ジムニーJA12の故障とはどのようなものがあるのでしょうか。
ジムニーには、そのモデルによっていろいろな故障事例があります。
ジムニーJA12の場合、最も多いのがエンジンルームの異音です。
今回は、ジムニー12の異音による故障についてお話します。
対策や費用などもご参照ください。
ジムニーJA12の故障に多いエンジンルーム
ジムニーJA12の故障で最も多いのがエンジンルームから発生する異音です。
ジムニーJA12は、F6A型のエンジンを搭載しているのですが、これがこの故障の原因となっています。
異音は、ISCソレノイドバルブという部品から発生します。
こちらのスプリングが正常に働かないことが多いという不具合が頻発し、これが異音を起こします。
完全に異音をなくしたい場合は、ソレノイドバルブ自体を交換しないといけないのですが、交換費用として1万円程度かかります。
ただ、機能的に悪いとか、不具合があるというわけではないので、異音の程度が酷くなければ、乗り続けていても走りや安全性に問題があるわけではありません。
ジムニーJA12の故障:ターボエンジン
ジムニーJA12は、一部ターボエンジンの故障が見られることがあります。
ターボエンジンは、定期的に点検が必要になるのですが、これを忘れていると加速が衰えてきます。
エンジンオイルが劣化したまま走っていると、どんどん加速スピードが落ちて、アクセルを踏んでもなかなか走り出さなかったり、高速道路で高速が出ないことなどがあります。
これはタービンへのオイル循環に不具合が出ているからだと考えられます。
タービン交換になると、20万円ほどの費用がかかります。
もしオーバーホールで修理が可能なら、数万円で修理できることもあります。
ジムニーJA12の故障:エアコンコンプレッサ
エアコンコンプレッサーは経年劣化するので、ジムニーJA12のような古い型の車は特に故障しやすいです。
エアコンを使えなくなってしまったり、エアコンを切っているのに、温かい空気が出てくることなどもあります。
これは経年劣化なので、どうしようもないのですが、修理か乗り換えかしか方法がありません。
エアコンコンプレッサーの修理費用としては、だいたい10万円程度です。
モデルが古いほど費用が高くなるので、JA12も費用はかさみます。
平均的な10万円以上かかることもあるので、場合によってはそのまま走り続けるか、次の車まで我慢するというのが実際のようです。
ジムニーJA12の故障:セルモーターの異常
ジムニーJA12で比較的多いのが、セルモーターの異常です。
急にセルが回らなくなるということが多く起こっています。
これは、キーボックス側面の接触が上手くいかなくなっていたり、感知が鈍くなっていることが原因です。
これも古い車に起こりがちな不具合です。
現在のキーのように感知がよくないので、少しのことで不良がおこります。
また、コードの故障になっている場合は、セルモーターを変えないと動ないということもあります。
こうなると7万円程度修理に必要となります。
ただ、古い車は何度かセルを回していると動き出したりするので、だましだまし乗っているという方も少なくありません。
ジムニーJA12の故障:エキゾーストマニホールド
ジムニーの排気系トラブルとして数多くの事例があるのが、エキゾーストマニホールドの故障です。
具体的には、エキゾーストマニホールドのひび割れと排気漏れです。
ジムニーJA12は、馬力のある車ですが、加速がいまいちと感じられるようになってきたら、エキゾーストマニホールドというエンジンの部品が劣化している可能性があります。
加速が急に悪くなるので、走っていると気が付くようになります。
エキゾーストマニホールドは部品代と交換費用で3万円程度になります。
こちらも、走行そのものには支障ないですが、長距離走り続けていると、どんどん燃費も悪くなるので、放置しないほうがいいとされています。
ジムニーJA12の故障のとき修理はどうすればいい?
ジムニーJA12の修理は、まずは専門の業者でお見積もりをしてもらいましょう。
古いモデルですので、取り扱い自体を拒否されることもあるので、しっかりお見積もりをとって良い業者にお願いするのが良いです。
最近は、整備や修理のお見積もりを何社か同時に出せるサイトなどもありますので、是非安くて安心できるところを探して依頼しましょう。