NBOXの収納を自作したい、と考えている方もいるのではないでしょうか。
現在NBOXに乗っている方の中には、車内の収納力に不満があり自作をして収納スペースを確保したいと考えている方も多いと思います。
NBOXと言う車は、室内空間の広さが魅力ですが他車種と比べて収納スペースが圧倒的に少ないと言う弱点を持っているため、自作で収納を作る事ができれば使い勝手を向上させる事ができるかも知れません。
そこで今回は、NBOXの収納の工夫や自作で収納スペースを確保する方法などを中心に、NBOXと収納ついて解説していきます。
NBOX 収納 自作:収納用ボックスを自作する方法
NBOXの収納スペースを増やす場合、ラゲッジルームに収納ボックスや物を収納するための棚を設置することが最も手軽で簡単に収納スペースを増やす方法となります。
自作をする場合には様々な方法がありますが、ホームセンターなどで集成木材や1×4材などを購入し、ボックスや棚を作製するのがコストを抑えて収納スペースを作る方法です。
ホームセンターの場合、木材のカットサービスを行っている店舗が多い事から新たにのこぎりなどの大工道具を揃える必要はなく、カット時の誤差も無いため市販品の様な収納ボックスを簡単に自作することが可能となります。
木材を使用する理由は幾つかありますが、最大の理由は使用用途に合わせて自由にサイズを変更できると言う点にあります。
鉄製のパイプなどで収納棚を作る方法もありますが、重量が重く用途に合わせてサイズ変更などの加工を行いづらいと言うデメリットがあるため、木材の方が扱いやすいという事なのです。
また、扉や蓋を設置すれば、走行中に収納物が飛び出してしまう心配もなく収納ボックスの上に荷物を乗せることも可能となります。
NBOX 収納 自作:高いルーフ部分を活かした自作収納
NBOXの室内高はトヨタ・ノアや日産・セレナなどに代表されるミニバン車と同サイズの1,400mmを誇る構造となっているため、着座した場合でも頭部とルーフ部分の間に大きなスペースが生まれる設計となっています。
そのため、このデッドスペースを活かして収納スペースを作ることができるのです。
具体的な収納スペースの自作方法ですが、まずは以下のものを用意します。
- 車載用ハンガーバーや鉄製パイプ
- 荷崩れ防止用のネットや100円均一ショップなどで販売されているワイヤーネット
- 固定用の結束バンド
まずは、カー用品店やホームセンターなどで車内にスーツなどをぶら下げる事のできるハンガーバーや鉄製のパイプを購入します。
ハンガーバーは、NBOXの各乗降口上部にあるアシストグリップ部分を利用して設置を行うため、車両への特殊な加工や設備の取り外しなどは必要ありません。
このバーをフロントとリヤ部分のアシストグリップへ装着したら、荷崩れ防止用のネットやワイヤーネットなどをバーの間に設置し、落下しないよう結束バンドなどで固定を行えばルーフ部分を活かした自作収納は完成です。
ネット部分を外せば、スノーボードや釣竿などの運搬にも利用する事ができるため、汎用性の高い自作収納となることが特徴です。
NBOX 収納 自作:助手席側シート下を利用した自作収納
NBOXには他車種に搭載され好評を得ているフロントシート下収納ボックスの設定がされていませんが、助手席側シート下の床部分は広めに設計されているため収納スペースとして利用する事ができます。
サイズとしては縦300mm程・横210mm程となり高さも150mm以上が確保されていますので、車検証が2冊程収納できるスペースとなります。
この部分に、木材を使った自作のコンテナや100円均一ショップなどで販売されている書類を整理するためのトレイを設置すれば、簡単に収納スペースを増やす事が可能です。
この場合、コンテナやトレイの飛び出しを防止するためにマジックテープなどを使用し、フロアカーペットに固定をするなどの工夫を行うと良いでしょう。
また、麻や葦などで作られたバスケット型の小物入れもシート下の収納コンテナとして利用する事ができ、園芸用などのネットを取り付ければ走行中に物が散乱してしまうなどの事を防止するができます。
NBOX 収納 自作:アームレスト部分のスペースを利用した自作収納
NBOXには、各シート仕様の違いはあるもののフロントシートには必ずアームレストと呼ばれる肘掛けが装備されています。
このアームレストは、角度調整を行う事ができず一定の位置まで倒して使用しますが、この際アームレストとシート座面や床までの間に必ずデッドスペースが生まれます。
この部分に木材を加工して、自作のコンソールボックスを作製すれば収納スペースとして利用する事が可能です。
実はこの方法、NBOXに限らず様々な車種で行われている自作収納の方法となっており、据え置き型の肘掛けと収納ボックスを兼用した物など、様々な工夫が凝らされた物が自作品として作られています。
また、NBOXの場合にはウォークスルーが行えなくなってしまうものの、シフトノブ下部にある床の部分にセンターコンソールボックスを自作し収納を増やしているユーザーもいるため、シートアレンジの使用頻度や使い勝手に応じてボックスを作製すると良いでしょう。
NBOX 収納 自作:ラゲッジルームの床下を使った自作収納
NBOXのラゲッジルームには、車載ジャッキなどが収納されている床下収納部分が存在し、この部分を上手く活かす事で収納スペースとして利用する事が可能です。
この場合、他の自作収納方法とはことなり多くのグッズや道具を使用する必要は無く、丈夫な木材が1枚あれば簡単に自作収納を作る事ができます。
具体的な作製方法ですが、まずは床下に収納されている車載ジャッキなどが入ったボックスを取り外します。
NBOXには、スペアタイヤが搭載されていない事から車載ジャッキを常に載せておく必要は無く、車検不適合や検挙の対象となることもありません。
次に、取り出したボックスを木材に載せ型取りを行い、切り出して元の車載ジャッキなどが入ったボックス位置に戻せば自作収納ボード完成です。
実はこの収納ボード、車載アンプやウーファーユニットを固定して目隠し収納をするために用いられる自作収納方法で、ミニバン車などでもラゲッジルームを犠牲にすることなく収納する手段として多くの方が行っている自作収納となっています。
NBOX 収納 自作:まとめ
今回は、NBOXの収納の工夫や自作で収納スペースを確保する方法などを中心に、NBOXと収納ついて解説してきましたが、手軽なものから手の込んだものまで様々な自作収納方法があることが分かったと思います。
収納を自作するメリットは、用途に応じた物を自由に作る事ができるという点にあるため、紹介した例を参考にして、さらにNBOXの利便性を高めると良いでしょう。