NBOXのバッテリー上がりについて解説をします。
NBOXに乗っているとアイドリングストップ機能が効かなくなって不思議に思っていると、ある日突然バッテリー上がりによりエンジンが掛からなくなることがあります。
バッテリーは消耗品だということを理解しつつ、なぜバッテリー上がりが起きるのか原因と対処方法を知っておくと良いです。
NBOXのバッテリー上がりがなぜ起きたのか原因を知ろう
NBOXのバッテリー上がりは、軽自動車ならではのバッテリーサイズによりアイドリングストップ車だからといって、容量に限界があります。
また、車載バッテリーは鉛蓄電池が採用されているので、氷点下の環境では元々バッテリー性能が制限されてしまいがちです。
低温状態ほどバッテリー本来の性能を発揮出来ないために、弱くなっているバッテリーではエンジン始動が出来なくなる可能性があります。
ヘッドライトを点けたまま長時間離れたりしていないか確認した上で、アクセサリーを含めた電装品によるバッテリー上がりが無ければ、原因を探ることが優先です。
NBOXがバッテリー上がりを起こす前にアイドリングストップが効かなくなる
NBOXはアイドリングストップ車のために、信号待ちではエンジンが停止して再度アクセルを踏む時にエンジン始動を行う仕組みです。
ガソリン車のアイドリングストップを無くすことで、排ガス規制に対応するだけでなく燃費向上が出来るという省エネ化に向けた低燃費車標準仕様となっています。
しかし、電装品やエアコンを多用していると軽自動車ならではのバッテリーサイズと発電機のオルタネーターでは、走行距離が短く信号待ちが多い街乗り時にバッテリー残量が減りやすいです。
アイドリングストップが効かなくなってきたら、バッテリー点検を行うことでバッテリー上がりを未然に防げます。
NBOXがバッテリー上がり状態になったらジャンプスターターを試してみよう
NBOXに乗ろうとしてバッテリー上がり状態に陥っていたら、ジャンプスターターを試してエンジン始動を行うことになります。
身近な所に同じハイブリッド車を覗くガソリン車があれば、ブースターケーブルにて適切に繋いだ状態でエンジン始動を行えるわけです。
しかし、ジャンプスターターを行ったとしても、バッテリー上がりが改善されたわけではなく、郊外を30分以上走行しなければバッテリーへ十分な充電が行われません。
また、信号待ちでエンジンが停止すると再始動出来ないので、ECONボタンを押してECON解除を忘れずに行いアイドリングストップを起こさないようにしましょう。
NBOXのバッテリー上がりが起きたらオルタネーター故障か確認する
NBOXのバッテリー上がりが起きた時に、バッテリー残量が無くなっていることだけを考えがちですが、オルタネーターに故障が起きていないか確認する必要があります。
確認方法はシンプルで、エンジン始動させてアイドリングストップ機能をECON解除により止めたまま、アクセサリーや電装品を点灯させた状態でバッテリーのマイナス端子部分だけバッテリーから外します。
オルタネーターから発電出来ていれば、エンジンがストップすることなくリアルタイムにオルタネーターから発電している電気によりエンジンが動き続けるわけです。
エンジンが停止してしまったら、オルタネーター故障のためにバッテリーを新品交換してもバッテリー自体が充電されないために再度バッテリー上がりを起こします。
NBOXのバッテリーが上がりそうと感じたらECONオフで走ろう
NBOXのバッテリーが上がりそうと感じたら、ECONボタンを押してECON解除をし、30分以上郊外をドライブしてバッテリーを充電させると良いです。
ECON解除中はアイドリングストップが起きないので、信号待ち中であってもエンジン停止にはなりません。
常時エンジンが動いている状態のまま、高速走行を行うことでバッテリーが充電されるので、30分以上走行したらカーショップへ行き少しエンジンを冷ましてからバッテリーチェックを依頼すると良いです。
バッテリー交換が必要なほど劣化が進んでいれば、再度バッテリー上がりを起こす前に交換すれば安心できます。
NBOXのバッテリー上がりは日頃の点検で防げる
NBOXのバッテリー上がりは、鉛蓄電池の寿命が2~3年というタイミングを考慮して、日頃の点検により人為的なミス以外は防げます。
バッテリー液量確認と、メーター機器にバッテリー警告灯が点灯していないかという基本的な確認を行うだけでも十分です。
燃費向上も重要ですが、暫く乗車していない場合にはECON解除してバッテリーへ充電させるといった使い方をすると良いです。