ハリアーのオイル交換料金はどうなっているでしょうか。
自動車にとっての血液でもある各オイル類。
汚れたままだと人間の体と同様に様々な悪影響が出てくる場合があります。
単にオイル交換と言っても、交換する箇所はエンジンだけではありません。
ハリアーのようにターボ車やハイブリッド車など種類が多数ある場合、それぞれに合ったオイルを選ばなければなりません。
今回は60系ハリアーを中心にオイル交換の料金や交換時期、ディーラーなどの販売店とカー用品店とのオイル交換について調べてみました。
ハリアーのオイル交換料金|ディーラーでのエンジンオイル交換
60系ハリアーにはターボ車・ガソリン車・ハイブリッド車の3種類が設定されており、それぞれエンジンオイルの量が異なっています。
また、エンジンオイル交換のついでに、オイルを浄化するエレメントと呼ばれるフィルターを交換する場合があります。
その場合、エレメントがオイルを吸い上げるため、普段よりも多めにエンジンオイルを注入しなければなりません。
エンジンオイルの量はどのくらい?
具体的な量はターボ車が4.7~4.9L、ガソリン車が3.9~4.2リットル、ハイブリッド車が4.0~4.4リットルとなっています。
一般的な2,500~3,000ccのガソリン車が4~5L、ターボ車では5~6Lとなるので60系ハリアーの場合、標準的な量といっていいようです。
ディーラーでの交換料金は約1万円が相場
ディーラーでトヨタ純正オイルを入れる場合、純正オイルの粘度やグレードによって価格が変わってきます。
概ね値段は1L/1,700~2,000円位がディーラーでの交換料金となります。
これに純正エレメントも交換する場合は、さらに約2,000円程掛かるため、標準料金としては1万円前後が相場となります。
車検や定期点検時にオイル交換を同時に依頼すると、この料金よりも安くなる場合がありますので、相談してみると良いと思います。
エンジンオイルの交換時期はどのくらい?
交換時期は、エンジン内に汚れを溜め込まないという観点から、約5,000~10,000キロを目安に交換する事をオススメします。
ハリアーのオイル交換料金|ディーラーでのブレーキフルード交換
ブレーキフルードとは?
オイル交換はエンジンオイルだけではありません。
車の車輪を止める為に必要なブレーキの動作にもオイルが使われています。
このオイルは一般にブレーキフルードと呼ばれます。
エンジンオイルの様に頻繁に替える事はあまりありません。
交換量もエンジンオイルと比べて非常に少ない量となっている事が特徴です。
ブレーキフルードの交換時期はどのくらい?
あまり交換する事が無いと言っても、汚れや傷みが発生しているとブレーキの効きが悪くなります。
少なくとも車検や定期点検時には、交換を依頼する事をオススメします。
オイル交換量はハリアーの場合約1Lで済みます。
ディーラーでの交換料金は約3,000円から4,000円くらい
交換量は少ないのですが、エンジンオイルと違い、オイルが通る管を真空状態にするなどの作業があるため、別途工賃が掛かる場合が多いようです。
ハリアーの場合、1Lのオイルと工賃を合わせて約3,000~4,000円程度の交換料金が掛かります。
ハリアーのオイル交換料金|ディーラーでのトランスミッションオイル交換
トランスミッションオイルって?
トランスミッションオイルは、オートマチック車のギヤチェンジなどを円滑に行う為のオイルで、ATFなどと呼ばれる事が多いオイルです。
トランスミッションオイルの交換時期は?
こちらのオイルはブレーキオイルよりもさらに交換時期の長いオイルです。
説明書などでは約10万キロは交換の必要が無いと記載されている事が多いです。
約10万キロと言うと、車を所有している間に一度交換をするかしないかという距離ですが、実際には約5万キロ程度で交換する方が多いようです。
理由は、このオイルの交換方法にあると言われています。
このトランスミッションオイルは、エンジンオイルの様に一度に全てのオイルを抜いて交換する事が出来ません。
専用の機械を通して徐々に新しいオイルに交換していくという方法でしか交換が出来ないのです。
汚れが酷い場合には、2回に分けて作業する事もあり、時間が掛かる事もネックとなっています。
そのため、汚れが少ない5万キロ程度で一度交換すると言う方が多いそうです。
トランスミッションオイルの交換料金は?
オイル交換料金は、オイル交換量といういうよりは殆どが作業工賃となる場合が多いようです。
1回の作業で約7,000~10,000円程度がディーラーでの交換料金となる場合が多いです。
ハリアーのオイル交換料金|カー用品店の場合
カー用品店でのオイル交換は、純正以外に各オイルメーカーから販売されている様々なオイルを選べるといったメリットがあります。
予め添加剤の入っているオイルや化学的な精製を行った高性能オイルなど車の特性に見合ったオイルを選ぶ事が出来るのです。
ハリアーに適合する市販エンジンオイルは?
60系ハリアーの場合、ターボ車・ガソリン車・ハイブリッド車の3種類が設定されていますが、それぞれの車や使い方に応じたエンジンオイルが選べる事も特徴です。
街乗りが多く高回転でエンジンが回転しないガソリン車やハイブリッド車などは、粘度の低い0w-20で純正よりも高性能なオイルを選ぶ事ができます。
ターボ車に適合する市販エンジンオイルは?
ターボ車の場合、ディーラー純正オイルは0w-20または5w-20と言う粘度が低めのオイルを指定品としています。
高回転で回るターボエンジン車の場合、オイルの温度も高温になりやすい事から10w-30などの粘度の高いエンジンオイルを使う事が一般的となっています。
これはエンジンへの負担や焼き付きを考慮したオイル選びです。
ターボ車だけど街乗りが多く高回転で回す事は少ないという方は、指定粘度の柔らかい物を使用しても問題ありません。
カー用品店で交換するメリットは?
エンジンオイルにはこだわりが無く、純正オイルの値段が高く感じるという方はオイル性能を下げた比較的安価なオイルも選ぶ事が出来るのです。
このように、純正と比べてランクを落とした物や高品質な物まで選べるのがカー用品店です。
ハリアーのオイル交換料金|カー用品店は安い?
カー用品店でのオイル交換の工賃は商品代金に含まれる事が多い為、ディーラーなどで個別に依頼するよりも価格が安くなる傾向にあります。
エレメントなども汎用品を使用する為、純正品と比べても安くなる傾向にあります。
60系ハリアーの場合、各オイルメーカーの値段にもよりますがターボ車で上級なオイルを入れエレメント交換を行っても約5,000~8,000円程度の事が多いようです。
オイルのセールなどを行っている場合には、さらに安い金額でエンジンオイルを交換する事が出来ます。
ガソリン車やハイブリッド車の場合、オイル容量がターボ車よりもさらに少ないため一般的なグレードのオイルを入れても約4,500~6,000円台で交換する事ができます。
全体的には、工賃やオイル自体の値段がディーラーよりも安く設定されている為、他のオイル交換を含めても料金はカー用品店の方が安い傾向にあります。
ハリアーのオイル交換料金|まとめ
ディーラーとカー用品店での各オイルの交換料金や特徴を比べてみました。
それぞれに良い所があり、純正の安心感や車の特性に合った専門的なオイルがある事が分かりました。
直噴エンジンを搭載しているハリアーの場合、交換回数の多いターボ車のエンジンオイル交換などは、カー用品店などで好みのオイルを入れる方が性能的にもランニングコストという面でも満足が行くのではないかと感じました。