ハリアーの二代目はかっこいいという意見を聞きます。
ハリアーといえば20年以上にわたり愛され続け、未だに根強い人気を保ち続けている車種ですがハリアーの二代目のどこがかっこいいのでしょうか?
またハリアーの現行型は三代目ですが、二代目は現行型とどこが違うのでしょうか?
本記事ではハリアー二代目と三代目の比較や二代目ハリアーの魅力などについて解説します。
ハリアー二代目がかっこいい理由|ハリアーとはどんな車
ハリアーは1997年に高級クロスオーバーSUVとしてトヨタから発売されました。
それまでのSUVがアウトドア、オフロード用途が主体であったのに対し、ハリアーは街乗り用途主体のSUVとして売り出して大きな成功を収め、市場にクロスオーバーSUVというジャンルを定着化させるに至りました。
発売以降、1度のフルモデルチェンジを経て二代目となったハリアーは国内では長期にわたり売れ続けていましたが、兄弟車と言える海外市場用のレクサスRXとの差別化に苦しむことになり一度はブランド終了の検討がされます。
しかし販売店やハリアーファンからの熱烈な声により、レクサスRXとは切り離された国内専用車としてモデルチェンジを行い三代目ハリアーとなり現在に至ります。
ハリアー二代目がかっこいい理由|二代目は三代目の劣化品?
ハリアーの現行型は三代目ですが、旧型となる二代目は単純に三代目より劣っているのかというと決してそういう訳ではありません。
前章でも述べましたが三代目ハリアーへのモデルチェンジはレクサスRXとの差別化が意識された結果、国内専用車としてのモデルチェンジが行われました。
国内向けを意識した結果として取り回しが重視され車体サイズが一回り小さくなるとともに、車体ベースがレクサスRXからRAV4に変更された事により重厚さよりスポーティーな面が強調される事になります。
また燃費を意識した結果、排気量も2.4Lから2.0Lへとダウンサイジングされました。
この辺りの変化は基本的に一長一短ですので、取り回しや燃費が悪くてもパワーや重厚感のある車が好きだという人にとっては現行型の三代目ハリアーより二代目ハリアーの方がかっこいいと感じる人もいます。
三代目にはない重厚さと力強い走り、ハリアー伝統の高級感あふれるインテリアや上質さといった点がハリアー二代目がかっこいいと言われる理由でしょう。
ハリアー二代目がかっこいい理由|ハリアー二代目の弱点
一方で明確に二代目ハリアーが三代目ハリアーに劣ってしまっている部分の1つは安全装備です。
高級を意識しているハリアーだけに、二代目ハリアーも当時としては最先端の安全装備を装備していましたが、この分野は技術の進歩が速く、高い衝突回避機能のあるセーフティセンスPを全車に標準装備している三代目ハリアーに比べると見劣りは否めません。
また同様に技術の進歩で差が出やすいハイブリッドシステムの効率においても二代目ハリアーと三代目ハリアーでは同じハイブリッド車でも燃費に大きな差が出てしまいます。
ハリアー二代目がかっこいい理由|二代目は狙い目
逆に二代目ハリアーの圧倒的な利点として、型落ちであるが故に非常に手ごろな値段での購入が可能となっている事があげられます。
二代目ハリアーは既に生産が終了しており購入するのであれば中古車として購入する事になりますが、ロングセラーで長期にわたって生産が続けられた二代目ハリアーは中古市場にも非常に多くの数が出回っているため価格が安定しており、条件を選択する余地が大きいです。
長期にわたって販売されていたため同じ二代目ハリアーでも年式によってかなりの違いがあるものがありますが、購入するのであれば2006年以降の後期モデルがおすすめです。
ハリアー二代目がかっこいい理由|まとめ
二代目ハリアーについてここまで解説してきました。
現行型である三代目ハリアーは国内専用車としてモデルチェンジしたため、二代目ハリアーには三代目にはない重厚感などの魅力があります
また既に型落ちとなっている二代目ハリアーは中古市場で手ごろな値段で購入する事が可能です。
一方で安全装備やハイブリッドシステムなどの先端技術においては二代目ハリアーは三代目ハリアーに劣ってしまっています。
一長一短のある二代目ハリアーですが十二分な高級感を感じられるハリアーが手ごろな値段で購入できるメリットは魅力的と言えます。
ハリアーを購入予定の人は選択肢として検討してみてはいかがでしょうか。