ハリアーバンパー交換の値段に差はあるのでしょうか。
バンパーへキズやヘコミなどを付けてしまった場合や、社外品などのバンパーへ交換する際には、修理工場などが定めた一定の料金が必ず発生してきます。
さらに自動車ディーラーへ持ち込むのか、鈑金塗装屋さんなどへ直接持ち込むのかなどによっても値段の差は生じてきます。
今回は、ハリアーのバンパー交換として様々な例を挙げ、それぞれの価格について解説します。
ハリアーバンパー交換の値段に差はあるのか|新品の純正バンパーへ交換する場合
新品純正バンパーの交換になれば、おおよそ6,000円程度の価格帯で交換可能です。
しかし、あくまでも交換工賃のみの設定価格であり、キズ等により他への影響がみられる場合はこの限りではありません。
そして、年式やカラーによっても異なりますが、塗装費用とバンパー脱着工賃、それにバンパー本体の価格を合算すれば35,000円程度~がバンパー交換の相場と言えるでしょう。
ツートンカラーである場合や、スリーコートパール、キャンディ塗装などの高価な塗装方法の場合は、塗装工賃がさらに上乗せされ40,000円程度となります。
ハリアーバンパー交換の値段に差はあるのか|中古バンパーを使用する場合
新品バンパーではキズは一切存在しませんが、中古バンパーにおいては様々な状態のものが存在します。
市場では、中古バンパーの程度が悪ければ安く、良ければ高いという図式が出来上がっています。
小さなキズのみを補修して取り付ける場合、大きなヘコミを補修して取り付ける場合、どちらの場合も大きな差は無いと考えて良いでしょう。
新品純正バンパーと比較した場合、中古パーツを使用することにより1割~2割程度の減額が見込める可能性が出てきます。
しかし、新品部品のように完全な状態を求めている方には得策と言える修理方法ではないでしょう。
ハリアーバンパー交換の値段に差はあるのか|FRP等の社外バンパーへ交換する場合
バンパーを交換する料金を比較した場合、最も高価な交換方法となるのが社外部品への交換です。
特に社外のバンパーにおいては、大きさや形状などが純正部品とは比較にならないほどの誤差があるため、加工を行う必要があります。
さらに、塗装工程においても、純正の新品部品や中古部品では行わないプラーマー処理が必要になるため、塗装工賃も必然と上昇してくるでしょう。
部品代、加工費用、塗装費用などを合算して、最も安く提供可能な料金は60,000円~となります。
しかし、完璧に近い状態を求めるのであれば、10万円以上は簡単に超えてしまう点だけは留意しましょう。
ハリアーバンパー交換の値段に差はあるのか|フロントバンパー、リヤバンパーの交換工賃価格差について
リヤバンパーと比較し、フロントバンパー交換工賃が高い原因は部品手数料です。
およそ、2,000円程度、フロントバンパーの脱着工賃が上回りますが、フォグランプやカメラ、センサーなど様々な部品が取り付けられているためです。
しかしリヤバンパーでは、コーナーセンサーのみしか取り付けられていない場合が多く、ボルトやクリップを外すだけでバンパーを取り外すことが可能になってきます。
カメラはリヤゲートに取り付けられている場合がほとんど、さらにはリヤフォグが取り付けられている車種は一部のみです。
バンパーを固定しているボルトやクリップも、フロントバンパーではリヤバンパーの3倍近くの部品を使用していますので、おのずとフロントバンパーの脱着工賃が上回ってしまうのが実状です。
ハリアーバンパー交換の値段に差はあるのか|交換しない修理方法もある
修理工場と自動車ディーラーでは、部品交換による利益率が数倍異なります。
このため、自動車ディーラーは修理可能な損傷においても交換を勧める傾向にあり、安価な修理は実現不可能と考えても良いでしょう。
もちろんバンパーに限らず、全ての部品に共通して言えることではありますので、ディーラーでは交換するように促された修理内容でも、ディーラー外ではいとも簡単に修理を行う場合も少なくありません。
修理や交換を行う際には1店舗のみで見積もりを行うのではなく、複数の店舗で見積もりを行うよう、心がけることで理想的な修理方法が実現可能となるでしょう。
ハリアーバンパー交換の値段に差はあるのか|バンパー交換の値段総括
ひとくちに交換と言っても、新品部品や中古部品、ディーラーへ持ち込むのか、鈑金塗装屋さんへ直接持ち込むのかなど、車の状態などによって使い分けていく必要があります。
まずは現状をどのようにしたいのか、交換後はどのような状態を希望するのか、また予算に応じても対応していかなければなりません。
中古部品を使用して、浮いた予算で別パーツなどの購入に充てることも可能ですし、場合によってはオイル交換などの費用の補填にも繋がってきます。
繰り返しになりますが、複数の店舗で見積もりを行うことが、最善の策となるでしょう。