スペーシアのエアコンが臭いと感じる事はありませんか。
現在スペーシアに乗っている方の中には、エアコンから出る風が臭く対処法を探しているという方も多いのではないでしょうか。
エアコンのニオイは様々な事が原因で発生してしまうため、気持ちよく運転を行うためにもぜひ対処法を把握しておきたい所です。
そこで今回は、エアコンの風が臭くなってしまう原因や、その場合ユーザーが行うことのできる対処法の説明などを中心に、スペーシアとエアコンのニオイ対策について解説をしていきます。
目次
スペーシア エアコン 臭い:最大の原因はエアコンフィルター
自動車のエアコンが臭くなってしまう原因は様々ですが、最も高い原因として挙げられるのがエアコンフィルターの汚れです。
自動車のエアコンは、フロント周りやダッシュボード付近から吸い上げた空気を車内に設置されたエアコンフィルターで濾過を行い送風しています。
このエアコンフィルターは、取り込んだ空気中に含まれる有害物質や障害物を取り除く効果がありますが、汚れが堆積し濾過性能が低下してしまうと脱臭能力が落ちてしまい送風されるエアコンの空気が臭くなってしまうのです。
この場合の対処法ですが、汚れなどが付着し空気の濾過を妨げている場合にはフィルター部分の清掃を行うことで問題を解消させる事ができますが、経年劣化などで細かい汚れなどが取り切れない場合には、フィルター自体を新しい物に交換する必要があります。
スペーシアの場合、エアコンフィルターは助手席側グローブボックスの奥に配置されており、比較的簡単に取り出すことが可能ですので定期的に清掃することをおすすめします。
スペーシア エアコン 臭い:エバポレーターの汚れが原因の場合も
スペーシアをはじめとした昨今の車には、アイドリングが停止した状態でもエアコンの温度を保つためにエバポレーターと呼ばれる熱交換と蓄冷機能を備えた機器が設置されていますが、このエバポレーターの汚れが原因でエアコンが臭くなってしまう事があります。
エバポレーターは、外気や内気を取り込み電気の力を使い空気を冷やしますが、この際に温度差によってエバポレーターが結露し、この部分にカビなどのニオイ菌が付着してしまうために送風される風が臭くなってしまうのです。
この場合の対処法ですが、エバポレーターはエアコンフィルターなどとは異なり簡単に取り外す事ができませんので、カーエアコン用の専用クリーナーを噴射しエバポレーターを清掃することで、問題を解決することが可能となります。
スペーシアのエバポレーターは、助手席側グローブボックスの右側に配置されており、グローブボックスを外す事で内部を見ることが可能ですので、エアコンフィルターの清掃と共にクリーニングを行うと良いでしょう。
スペーシア エアコン 臭い:エアコンダクトの汚れが原因の場合も
エアコンのニオイはフィルターやエバポレーター以外にも、エアコンダクトの汚れが原因で臭くなってしまう場合があります。
エアコンダクト部分は、一見汚れとは無関係だと思われがちですが、エアコンから排出された空気の温度と室内の温度が極端に異なる部分である事から結露を起こしやすく、自然とカビや埃などの汚れが付着してしまい、空気の出口でニオイが付いてしまう事から臭くなってしまうのです。
この場合の対処法ですが、エアコンのダクト部分の清掃や消臭機能付きの芳香剤を設置することで、問題を解消することが可能となります。
カビなどの汚れの元となる菌はアルコール等の溶剤に弱いため、綿棒やウエスなどに無水エタノールなどのアルコール系容剤を染みこませ清掃を行うと、汚れの元となる菌の増殖を防ぐ事ができますので、汚れの防止対策としても効果的です。
スペーシア エアコン 臭い:エアコンの循環モードが原因の場合も
自動車の冷房は、ワイパー付近に設置されたフロントカウルトップ部分から取り入れた空気を室内に送り再び外部へ放出する外気循環と、ダッシュボード付近から取り入れた空気を室内で循環させる内気循環の2種類循環モードが設定されています。
この循環モードが内気循環に設定されていると、エンジン始動直後にエアコン内部に溜まった臭いニオイの空気を室内に送り出し、更にその空気を取り込み再び送り出す循環を繰り返してしまうため、嫌なニオイが残ってしまうのです。
この場合の対処法ですが、エンジン始動直後は外気循環に設定してエアコン内部の臭いの付いた空気を外部に放出させる方法や、1度全てのドアを開けて空気の入れ換えを行うことで、問題を解消させることが可能となります。
ただし、外気循環モードに設定を行ってもエアコンから送風される空気が匂う場合は、エアコンフィルターなどにニオイが付着してしまっている場合もあるため、状況に応じてフィルターの交換も行わなければなりません。
スペーシア エアコン 臭い:エアコン以外が原因となっている場合も
自動車のエアコンには、2種類循環モードが設定されていますが希に外気循環モードになっているのにも関わらずエアコンのニオイが臭く感じる事があり、この場合エアコンや室内以外の箇所が原因となっている場合があります。
前述した通り、エアコンの外気循環モードは外部ワイパー付近にあるカウルトップ部分に設置された通気口から空気の出しれを行い循環させています。
ところが、この通気口に泥水や動物の糞尿などが堆積してしまうとエアコンフィルターではニオイの清浄を行いきることができず、臭いニオイの空気が室内に送風されてしまうのです。
この場合の対処法ですが、室外の助手席側ワイパー付近にある通気口を水で洗い流し清掃することで、問題を解消することが可能となります。
スペーシアの場合には、ボンネットを開け数カ所のクリップを外すだけで簡単にカウルトップ部分を取り外す事が可能となりますので、通常の清掃でニオイが取り切れない場合にはこの部分を外して細かい清掃を行うと良いでしょう。
スペーシア エアコン 臭い:まとめ
今回は、エアコンの風が臭くなってしまう原因やその場合ユーザーが行うことのできる対処法の説明などを中心に、スペーシアとエアコンのニオイ対策について解説してきましたが、様々な事が原因となりエアコンのニオイが臭くなってしまうことが分かったと思います。
基本的には、エアコンフィルターやエバポレーター内部の汚れが原因となるケースが多く、空気を吸い込む部分や排出する部分の清掃でニオイを抑えることが可能となっているため、対処法として参考にすると良いでしょう。
中には、空気の循環モードを変えるだけで問題を解消できる場合もありますので、豆知識として覚えておくことをおすすめします。