新型NBOXの不具合について新型特有の新たな不具合の情報や、不具合とまでは行かないがユーザーが実際に感じている不満や欠点などを中心に、新型NBOXの不具合について解説していきます。
新型NBOXの購入を検討しているけれども、先代である初代モデルは不具合が多く新型は大丈夫なのだろうかと気になっている方も多いのではないでしょうか。
フルモデルチェンジを行った事で、先代モデルで発生していた不具合は殆どのものが解消されていますが中には新型モデルで新たに発生している不具合もあるようです。
新型NBOXの不具合|新型NBOXとは?
NBOXは、2011年に初代モデルの販売が開始され使い勝手の良さや軽自動車ブームもあったことから、順調に販売台数を伸ばし2017年には待望のフルモデルチェンジを行った2代目新型NBOXの販売が開始されました。
日本国内に於ける四輪軽自動車販売台数は、3年連続で1位を記録し、現在では日本で最も販売台数多い四輪軽自動車でもあります。
この新型NBOXは、先代モデルで抱えていた大きな風切り音や足回りの錆びやすさ、給油口が開かない不具合やウェザーストリップの設計不良による雨漏りなど多くの不具合に対して改善処置が施されており、先代モデルで発生していた大きな不具合は殆どの物が解消されているため、2代目である新型NBOXを購入する際に先代モデルで発生していた不具合を気にする必要はありません。
新型NBOXの不具合|新型NBOX特有の不具合 その1
新型NBOXでは、先代モデルで発生していた多くの不具合に対して改善処置が施されているため、不具合はほぼ解消されていますが新型NBOX特有の新たな不具合も幾つか報告されています。
ここからは幾つかの例を紹介していきます。
1つ目の新型NBOX特有の不具合は、クルーズ・コントロールに関しての不具合です。
新型NBOXにはノーマルモデル・カスタムモデルの全てのグレードに「Honda SENSING」と呼ばれる先進型の安全装備が標準で搭載されていますが、この中の1つにACC(アダプティブ・クルーズ・コントロール)と言う機能があります。
これは、車両間隔を自動で認識し設定を行った速度で自動追従走行を行うクルーズ・コントロール機能ですが、システム上の不具合やミリ波レーダーを出す装置に不具合が起き誤検知を起こすことでクルーズ・コントロール機能が正常に作動しない、或いは設定が行えなくなる不具合が一部の車両で確認されています。
新型NBOXの不具合|新型NBOX特有の不具合 その2
2つ目の新型NBOX特有の不具合は、サイドアンダーミラーの不具合です。
新型NBOXをはじめとするホンダ車には、助手席のドアの内側に左リヤタイヤ部分など側面後方部分を確認する事のできる補助ミラーが設置されており、旧型NBOXの時代から大変重宝され評価の高い装備品となっていましたが、新型NBOXに搭載されたサイドアンダーミラーは角度調節の設計に不良があったため、左リヤタイヤ部分などの確認が殆ど行えないなどの不具合が発生しています。
これは、2017年9月に販売が開始された新型NBOXの初期ロッド車両に多く見られる不具合となっており、現在生産が行われている車両については角度調整が行われた対策品が装着されていますが、保守安全部品とは異なる補助的な部品となっているため対策品への無償は行われておらず、メーカーから正式な部品変更のアナウンスも行われていません。
そのため、初期ロッドの車両を新古車や中古車で購入する場合には注意が必要です。
新型NBOXの不具合|新型NBOX特有の不具合 その3
3つ目の新型NBOX特有の不具合は、電動スライドドアの誤検知による不具合です。
これは主に寒冷地など気温の低い地域で起こりやすい不具合となっており、気温の低い状態で電動スライドドアを使用すると、モーターの動きが鈍くなり電動スライドドアが正常に動作しなくなる不具合や、凍結によって挟み込み防止機能が誤検知を起こしてしまいドアが閉まらなくなるなどの不具合が発生しています。
また、これらの現象はスライドドアとピラー部分に設置してあるセンサー部に雪や異物が付着することでも、挟み込み防止機能が誤作動を起こしてしまう事があるため、これらの地域に住んでいる方は電動スライドドアのスイッチをオフ状態にし手動でドアの開閉を行っている方も居るようです。
メーカーとしても多数の事案を確認していますが、現状では対策は行われていません。
新型NBOXの不具合|不具合とまでは行かないが実際に耳にする不満や欠点
新型NBOXは初代モデルから改善処置を施し設計を見直しているため、初代モデルよりも不具合の少ない車となっていますが、ここでは不具合とまでは言えないが実際には不満があり調整を申し込んだ事例や欠点などユーザーの意見を紹介していきます。
最も多かった不満点は、車両そのものの軋みや歪みによる異音です。
新型NBOXはコストカットや燃費面の向上を考え車両の軽量化を進めてきましたが、溶接部分を減らしたことによって車両の歪み幅が増え軋みを伴う異音が多く発生しています。
シャシーや鉄板部分に遮音性の高い金属を使用して静粛性を高めていますが、返って車両が軋む異音が目立ってしまい不満を持つユーザーが多い様です。
次に多かった不満点は、部品の組み付け精度が低いという言う不満です。
ボンネットを閉めているのにも関わらず左右で7mm~10mm程チリが合っていないためエンジンルームへ水が浸入してしまう心配や、フロントドアとスライドドアのチリが合っておらず先代モデルの様に雨漏りを起こすのではないかと、ディーラーで調整を申し込むユーザーも多数見られました。
また、一部の製造ロッド車両ではアイドリング値が他のNBOXよりも高くなってしまう不具合や、納車から半年ほどでエンジン音が大きくなったなどエンジンに対する欠点を指摘するユーザーも多い様です。
新型NBOXの不具合|まとめ
今回は、新型NBOXの不具合について新型特有の新たな不具合の情報や、不具合とまでは行かないがユーザーが実際に感じている不満や欠点などを中心に、新型NBOXの不具合について解説してきましたが、先代モデルで発生していた風切り音や足回りなどの多くの不具合はフルモデルチェンジによって解消されているため、新型NBOXの購入を検討している場合にはこれらの不具合を心配する必要はありません。
しかしながら、新型NBOX特有の新たな不具合や製造ロッドによっては不具合とまでは言えないものの、組み付け精度が低い車両があるなどの問題も発生している事から、購入に対して不安がある場合には情報収集を行い販売員に相談すると良いでしょう。