スペーシアなのに軽じゃないナンバーをつけた車両を見かけたことはありませんか。
現在スペーシアを所有している方の中には、街中で軽じゃない白いナンバープレートのスペーシアを見かけたと言う方もいらっしゃるのではないでしょうか。
本来スペーシアは、軽自動車に分類されるためナンバープレートの色は黄色となりますが、実は白いナンバープレートをつけることも可能となっているため、概要を知りたいという方は多いはずです。
そこで今回は、なぜスペーシアに白いナンバープレートがついているのか、どの様にしたら白いナンバープレートをつけることができるのかなどを中心に、スペーシアと軽じゃないナンバープレートについて解説をしていきます。
目次
スペーシア 軽じゃない:なぜスペーシアに白いナンバープレートが付いているの?
スペーシアは人気車種であるため、様々な場所で目にする機会が多い車ですが昨今街中などでは、白ナンバープレートをつけたスペーシアを見かけたという方も多いのではないでしょうか。
本来軽自動車は、普通自動車との明確な判別を行うために黄色いナンバープレートが装着されますが、なぜ白いナンバープレートが付けられているのか疑問に思う方も多いと思います。
結論から先に言ってしまうと、軽自動車の区分や黄色いナンバープレートが廃止されたと言う訳では無く2019年に開催されるラグビーワールドカップや、2020年に開催される東京オリンピックを記念して特別に交付されるナンバープレートを付けているために、黄色以外のナンバープレートをつけたスペーシアが存在すると言う訳です。
この特別ナンバープレートは、軽自動車・事業用車・普通自動車などで色の区別が行われておらず、全ての車両区分で白いナンバープレートをベースとした物が交付されるため、軽自動車や路線バスなどであっても白いナンバープレートが交付されます。
スペーシア 軽じゃない:白いナンバープレートを付ける方法は?
スペーシアに白いナンバープレートをつけた車両が存在する理由は分かったと思いますが、具体的にはどの様な方法で付けることができるのでしょうか。
1997年以降、新車を購入する際には販売店で希望のナンバープレート番号を付ける事のできる制度が開始されましたが、これに加えて2017年4月以降は販売店などでも特別ナンバープレートの受付が開始されています。
新車を発注するタイミングや商談の過程で、希望ナンバープレート番号と同時に特別ナンバープレートか通常の黄色ナンバープレートを選択するかを提案されますので、今後スペーシアの購入を予定している場合には、覚えておくと良いでしょう。
ただし、現在のところ東京オリンピック記念特別ナンバープレートの申込み期限は決められていませんが、ラグビーワールドカップ記念特別ナンバープレートの申込みに関しては2019年11月までとなっており、申請期限が決められていますので注意をして下さい。
スペーシア 軽じゃない:新車以外でも白いナンバープレートは付けられる?
白いナンバープレートは、新車購入時に販売店などで手続きを行う事によってつけることができますが、新車以外の中古車や既に登録が行われている車両を変更することはできないのでしょうか。
結論から先に言ってしまうと、中古車や既に登録が行われている車両であっても白いナンバープレートをつけることは可能です。
方法としては主に2種類あり、インターネットによる申し込みとナンバープレートの交付を行っている各関係窓口での申し込みによって、現在の黄色いナンバープレートを白いナンバープレートに変更することが可能となります。
交換を行う際には、車検証やナンバープレート再交付・交換申請書などの書類が必要となりますので、予めコピーなどを取り用意をしておくと良いでしょう。
取り外した黄色いナンバープレートは、穴開けなどの無効化処理を行う事で持ち帰る事も可能となります。
スペーシア 軽じゃない:特別ナンバープレートに種類はあるの?
白いナンバープレートは、申請を行う事で既に登録済みの車両にも取り付ける事が可能ですが、特別ナンバープレートにはどの様な種類があるのでしょうか。
前述した通り、特別ナンバープレートはラグビーワールドカップや東京オリンピックなど主に2種類のタイプがあり、大会のテーマであるデザインをプレート全体に描いたタイプと大会のロゴマークをナンバープレートの右上に小さく描いたタイプの合計4種の柄から選択することが可能です。
ナンバープレート全体にデザインが描かれているタイプは、各種記念大会を応援した証として1,000円以上の寄付を行った場合に選択する事ができ、特に寄付を行わなかった場合にはナンバープレートの右上にロゴマークが小さく描かれたタイプを選択することが可能ですので、好みのタイプを選ぶと良いでしょう。
また、各自治体によっては車両登録を行う地域にゆかりのある風景やロゴマークの入ったご当地デザインナンバープレートの交付を行っている地域もありますので、こちらへ交換を行うことでも軽自動車ではないナンバープレートを付けることが可能です。
スペーシア 軽じゃない:白いナンバープレートに変更する際の注意点
スペーシアには、様々な種類の特別ナンバープレートを取り付ける事で、本来の黄色いナンバープレートから変更を行うことができますが、交換を行う場合には幾つか注意しなければならない点が存在します。
登録済みの番号は変えられない
現在、既に黄色いナンバープレートを装着している車両の場合には、既存の登録されている番号を用いて特別ナンバープレートに変更を行うため、交換の際に登録されている番号以外に変更することはできないのです。
登録されている番号を変更する場合には、新たに車検を受け直し車両の再登録を行わなければなりませんので注意をしてください。
字光式ナンバープレートには対応していない
特別ナンバープレートの各種は、全ての種類においてステンレス製のプレートのみ交付が行われており、通常の普通自動車や軽自動車などで採用されている字光式ナンバープレートの交付は行われていません。
また、既存の黄色い字光式ナンバープレートは、穴開けなどの無効化処理を行い再使用することができなくなりますので覚えておくとよいでしょう。
スペーシア 軽じゃない:まとめ
今回は、スペーシアと軽じゃないナンバープレートについて解説してきましたが、構造変更などを行う場合を除いた殆どのケースは、ラグビーワールドカップや東京オリンピック開催を記念した特別ナンバープレートをつけているために、黄色以外のナンバープレートになっている事が分かったと思います。
これらのナンバープレートは、新車登録時以外の中古車や登録済み車両でもインターネットや各種関係窓口で変更することができますので、興味がある方は変更手続きを行うとよいでしょう。
ただし、ナンバーの番号変更は行えないことや字光式ナンバープレートは交付されないなど、一部制限が行われる項目もありますので注意が必要です。