スペーシアに自転車を2台積み込みたいと思っているけれども、実際には可能なのだろうかと疑問に思っている方も多いのではないでしょうか。
2台積み込む事のできる自転車の種類や大きさを把握しておくと、利便性の高いスペーシアの使い勝手を更に向上させる事ができるため、ぜひ概要を把握しておきたい所です。
そこで今回は、スペーシアへ自転車を積み込む方法や実際に自転車を2台積み込む事ができるのかなどを中心に、スペーシアと自転車の積み込みについて解説していきます。
目次
スペーシア 自転車 2 台:スペーシアに自転車を積み込む方法
スペーシアに自転車を積み込みたいけれども、やり方がよく分からないと言う方もいらっしゃると思いますので、ここではスペーシアに自転車を積み込む方法について説明していきます。
まずは、自転車を積み込むためフロントシートの助手席を最前列までスライドさせておきます。
この際シートを前倒しにするなどのシートアレンジを行う必要はありませんが、リクライニングがリヤ方向に傾いていると自転車を積み込む際に障害物となる場合がありますので、極力少ないリクライニング位置に調整しておく必要があります。
次に、リヤシートをフロント方向へ最大限スライドさせ前方へイスを倒し、ラゲッジルームのフラット化と拡張を行ってください。
積み込む準備が完了したら、リヤゲートを開け自転車を積み込んでいきます。
通勤・通学用自転車など、ハンドル部分がやや上方向に曲がっているセミハンドルタイプのシティーサイクルと呼ばれる自転車の場合には、そのまま積み込んでしまうとルーフ部分にハンドルが引っかかってしまうため、左右のどちらかに自転車を傾けた状態で自転車を入れると、楽に積み込む事ができます。
前輪がフロントシート付近まで達したら、ハンドルを横向きにしてフロントシートとリヤシートの隙間スペースにタイヤを納めれば、自転車の積み込みは完了です。
スペーシア 自転車 2 台:大人用自転車は何台積み込める?
スペーシアはリヤシートのアレンジを行うことで、自転車を積み込めることは分かったと思いますが、実際には何台積み込む事ができるのでしょうか。
結論から先に言ってしまうと、一般的に通勤・通学などに使用されるシティーサイクルと呼ばれる自転車の場合には、26~27インチサイズの場合で1台を積み込むのが限界と言えます。
これは、自転車のタイヤサイズが関係しており一般的なシティーサイクルの前輪は直径が約70cm程あり、スペーシアの室内幅は最長部分で134.5cmとなっていることから前輪2本を横並びにして隙間スペースに納めることが物理的には困難となるためです。
ただし、22インチ以下の自転車の場合には全長が短く隙間スペースにタイヤを納めること無く積み込む事ができるため、大人用自転車1台、子供用自転車の合わせて2台分を積み込む事は可能となります。
スペーシア 自転車 2 台:子供用や折りたたみ自転車は何台積み込める?
子供用自転車の場合には、大人用シティーサイクルと比べてタイヤやフレームのサイズが小さいため、12インチ~22インチの物はハンドルを横にした状態でそれぞれ約2台~3台分をそのまま積み込む事が可能です。
ただし、補助輪やハンドル部分が長尺になっているものなど特殊な形状をしている自転車の場合には、積み込める台数が少なくなる場合もありますので注意をして下さい。
また、リヤシートを片側だけ倒した場合には自転車を積み込む横幅が確保できないため、子供用であっても1台が積み込みの限界となります。
ちなみに、一般的な大人用自転車と子供用自転車はタイヤやフレーム部分のサイズは異なるものの、横幅はおおむね54cm~56cmで統一されていますので参考にすると良いでしょう。
折りたたみ式小型自転車の場合、明確なインチ数を提示されている事が少ないため一概に言える訳ではありませんが、折りたたんだ場合の平均サイズは全長:85cm・全幅:50cmとなるため、スペーシアの場合には3台~4台分を積み込む事が可能となっていますが、これらはカゴ部分などの大きさが加味されていない車両本体のサイズとなっている事から、車種によって積み込む事のできる台数が上下するため、積み込みが可能な目安として覚えておくと良いでしょう。
スペーシア 自転車 2 台:ロードバイクは何台積み込める?
昨今では自転車でツーリングを楽しむ方が増え、フレームやタイヤの細いロードバイクやクロスバイクを使用する方も多くなりましたが、これらの自転車の場合には何台分を積み込む事ができるのでしょうか。
結論としては、多少の工夫が必要なもののスペーシアの場合には2台分のロードバイクやクロスバイクを積み込む事が可能です。
なぜ大人用シティーサイクルと同サイズの自転車であるにも関わらず、2台分を積めるのか疑問に思う方もいらっしゃると思いますが、これは自転車自体の構造が関係しています。
通常の大人用シティーサイクルは、フレームやタイヤなどが全て組み合わされた状態で販売されていますが、ロードバイクやクロスバイクの場合にはフレームやタイヤ部分などが独立して販売されているケースが多く、大半の車種で車輪の脱着が簡単に行える構造となっています。
そのため、スペーシアに積み込む場合には前輪部分を外してしまえば子供用自転車を積み込む場合と同じ要領で自転車を2台分積み込む事ができるという訳です。
スペーシア 自転車 2 台:自転車を積み込む場合の注意点
スペーシアは、シティーサイクルと子供用自転車の組み合わせや前輪を外したロードバイクなどを2台積み込む事が可能ですが、積載を行う際に注意しておきたい点が幾つか存在します。
積載後に必ず固定を行う
多くの自転車にはスタンドが取り付けられているため、荷室で自立させる事ができますが固定を行わないと、運搬中に自転車が倒れてしまいガラスが割れてしまうなどの危険があるため、積載後は必ず固定をしなければなりません。
固定用のベルトは、ホームセンターなどでも簡単に入手することができますので事故防止という観点から予め用意しておくと良いでしょう。
バンパー部分に傷が付きやすい
スペーシアは、荷室開口地上高が51cmとリヤバンパーの位置が低くなっている事から自転車を簡単に積み込む事ができますが、その反面ペダルやチェーンがバンパーと接触しやすい構造となっているため不用意な接触に注意する必要があります。
販売店ではオプションとして、バンパーカバー付きラゲッジマットや自転車固定用のベルトなどがセットになった自転車積み込みオプションが販売されており、バスタオルや毛布でもバンパー部分を保護することが可能ですので、必要に応じて導入をすると良いでしょう。
スペーシア 自転車 2 台:まとめ
今回は、スペーシアへ自転車を積み込む方法や実際に自転車を2台積み込む事ができるのかなどを中心に、スペーシアと自転車の積み込みについて解説していきましたが、後部座席のシートアレンジを行うことで簡単に自転車を積み込めることが分かったと思います。
また、自転車の種類や組み合わせ、車輪の脱着など工夫次第では2台の自転車を積み込む事も可能となっているため、スペーシアの使い勝手を向上させる上で参考にすると良いでしょう。