オデッセイとステップワゴンの乗り心地を調べてみました。
オデッセイとステップワゴンといえば、2つともホンダを代表するミニバンです。
オデッセイは、3ナンバーの高級感漂う上級グレードのミニバン。
ステップワゴンは、5ナンバーの庶民派ミニバンでありながらも色々なフィールドで楽しめるミニバンとして人気があります。
オデッセイとステップワゴンの乗り心地|オデッセイ
この両者で話題になるのが乗り心地ですが、実際にはどうなのでしょうか?
オデッセイは、ホンダの上級ミニバンに位置付けられいますが、剛性感のある足周りが路面からの凹凸を確実に捉えて横揺れの少ない快適な走行ができます。
2,900mmとホイールベースが長いことも安定性に寄与していますが、高い剛性感も持つ低重心ボディもより高い安定性の大きな要因となっており、オデッセイの乗り心地の良さを最大限に引き出しています。
また、3列目シートも、足元らかなりの空間が生まれており厚みのあるシートは高い質感も作り出しているので、快適な居住性も保っています。
オデッセイとステップワゴンの乗り心地|ステップワゴン
一方のステップワゴンのですが、オデッセイと同じように、サイドウォールに厚みのある偏平率が高いインチサイズのタイヤを履かせており、安定した走行性と乗り心地を両立させた完成度の高いミニバンに仕上がっています。
全席とも、シートの形状やさわった感触にも徹底したこだわりが、設計の随所に見られるのですが、長い運転でも疲れず快適な乗り心地が好評なのです。
特に7名乗りの仕様では、肘掛け付2列目シートをセッティング。
静粛性の高いターボエンジンを採用しており、快適な走りを実現しつつ、豪華なキャビン空間も楽しめます。
オデッセイとステップワゴンの乗り心地|低重心
オデッセイにしてもステップワゴンにしても、高いレベルでの乗り心地のクオリティを実現していますが、両者に共通している点は低重心を実現している低床プラットフォームにあります。
オデッセイでは、すでに3代目から取り入れられたものですが、まるで動く床の上に座っているような感覚を覚えてしまいます。
ステップワゴンでは、3、4代目からで長距離ドライブをしていてもカーブや山道でも不安感がなく、左右に揺らされる感覚も少ないことから、派手な高級車のイメージはないものの、ファミリー層からも高い指示を受けているのだと思います。
オデッセイとステップワゴンの乗り心地|オデッセイのアブソルートEXは?
乗り心地では、オデッセイもステップワゴンも、とても安定してストレスのないドライブが楽しめそうです。
ただ、グレードによっては乗り心地をある程度犠牲にしなければならないこともあります。
特にオデッセイのアブソルートEXが、乗り心地については、多くの人から辛い評価を集めています。
その理由は、タイヤのインチサイズをアップさせているからです。
16~17インチのホイールから18インチアルミホイールへ標準装備としています。
そのために、走行性能はより安定して速く走れるようになったのですが、路面の凹凸の吸収性が低くなり、乗り心地を悪くさせているとの感想なのです。
オデッセイとステップワゴンの乗り心地|乗り心地と安定性の両立
アブソルートEXのようなケースの場合、ショックアブソーバーやサスペンションの見直しで乗り心地は、かなり改善させるはずです。
それでも、オデッセイとステップワゴンの大きな動きの中では、特異なケースだと理解していても問題はありません。
大事なことは、いかに乗り心地が良くて安定性も確保されている車を選ぶかということです。
そのような意味では、オデッセイもステップワゴンも、2つの条件をクリアしているのですから、後はどちらの車を選ぶかそれだけです。
しかし、ステップワゴンもオデッセイも、環境的にバランスの取れたミニバンが故に、選択するのにかなり悩んでしまいそうです。
オデッセイとステップワゴンの乗り心地|選択基準
「オデッセイ、ステップワゴンのどちらにしようか?」と実際に購入検討する時にかなりの迷いが生じてくるのではないでしょうか?
旅行や実家への帰省、キャンプ等のアウトドアにはオデッセイ、日常生活の中でステップワゴン。
そんなイメージを持ってる方も多いようですが、決してこんな選択基準が正しい訳ではありません。
車を選ぶ基準は人それぞれなので、自分の価値観で選ぶことが大切です。