スペーシアやそのカスタムの内装は安っぽいという声があります。
軽自動車のトールワゴン市場では圧倒的な強さを誇るホンダN-BOXを各社の車が追っている状況ですが、スペーシアもN-BOXをライバルとする車の1台です。
2017年末にモデルチェンジを行い、2代目となっているスペーシアですが一部ではスペーシアやスペーシアカスタムの内装に関して不満の声があるようです。
本記事では2代目スペーシアとスペーシアカスタム、その内装の評価などについて解説します。
目次
スペーシアカスタムの内装は安っぽい?|スズキスペーシアとは
まず簡単に2代目スペーシアについて解説します。
スペーシアは2017年末にモデルチェンジを行い2代目スペーシアとなりましたが、その4か月前にはN-BOXもモデルチェンジを行っており、スペーシアのモデルチェンジがN-BOXを強く意識したものであるのは間違いないでしょう。
軽トールワゴンの王者ホンダN-BOXを追うスズキスペーシアですが、その最大の武器は全車に搭載されたマイルドハイブリッドです。
このマイルドハイブリッドによりスペーシアは競合車を引き離す非常に高い燃費性能と軽快な走りを両立させています。
性能勝負ならN-BOXに負けていないと言われた初代スペーシアが販売で苦戦した大きな原因の1つがデザインの地味さ、押しの弱さと言われています。
それを受けて2代目スペーシアではアクティブな方向性を打ち出すべくスーツケースをモチーフとした個性的なデザインを内外装に取り入れました。
助手席のアッパーボックスがまさにスーツケースであったり、ドアノブに取っ手のようなデザインを採用したりとユニークな内装で競合車との差別化を図っています。
スペーシアカスタムの内装は安っぽい?|スペーシアカスタムについて
個性的なデザインを取り入れたスペーシアですが、スペーシアカスタムではそれをガラリと変えて更に尖らせています。
特にフロントフェイスは圧倒的な迫力がある大型メッキフロントグリルとLEDヘッドランプで強烈な存在感を出す事に成功しており、スペーシアカスタムの購入者の中には、このフロントフェイスが気に入ったから購入したという人も少なくないようです。
内装に関してはブラックとベージュの2色が選べる標準車に対し、スペーシアカスタムはブラックのみの内装で、本革のステアリングやシフトノブにレッドステッチが入れられていたり、インパネがメッキ加飾されていたりと高級感のある作りを目指しています。
スペーシアカスタムの内装は安っぽい?|スペーシアの内装の評価
ではスペーシアの標準車の内装に関する評価を見てみましょう。
インテリアカラーをベージュとブラックから選ぶ事が出来るのは良い。収納の多さは非常に助かる。他車とは違い蓋付きの収納が充実しており車外から丸見えにならない。
スーツケースをモチーフとした独創性あるインテリアが選択した決め手になりました。ダッシュボードやドアの内張りあたりにプラスチッキーなところがあり安っぽさを感じるところはありますが、値段を考えると妥当かなと思います。
軽自動車ですし、コスト制約も厳しいはずですから仕方ないところではあるとおもいますが、ドアトリムの薄っぺらさや、インパネの素材感をはじめとした安っぽさというのが出てしまっているところは否めないと思います。
安っぽいと言われがちですが、こんなものかなと。コストを削りつつオリジナリティーを出しているのは好感を持てます。
スーツケースのモチーフによるデザインや、収納の多さについては高い評価があるようです。
一方でやはり内装の安っぽさに対する否定的な評価が目立ちます。
コスト的に制限が多い軽自動車ですが燃費や走りの面では評価が高いだけに、内装への不満で点を落としてしまうのは残念です。
スペーシアカスタムの内装は安っぽい?|スペーシアカスタムの内装の評価
標準車に対して内装の高級感を高めているスペーシアカスタムの内装についての評価はどうでしょうか。
内装はピアノブラックで少しラメって非常に綺麗、でも勿論傷つきやすい。ダッシュボードは全面ガラスコーティングを推奨。トランクモチーフの内側のドアノブが開け閉めの時気持ちいい。
スポーティ感×上質感×ラグジュアリー感×高級感満載です。本革シフトノブも主要グレードには標準装備で素晴らしいし、レッドステッチを刺し色としつつスポーティ感が最高です。
シートに高級感があり、ステアリングとシートの赤のステッチにスポーツマインドをくすぐられる。ただ助手席のダッシュボードはスーツケースを意識したデザインがゆえに逆に上に物が置きづらくなってしまってるので、せっかくの大きな空間がもったいない。
マイナス点として各スイッチ類の照明が白くなくオレンジ色なのですこし安っぽいです。ここはマイナスです。エアコンの表示部分ももうちょい高級感が欲しい。
スペーシアカスタムでは標準車にあった内装の安っぽさに対する不満を見事に払拭した評価が多く、ピアノブラックのインパネや本革採用のシートやステアリングによる高級感への評価が高いです。
一方で不満点を挙げるなら他が高級感を増しただけにメーター、表示類に対しての安っぽさを感じてしまう人がいるようです。
スペーシアカスタムの内装は安っぽい?|まとめ
ここまでスペーシア及びスペーシアカスタムに関する内装に関する評価を中心に解説してきました。
軽自動車市場でN-BOXの背中を追うスペーシアは2代目へのモデルチェンジでデザイン性に大幅に手を加えスーツケースをモチーフにしたデザインを取り入れました。
スペーシアの新しいデザインはおおむね評価が高いですが、それでも内装の安っぽさに関しては少なくない不満があるようです。
一方標準車から高級感を高めたスペーシアカスタムは内装の安っぽさに対する不満を大幅に減らす事ができているようです。
スペーシアの内装の安っぽさに不満、不安を感じている人はスペーシアカスタムを見てみてはどうでしょうか。