差があるので、フラットにするための床面を作る必要があります。
床面を作るときサードシートを床に収納したときの高さも考慮すれば、フロントシート以外の床面をすべてフラットにできるようになるので車中泊もできるようになります。
後は床に好みのシートを両面テープで貼り付ければリムジン仕様の完成です。
中には上記の画像のように玄関のような靴脱ぎ用のステップを作り、靴箱まで作り込むツワモノもいます。
ここまでやれば完全なラグジュアリープライベート空間、まさにリムジンです。
その他、オーディオ重視のリムジンボード作成も良いですし、居住性重視のサイドボード作成という手もあります。
小さな子供が遊べる空間として使う方法もあります。
大型犬がくつろいで寝そべる姿もすてきです。
オデッセイのセカンドシート取り外し手順|空間をどう使うか
セカンドシートを取り外して確保した広い空間をどう使うかを考えるだけでも楽しくなります。
天井照明に凝ってナイトクルージングを楽しむのも良いです。
座り心地の良い床に直接座れるようにして、景色の良い場所でくつろげばまるで自室を外に持ち出したような解放感を味わえます。
愛車のカスタムはオーナーならではの楽しみですが、せっかくカスタマイズしても使いこなせないと喜びも半減です。
どんなシーンを演出したいのかを考えながら1つずつ夢を叶えるように愛車をカスタマイズするのは、時間もお金もかかりますが、上質な大人の遊びと言えます。
自分で作ったリムジンボードに寝転んで見る星空の美しさは格別です。