ジムニーのチャイルドシートで新生児用はどんなものがあるのでしょうか。
現在ジムニーに乗っている方の中には、新たにお子さんが生まれた、或いは近々お子さんが生まれる為に新生児用のチャイルドシートを探していると言う方もいらっしゃるのではないでしょうか。
しかし、チャイルドシートの購入は初めてでどのような規格や種類の物があるのか、どのような物を選んだら良いのか分からないと言う方も少なくないはずです。
そこで今回は、チャイルドシートの規格や選び方、種類やジムニーへ装着する場合の注意点などを中心にジムニーとチャイルドシート新生児用について解説していきます。
ジムニー チャイルドシート 新生児:チャイルドシートの規格と選び方
まずは、チャイルドシートにはどのような規格があるのかを説明していきます。
チャイルドシートには主に2種類の規格があり、車両にあらかじめ装着されている既存のシートベルトを使用してシートを固定する物と、ISOFIXと呼ばれる車の座席にあらかじめ設置されている金具に直接チャイルドシートを固定する物の2種類に分類されます。
どちらのチャイルドシートも、価格によってシート部分の厚みやシェードの有無などが変わってきますが、基本的なチャイルドシートとしての機能や安全性は同じ物となります。
機能面や安全面で両者に大きな差はありませんが、シートベルト固定式の場合には脱着がやや複雑化されている。
ISOFIX式の場合にはワンタッチで簡単に脱着が行えるが価格はシートベルト固定型と比べてやや高めなどのメリット・デメリットがあるため、このどちらかで迷ってしまった場合にはチャイルドシートの脱着頻度やコストを比較して選ぶようにすると良いでしょう。
ジムニー チャイルドシート 新生児:チャイルドシートの種類
チャイルドシートの規格や選び方が分かった所で、次はチャイルドシートの種類について説明をしていきます。
チャイルドシートは主に3種類に分類され、後ろ向きや前向き固定が行える物、座面の回転機能などが付いた新生児用、シート座面は回転せず車両のシートを小型化した幼児用ジュニアシート、幼児用ジュニアシートから背もたれやヘッドレスト部分を取り除き座面部分となっている学童時用ブースターシートに分けられています。
新生児の場合、単独で座る事ができないことからベッドタイプの新生児用シートに乗せる必要があり、つかまり立ちなど徐々に単独で座る事ができるのに合わせて幼児用ジュニアシートへ切り替えていきます。
新生児用シートの中には、お子さんの成長に合わせて背もたれ部分やシート部分を脱着し、着用義務年齢である6歳時まで座り続ける事のできるシートも販売されていますが、パーツの脱着などが複雑化していることもあり、各年齢用チャイルドシート単体と比べるとシートサイズが大きく価格が高額になる点が難点です。
そのため、敢えて新生児用チャイルドシートと幼児用チャイルドシートを成長過程で分けて購入するユーザーが多い傾向にあります。
ジムニー チャイルドシート 新生児:ジムニーに装着できる新生児用チャイルドシート・その1
新生児用シートや幼児用シートなどチャイルドシートには種類がある事が分かった所で、ここからはジムニーに装着することが可能な新生児用シートを紹介していきます。
Combi クルムーブスマート ISOFIX
この新生児用チャイルドシートは、座面の向きを自由に変更することのできる回転式座面を採用しているシートとなっており、お子さんの成長に合わせてシートを外すことなく向きを変えられる事が特徴の新生児用チャイルドシートとなっています。
取り付け方法もISOFIX式となっているため、ジムニーの荷室を使用する必要がある場合など、リヤシートを倒さなければならないシチュエーションでも簡単に脱着することが可能です。
また、シートと車両床面を固定する為のサポートレッグが付いていますので後部座席の座面が小さいジムニーでも、安定してシートを設置することが可能となります。
ジムニー チャイルドシート 新生児:ジムニーに装着できる新生児用チャイルドシート・その2
アップリカ スムーブTS インファント カーシート
このシートは、前述したCombiと並びチャイルドシート大手メーカーとなるアップリカから販売されている、新生児用のチャイルドシートとなります。
こちらのシートは、シートベルト固定式を採用しており回転座面も非搭載となっているため、お子さんの成長に合わせてユーザーがシート向きなどを調節しなければなりませんが、その分、多機能型と比べて価格が抑えられているという特徴を持っています。
また、別売りのISOFIXアタッチメントを装着することで簡単にシートの脱着を行うことが可能となり、対応するベビーカーに直接シートごと乗せることも可能なゆりかご設計となっているため、拡張性が高いシートである事も1つの特徴です。
使用できる期間は、新生児から約12ヶ月と限定されるチャイルドシートですが、その分シート自体のサイズも小型化されているため、リヤシートのサイズが小さいジムニーに最適なチャイルドシートと言えます。
ジムニー チャイルドシート 新生児:ジムニーへチャイルドシートを装着する場合の注意点
ジムニーは3点式シートベルトを採用している他、ISOFIXに対応したシートが搭載されているため様々なチャイルドシートを設置することが可能ですが、装着する場合には幾つか注意しなければならないことがあります。
ジムニーは2ドア仕様という点
ジムニーは全てのモデルでフロントドアのみの2ドア仕様となっているため、リヤシートへのアクセスが良いとは言えないのが現状です。
そのため、お子さんをチャイルドシートに乗せる場合や降ろす場合などボディー側面部分に体が接触しケガをしてしまう恐れがあるため、特に新生児の場合には注意をしなければなりません。
緊急時の脱出が行いづらいという点
前述した通りジムニーは全てのモデルで2ドア仕様となっている関係から、万が一の緊急時にリヤドアを開けて後部席の人間を救出する事ができません。
そのため、緊急時には窓ガラスを割るなどの対応が必要となる場合がありますので、カー用品店などで道具を用意しておく必要があります。
チャイルドシートのサイズに注意しなければならないという点
ジムニーは現代のニーズ合わせた改良を行ってきましたが、新型モデルでもリヤシートをスライドさせることはできず、場合によっては購入したチャイルドシートを装着することができない事もあるため、シートを購入する場合には必ず細かいサイズを測ってから購入しなければなりません。
ジムニー チャイルドシート 新生児:まとめ
今回は、チャイルドシートの規格や選び方、種類やジムニーへ装着する場合の注意点などを中心にジムニーとチャイルドシート新生児用について解説してきましたが、チャイルドシートには装着方法の規格があり脱着の頻度や価格などで選び方が変わると言う事が分かったと思います。
また、新生児用のみのシートを選ぶのか長期的な使用も視野に入れてシートを選ぶのかという点でも選び方が変わってくるため、用途に合わせた物を選ぶこともポイントです。
基本的には市販されている大手メーカーの物であれば大半の製品を装着することができますが、シート構造の問題から一部のチャイルドシートは装着が行えない場合もありますので、事前に細かいサイズを測ると良いでしょう。