NBOX ヒッチキャリア解説

NBOXにヒッチキャリアを装着すると、より多くの荷物を運ぶ事ができるため、キャンプなどでさらにNBOXを活躍させることができます。

そこで今回は、NBOXにヒッチキャリアを装着する方法や注意点、NBOXユーザーの評価が高いヒッチキャリアなどを、詳しく紹介します。

NBOX ヒッチキャリアとは？

ヒッチキャリアとは、自動車の外側に装着する「積載拡張器具」の事です。

車の天井部分に装着する器具をルーフキャリアと呼び、リヤバンパー部分に装着する器具をヒッチキャリアと呼んでいます。

主にアウトドアを行う自動車に装着される事が多く、キャンプ道具や自転車など、より多くの荷物を運搬する際に使用されています。

装着にあたって、特別な資格取得や許可証を届け出る必要はなく、規定の範囲以内であればどの車種でもヒッチキャリアを装着することが可能です。

また、ルーフキャリアのように高い場所へ荷物を積む必要がないため、NBOXの様なハイルーフ車には最適な拡張方法でしょう。

NBOX ヒッチキャリア解説｜取り付け方

ヒッチキャリアを装着するためには、事前に「ヒッチメンバー」と呼ばれる特別な器具を装着しなければなりません。

ヒッチメンバーは、ヨットなどをトレーラーで牽引する場合や、キャリアなどを接続する際に用いられる固定器具のことです。

大半のヒッチメンバーは車両に付いている既存のボルト部分を利用して器具を固定しますが、車種によってはシャシーへ新たに穴を開ける必要もあるため、事前に情報収集を行うと良いでしょう。

NBOXの場合には、ほとんどのグレードで穴開け加工は不要となり、既存のボルト部分を利用した取り付けとなります。

ヒッチメンバー自体は10kg程度のため、車載ジャッキなどで車体を持ち上げ、取り付けることも可能ですが、作業効率を考えるとリフトがあるガレージで行うほうが良いでしょう。

ヒッチメンバーを取り付けたら、中央部にある四角い穴の部分にヒッチキャリアの支柱部分を差し込み、ステーやボルトで固定を行えばキャリアの取り付けは完了です。

通常は、ブレーキランプなどが確実に後続車から確認できるよう、キャリア部分にランプユニットなどを設置しなければなりませんが、NBOXの場合には見やすい位置にランプユニットが配置されているため、特別ヒッチキャリアへ加工を行う必要はありません。

NBOX ヒッチキャリア解説｜注意点

ヒッチキャリアは、固定器具であるメンバー部分を取り付ければ簡単に装着を行うことができますが、設置する際は以下の点に注意が必要です。

車両の全幅を超えたサイズのキャリアを使用しない

全幅とは車両のミラー部分を除いた一番広い幅を指します。

NBOXの場合には初期型JF1/2型、新型JF3/4型で共に1,475mmとなっているため、このサイズ以下のヒッチキャリアを装着しなければいけません。

車両の最大積載量を超えない

最大積載量は、乗車している人の総重量と荷物の重量の合計です。

軽自動車は350kg以下と決められているため、ヒッチキャリアを装着した場合でも、この重量を守る必要があります。

ナンバープレートや灯火類が確実に確認できる

ナンバープレートや灯火類が確実に確認できることは、事故防止のために大切です。

必ずブレーキランプやウインカーなどが見えるように荷物を積み込みましょう。

また、NBOXの場合にはヒッチキャリアを装着すると、バンパー部分に設置してある反射板が見えなくなってしまう場合があります。

必ずキャリア部分にステッカーなどで反射板を設置するようにして下さい。

NBOX ヒッチキャリア解説｜おすすめ・その1

ここからはNBOXユーザーから実際に評価の高い物や、装着率が高いヒッチキャリアを紹介します。

1つ目は「Tools Island（ツールズ・アイランド） アルミ製ヒッチキャリアカーゴ」です。

様々な自動車器具や工具を販売している「Tools Island」から販売されているヒッチキャリアで、アルミを使った軽量設計となっています。

同社の鉄製ヒッチキャリアが約20kgである事に対して、こちらは11kgと圧倒的な軽さを実現しているため、脱着もスムーズに行うことが可能です。

本体部分は軽量なアルミ素材を使用していますが、強度に関わるフレーム部分にはスチール素材が採用されているため、軽さと耐久性を兼ね備えたキャリアとなっています。

また、軽自動車対応品ということで、横幅が1,210mmとコンパクト設計になっており、多数のNBOXユーザーが装着しているヒッチキャリアでもあります。

価格も約13,000円とヒッチキャリアとしては比較的に安いことも、高評価につながっています。

NBOX ヒッチキャリア解説｜おすすめ・その2

2つ目はアメリカで古くからカーゴキャリアを販売しているCURT社から販売されているヒッチキャリア「CM18145」です。

日本でもキャンピングカーカスタムショップなどを中心に取り扱いが行われており、インターネット通販でも正規輸入品を購入できます。

アメリカでは日本のように軽自動車というジャンルがないため、CURT社が製造するヒッチキャリアは大半の商品で横幅が1,530mm以上となっていますが、この商品は幅が1,200mmに設定されているため、NBOXにも対応したキャリアとなっています。

キャリア部分は鉄製パイプを組み合わせて作られているため、強い強度を持ち重量も約10kgと軽量設計。

残念ながら他社製品のように不使用時に折りたたむことができず、価格も約29,000円と少々高めですが、老舗ブランドのヒッチキャリアで安心感があるため、ユーザーの評価が高い商品です。

NBOX ヒッチキャリア解説｜まとめ

NBOXにヒッチキャリアを装着する方法や注意点、おすすめのヒッチキャリアを解説しました。

ヒッチメンバーと呼ばれるキャリアを固定する器具が設置されていれば、ヒッチキャリア自体は簡単に装着できることがお分かりいただけたかと思います。

特別に資格を取得する事や使用による許可証を届け出る必要もありません。

ただし、車両の全幅を超える物やブレーキランプユニットなどが隠れてしまう物は、道路交通違反となってしまうため、その点に十分に注意して装着しましょう。