今回の記事ではN-BOXの錆対策について紹介します。
使い勝手の良さとコンセプトが評判で人気のN-BOXですが、購入後それほど経っていないのに「錆がでた」という報告が散見されます。
いったいどんなところが錆びやすいのか?対策はどうしたらいい?そんな疑問を解決いたします。
NBOXの錆対策|どんなところが錆びやすいのか?その1
まずはN-BOXのどんなパーツから錆が発生しているかを見ていきましょう。
N-BOXのパーツの錆で最も報告が多いのが足回りのパーツ、特にナックルアーム部に頻発しています。
ナックルアームとは車の前輪を保持し、ステアリング(ハンドル)操作をタイヤに伝える役割を担っています。
N-BOXはこの部分が未塗装であり錆びやすいというのはユーザーの間ではよく知られています。
HONDAのスタンスとして、錆びても特に安全走行に支障がない場合はコストカットの理由で塗装をしていないからです。
N-BOXを手ごろな価格で販売するための戦略だったのかもしれません。
安全走行に問題はありませんが、どうしても気になる方はディーラーで相談してみるとよいでしょう。
NBOXの錆対策|どんなところが錆びやすいのか?その2
もっとも多いのは足回りの錆の報告ですが、ボディが錆びたという例もあります。
「今の時代にボディが錆びるの?」とか「それって飛び石が当たったんじゃないの?」と思われるかもしれませんが、インターネットサイトで紹介されている事例はバックミラー取り付け部の付け根です。
雨が降った後に赤茶けたシミがフロントドアをの下まで垂れるのだとか。
購入後10年以上たっているならまだしも、数年でこの状態は看過できませんね。
塗装のノリが悪い個体をつかんでしまったのかもしれません。
普段見えない足回りならまだしも、ボディが錆びるというのは気になることでしょう。
NBOXの錆対策|どんなところが錆びやすいのか?その3
これはN-BOXだけの錆というわけではありませんが、塩化カルシウムの影響も無視できません。
これから寒くなってきて雪が降るようになると、雪が多い地域では特に雪道の融雪剤で塩化カルシウムを散布することも多いと思います。
この塩化カルシウムですが、実は鉄にとって大敵なのです。
塩化カルシウムがボディの下回りに腐食したまま放置しているとどんどん錆が進んでいきます。
また海が近くにある環境で車を保管していると潮風によってボディが侵食され錆が出やすくなるのもご承知の通りです。
もちろんN-BOXに限った話ではありませんが、HONDA車は他の国産メーカーに比べて全体的に塗装が弱いとも言われていますから、他の車と比べると錆びやすいという印象になってしまうかもしれません。
NBOXの錆対策|足回りの錆
N-BOXに頻発している足回りの錆、特にナックルアームの錆対策について見ていきましょう。
このパーツが錆びて気になるのであればディーラーに持っていきましょう。
マイナーチェンジ後のN-BOXはナックルアーム錆対策がしっかりされており、ディーラーに「錆が酷くて気になる」と伝えると対策品と交換してもらえるようです。
また防錆塗装をしてしまうという手もあります。
カー用品店には車のシャーシに使える塗料が販売されているので施行してあげるとそれ以上の錆の進行を食い止めることができます。
自信がない方は板金屋さんに相談してみるのもよいでしょう。
対策とは言えないかもしれませんが、安全走行に問題ないなら気にしない!というワイルドなやり方もあります。
覗き込まなければ見えませんからね。
NBOXの錆対策|ボディの錆
ナックルアームの錆と違って見えないから見過ごす、なんてことができないのがボディの錆です。
せっかく買った車のボディが早々に錆びてしまったなんて許せません。また錆は放置しておくとどんどん侵食していくので大変です。
ボディの錆に関してはディーラーにクレームを入れるのが一番だと思います。
さすがに「安全走行に支障はありませんから問題ありません」とは言えないでしょう。
塩化カルシウムや塩害による錆を防ぐためにはこまめに下回りの洗浄を行うことです。
洗車する際にはしっかりとボディ下回りや足回りを流してあげましょう。
ガソリンスタンドに設置されている自動洗車機のほとんどには「ボディ下回り洗浄」というコースがありますからそれを利用するのもよいと思います。
雪が多い地域に住んでいる方や車を海の近くに保管する方は納車時にボディコーティングと下回りのコーティングをお忘れなく。
コーティングのありなしでボディの痛み方は全然違います。
NBOXの錆対策|錆対策について
今回はN-BOXで錆びやすい場所とその対策について紹介しました。
N-BOXに限らず車は鉄の集合体ですし、コストなどの制約上、錆が発生してしまうのはあるていど仕方がない事だとも言えます。
といっても仕方がない、では済ますことができないこともきっとあるでしょう。
すでに発生してしまった錆が気になる、という方はまずディーラーに相談してみましょう。
なにかしらの対策を提案してくれるはずです。
まだ錆が発生していないけどこれからが心配、という方は早めの対策をお勧めします。