スペーシアのエンジンオイルのおすすめは、どのようなものなのでしょうか。
現在スペーシアを所有している方の中には、エンジンオイルの交換を検討しているけれども種類が多く、どの製品がおすすめなのかよく分からないという方も多いのではないでしょうか。
エンジンオイルは、車種のエンジンに応じた物を選ばなければならず、誤った物を選んでしまうとエンジンの故障や燃費の低下に繋がるため、交換する際は正しい知識を身につけておかなければなりません。
そこで今回は、エンジンオイルの種類や交換頻度の説明、スペーシアに使われている評価の高いエンジンオイルの紹介などを中心に、スペーシアとおすすめのエンジンオイルについて解説をしていきます。
目次
スペーシア エンジンオイル おすすめ:エンジンオイルの役割や種類
エンジンオイルは、エンジン内部の温度上昇を抑える効果やエンジンに使用されている部品同士の摩耗を抑える潤滑油としての大切な役割を担っています。
エンジンオイルが無くてもエンジンを動かすことは可能ですが、エンジン内部の温度上昇を抑えることができず最終的には動かすことができなくなってしまうため、適正なオイル量を保たなければ安全に車を走行させることはできません。
また、エンジンオイルには鉱物油、部分合成油、全合成油の3種類があり主な特徴としては
- 鉱物油:原油から不純物を取り除いたベースオイルで、価格は安いが耐久性や洗浄能力が低い
- 部分合成油:鉱物油に分子化した合成油を混ぜたベースオイルで、鉱物油よりも耐久性やエンジン保護性能は上だが、耐熱性が低い
- 全合成油:鉱物油を分子化して化学合成を行った高性能なオイルでエンジン保護能力や耐久性、環境対応性が高いオイルだが価格が高い
などの各特徴を持っています。
平たく言えば鉱物油は標準グレード、部分合成油は中級グレード、全合成油は上級グレードのオイルとなりグレードが上がるに連れて、性能や価格が高くなっていくと言う事になるのです。
スペーシア エンジンオイル おすすめ:交換頻度はどのくらい?
エンジンオイルは保護性能や耐久性などによって、様々な種類が存在する事が分かったと思いますが、交換はどのくらいの頻度で行えば良いのでしょうか。
これには様々な意見がありますが結論から先に言ってしまうと、走行距離7,000km前後または6ヶ月の早い方というサイクルでの交換が理想的です。
基本的にはメーカーが推奨している交換時期である、10,000kmでも問題はありませんが車の使用状況によっては、汚れの堆積が増え1度のオイル交換では全ての汚れを取り除くことができなくなります。
この場合、最終的にはエンジン内部を専用の機械で洗浄しなくてはならない恐れがあり、汚れが少ないうちに交換を行うことがエンジンの寿命を延ばすという意味でも望ましいという訳です。
また、エンジン内は完全な密封状態となっていないため、車を走行させていない場合でもオイルの酸化が進み劣化していきます。
劣化が進んだエンジンオイルは、潤滑性能が低下しエンジン内の部品に負荷がかかり、燃費の低下やエンジンの不具合を招いてしまう事から、汚れやエンジンノイズが増えてきた場合には、メーカーが推奨する交換時期の前であっても新しいオイルに交換する事が望ましいと言えるのです。
スペーシア エンジンオイル おすすめ:スペーシアにおすすめのエンジンオイル・その1
エンジンオイルの役割や交換頻度の目安が分かった所で、ここからはスペーシアにおすすめのオイルを紹介していきます。
Mobil Mobil 1 0W-20
このオイルは、世界的なオイルメーカーでもあるモービルから販売されているエンジンオイルで、高品質と高耐久性を兼ね備えた全化合油です。
スペーシアのエンジンオイルは0W-16~5W-30と幅広い粘度ものが推奨されていますが、こちらのオイルは2番目に粘度の低い0W-20となっており、主に街乗りが多く高速走行の頻度が少ない方におすすめのオイルとなります。
価格は少々高めですが、静粛性や耐久性が高く低燃費を維持する事ができ、ブランドの安心感から多くのユーザーに支持されているエンジンオイルとなります。
スペーシア エンジンオイル おすすめ:スペーシアにおすすめのエンジンオイル・その2
Castrol GTX ULTRACLEAN 0W-20
こちらのエンジンオイルは、カー用品店でも目にする機会が多いカストロールから販売が行われている、部分合成油のエンジンオイルとなります。
カストロール製のエンジンオイルは、高品質でありながらも低価格を実現しているところにあり、コストパフォーマンスの良さと他社製のオイルと比べてエンジン内の洗浄能力に長けているという事が特徴です。
オイル粘度も0W-20と街乗りや高速走行の使用に対応した低燃費オイルとなっているため、多くのスペーシアユーザーが使用しているエンジンオイルでもあります。
ただし、カストロール製エンジンオイルはエンジン内部の洗浄能力が高いが故に劣化速度が早く、他社製品と比べて汚れが目立ちやすいことも特徴となっていることから、短い期間でオイル交換を行う方におすすめのエンジンオイルとなります。
スペーシア エンジンオイル おすすめ:スペーシアにおすすめのエンジンオイル・その3
AQ SCOOP 0W-20
こちらのエンジンオイルは、大手カー用品店でもあるオートバックスから販売が行われているプライベートブランドのエンジンオイルとなります。
プライベートブランド商品と聞くと、商品のコストカットを行うため他社製品と比べると性能が劣ると言うイメージがありますが、こちらのエンジンオイルはオートバックスでも販売が行われている他社製のオイルをプライベートブランドとして販売している事から、品質に大きな問題はありません。
コストパフォーマンスも優れており、1Lあたり600円前後と他社製品と比べると半額程度で購入できる点も大きな魅力と言えます。
ベースオイルが鉱物油となっているため、劣化速度が速く走行距離が増えるほどオイルの性能が低下していくと言うデメリットがありますが、走行距離が多くこま目にオイル交換を行うスペーシアユーザーの方にはおすすめのエンジンオイルとなります。
スペーシア エンジンオイル おすすめ:まとめ
今回は、スペーシアとおすすめのエンジンオイルについて解説してきましたが、エンジンオイルはエンジン内部の温度上昇を抑え部品の摩耗を防ぐ大切な役割を担っており、グレードによって様々な種類が存在する事が分かったと思います。
基本的な交換頻度は、メーカーが推奨しているサイクルでも問題はありませんが、汚れの堆積を抑え燃費の低下を防ぐという点では、それよりも早い7,000km前後または6ヶ月ごとの交換が望ましいと言えます。
また、スペーシアの交換オイルとして使われているものは、走行する環境に応じて様々な種類のものが選ばれているため、エンジンオイル選びに困ってしまった場合には前述したおすすめのオイルを参考にすると良いでしょう。