スペーシアのチャイルドロックはどの様になっているのでしょうか。
現在スペーシアに乗っている方の中には、チャイルドロック機能を使用したいのだけれども使い方がよく分からないという方も多いのではないでしょうか。
チャイルドロック機能は、お子さんのイタズラを防止し不慮の事故を防ぐ大切な機能であるため、正しい使い方を覚えておきたい所です。
そこで今回は、チャイルドロック機能の使い方や使用する際の注意点などを中心に、スペーシアとチャイルドロックついて解説をしていきます。
目次
スペーシア チャイルドロック:チャイルドロック機能とは?
自動車には不慮の事故を避けるため、現在販売されている自動車の殆どにチャイルドロック機能が備わっていますが、具体的にはどの様な機能なのか分からないという方もいらっしゃいますので、まずはチャイルドロック機能について説明をしていきます。
チャイルドロック機能とは、自動車のドア内部に設置されているロック機能の事で、この機能を使用することで室内側からはドアハンドルを使用して、一切ドアを開ける事ができなくなる機能の事を指します。
各自動車メーカーで名称が異なり、トヨタ自動車の場合にはチャイルドプロテクター、スペーシアを販売しているスズキ自動車の場合にはチャイルドプルーフなど様々な呼び方がありますが、機能としての違いは無くこれらを総称してチャイルドロックと呼んでいます。
主に、走行中にドアを開けてしまう事故や乗降の際にお子さんの飛び出しを避けるための役割を担っており、ドアが4枚設置されている自動車のリヤドア部分にロック機能が設置されている事が特徴です。
また、運転席や助手席部のドアには緊急時の脱出を行う目的から、チャイルドロック機能は設置されていませんので覚えておくと良いでしょう。
スペーシア チャイルドロック:チャイルドロック機能の使い方は?
チャイルドロック機能は、不慮の事故を避けるため室内側からドアを開けられなくする為の機能ですが、具体的にはどの様に使うのでしょうか。
スペーシアの場合、リヤスライドドアを開けるとピラーと重なる部分にドアをロックするための切り欠きがあり、この部分の上部にLOCK・UNLOCKと表記された小型のレバーが設置されていますので、レバーをLOCK位置にしドアを閉める事でチャイルドロック機能を有効化する事が可能となります。
反対にチャイルドロック機能を無効化したい場合には、レバーをUNLOCK位置に設定することで、簡単に元の状態に戻すことができるため覚えておくと良いでしょう。
また、スペーシアの場合には両側のスライドドアにチャイルドロック機能が設置されていますので、お子さんの乗車位置や人数によって設定の有無を決める事も可能です。
スペーシア チャイルドロック:電動・手動スライドドアで使い方は異なる?
スペーシアは、全てのモデルでリヤドアがスライドドアとなっており、グレードによって電動タイプと手動タイプのスライドドアが設定されていますが、この両タイプでチャイルドロック機能の使い方は異なるのでしょうか。
結論から先に言ってしまうと、この両タイプのスライドドアでチャイルドロック機能の使い方が異なるという事はありません。
ロック機能のレバー位置も、両タイプのスライドドアでほぼ同じ位置に設置されており、機能自体の構造が同じである事から両者での使い方が異なるという事は無いのです。
ただし、チャイルドロック機能はスライドドアを開ける事のみを無効化する機能であり、パワーウインドウの開閉は通常通り行うことができてしまうため、イタズラや挟み込みを防止する場合には、運転席側のスイッチで動作を制御させなければなりませんので覚えておくと良いでしょう。
スペーシア チャイルドロック:室内側からドアを開けられる方法も存在する
チャイルドロック機能は、事故防止などを目的としているため室内側からドアを開ける事ができなくなる機能ですが、スペーシアの場合にはロック機能が有効化されている場合でも、室内側からドアを開けられる車両が存在します。
それは、電動スライドドアを装着した車両です。
チャイルドロック機能は、室内側のドアハンドルを使用した場合にドアの開閉が行えなくなる機能ですが、電動スライドドア装着車の場合には運転席付近に設置されたスライドドア開閉ボタンや、スマートキーのスライドドア開閉ボタンを使用する事で、室内側からでもドアを開ける事が可能となります。
この方法を使えば、雨の日などでもわざわざ車外に出てドアを開ける必要は無く、室内で準備を整えてから一緒にリヤドアから降りる事ができますので、シチュエーションに応じて使い分けると良いでしょう。
スペーシア チャイルドロック:チャイルドロック機能を使用する場合の注意点
チャイルドロック機能は、お子さんの事故から守るための大切な役割を担った機能ですが、使用する上で注意をしなければならない点も存在します。
室内から開けることのできるドアを把握しておく
前述した通りチャイルドロック機能を有効化している場合は、室内のドアハンドルを使用してのドアの開閉を行うことができなくなります。
そのため、万が一の事故などで脱出をしなければならない場合に備えて、チャイルドロックが無効化されているドアを把握しておく必要があるのです。
乗車前に必ずロック機能の確認を行う
チャイルドロック機能のレバーは、ドアロックとは異なりドアの奥まった部分にあるため有効・無効化の確認が行いづらくなっています。
ロック部分は自動的に有効・無効化される事はありませんが、清掃などで無意識にレバー位置が変更されている場合や、乗降の際に何らかの原因でレバーに触れてしまい機能が無効化されている場合もありますので、乗車時に必ず機能が有効化されているかを確認する必要があるのです。
スペーシア チャイルドロック:まとめ
今回は、チャイルドロック機能の使い方や使用する際の注意点などを中心に、スペーシアとチャイルドロックついて解説してきましたが、チャイルドロック機能は有効化する事で室内側からドアを開ける事ができなくなる機能である事が分かったと思います。
機能の有効・無効化は、スライドドアを開けた部分のレバーを操作することで設定することができますので、お子さんの乗車位置や人数に応じて設定を変更することも可能です。
また、スペーシアの電動スライドドアを装着した車両はチャイルドロック機能が有効化している場合でも、スマートキーなどを使用して室内側からドアを開ける事が可能となっていますので、シチュエーションに合わせて使い分けると良いでしょう。