NBOX シート下に収納できる?
昨今の軽自動車は、コストカットや居住空間を優先させた設計となっているため、収納スペースが減らされる傾向にあり、それはNBOXも例外ではありません。
そこで今回は、NBOXのシート下を生かした収納方法や注意点などを解説します。
NBOX シート下に収納できる?|シート下に収納ボックスがない
昨今の軽自動車はコストカットや居住性などを優先させた設計となっているため、グローブボックスなどの収納スペースが減らされる傾向にあります。
特にNBOXの場合には、ダイハツ・ウェイクやスズキ・ワゴンRなどに採用されているフロントシート下収納ボックスの設定がなく、ホンダから販売されているN-WGNのように、リアシート下の収納スペースも確保されていません。
その代わり、ハイルーフを生かした天井収納がディーラーオプションとして用意されていますが、座高の低い女性などは手が届かず使いづらいといった声も聞かれます。
NBOXには、なぜシート下に収納ボックスがないのでしょうか。
これは、コストカットのほか、シートタイルや燃料タンクのレイアウトが原因だといわれています。
室内を広く活用する目的で燃料タンクがフロントシート下部分に配置されているため、床が底上げされ、大型のシートを搭載できないことも理由のひとつでしょう。
NBOX シート下に収納できる?|運転席側の収納スペース
NBOXは、床とシートとの間に若干のスペースがあるため全く収納スペースを確保できない訳ではありません。
運転席側は燃料タンクによる凹凸が多く後部座席足元への通気孔もあるため、床置きではなくシート座面の裏側に伸縮性ネットなどを張り、軽い小物の収納スペースとして利用している方が多いようです。
また、車内音響設備を専門に扱う業者では、このスペースを活用して小型アンプや薄型サブウファーなど、床下のカスタムを受け付けていることもあるので、機器の設置を検討している場合には相談するとよいでしょう。
NBOX シート下に収納できる?|助手席側はA4サイズ以上の収納
運転席側とは違い、助手席側はA4サイズ以上の面積をシート下収納として活用することが可能です。
A4サイズと言われてもイメージが湧かないという方もいらっしゃると思いますが、サイズとしては縦297mm・横210mmとなります。
高さも150mm以上が確保されていますので、ティッシュボックスや室内用の雑巾など背の低い小物であれば、十分に収納スペースとして活用できるのです。
特にスーパースライドシート仕様車は、センターコンソール下のロアボックスがなくNBOXの中でも収納スペースが削られているグレードでもあるため、是非ともこの空間を有効活用しておきたいところです。
ベンチシート仕様やスロープ仕様でも収納スペースが増える事に変わりはありませんので、ぜひ活用してみてください。
NBOX シート下に収納できる?|100均一グッズが秀逸
NBOXの助手席シート下を収納スペースとして活用する場合、100円均一の収納トレイがおすすめです。
引き出すための取っ手も付いており、シート下の収納物を楽に取り出す事が可能で、様々なカラーバリエーションが販売されているため、室内やボディーのカラーに合わせた色を選べる点も魅力です。
また、麻や葦などで作られたバスケット型の小物入れもサイズ展開が豊富で、用途に合わせて収納ボックスとして利用しましょう。
バスケット型の小物入れは繊維質が強く、フロアマットとの摩擦抵抗が強いため、走行中に収納ボックスが動いてしまい物が散乱してしまうことを防止する役割も期待できます。
低コストで簡単にシート下の収納スペースを増やせるトレイやバスケットですが、設置方法によっては大事故に発展する可能性もあるため、次の項目では注意点を解説します。
NBOX シート下に収納できる?|注意点
便利なシート下収納ですが、しっかりとした対策を講じなければ大事故につながる恐れがあるため注意が必要です。
特に運転席の場合には、トレイやバスケットが運転中に移動しないよう、マジックテープなどでしっかりと固定しなければなりません。
固定を怠ると、収納トレイなどから物が落ちた場合に、ブレーキペダルと床の間に挟まれて、ブレーキをかけられず大事故に繋がる恐れがあります。
これは収納トレイなどに限らず、ある程度重みのある小型アンプや薄型サブウファーの場合でも事故防止の観点から、確実に固定を行いましょう。
助手席の場合には、直接的に事故に繋がる危険性はありませんが、収納ボックスを設置することで後部座席の足を伸ばすスペースが狭くなり、正しい乗車姿勢が保たれなくなる場合もあります。
乗車人数が多い場合には、収納トレイを取り外すなどの配慮をしましょう。
NBOX シート下に収納できる?|まとめ
今回は、NBOXのシート下を活かした収納方法や収納スペースを作った場合の注意点などを中心に解説しました。
少しでも収納スペースを増やしたいと、様々な工夫を凝らしているユーザーが多いようです。
限られたスペースを有効活用するシート下収納術ですが、確実に固定しないと、事故に繋がる恐れや、正しい乗車姿勢が保たれない場合もありますので注意してください。