プリウスのエアコンボタンについて説明します。
プリウスのエアコンは、モーターで駆動する電動エアコンです。
文字通り、エアコンの本体であるコンプレッサーが電気の力で動きます。
電動なので、エンジンの力は直接必要なく、わかり易く言うとコンプレッサーとエンジンはベルトで繋がっていないということです。
プリウスのエアコンボタンの説明|シンプルなデザインのエアコンボタン
プリウスのエアコンボタンはシンプルなデザインです。
向かって左側に人勧制御ボタンとエコモードボタン、A/Cボタンと車内循環ボタンが配置されています。
中央画面には送風状況の表示とナノイー、エコ状況表示と車内温度が配置され、それぞれの表示の下に操作ボタンがあります。
オートエアコンですので、車内温度表示下のボタンの上下で温度設定すれば、その温度になるまでコンプレッサーが回転します。
上に押せば設定温度が上がり、下なら下がります。
エコモードボタンを押している場合は、多少時間がかかりますが、燃費の上昇を抑えます。
逆に急いで温度を下げたいときなどはエコボタンを解除すれば、コンプレッサーがフル回転して温度調整をしてくれます。
そのエコ表示ボタンの下が風量調整ボタンです。
温度設定ボタン同様、上が増風量で下が減風量で、7段階設定方式です。
吹き出し口表示の下が、吹き出しの切り替えボタンで4種類です。
上のみ→上下→下のみ→下およびフロント曇り取りで、これはどの車も同じです。
温度安定のためにオート機能を作動させると、外気取り込みが自動でオフになりますので、曇るときなどは外気取り込みをオンに変更する必要があります。
プリウスのエアコンボタンの説明|エアコン制御機能S-FLOW
S-FLOWモードはフロント席への送風を優先させるモードです。
搭乗者がフロント席のみの場合、リア席への送風および空調の効きを抑えることで燃費の向上を図ります。
オートS-FLOWモードはリア席のドアの開閉で乗車の有無を判断するので、リア席に荷物を入れるためだけにドアの開閉をした場合でも自動でオフ設定になります。
再度S-FLOWモードを作動させるためには、S-FLOWモードボタンを押します。
現状がどうなっているのかはエアコンパネルでも確認できますが、センターマルチディスプレイに表示させることも可能です。
プリウスのエアコンボタンの説明|ボタンパネル右側は基本設定
ボタン操作パネルの右側は従来通りのボタンが並んでいます。
オート機能ボタン、ファン動作、フロントおよびリアのデフォッガーボタンです。
リアウィンドーデフォッガーボタンにはドアミラーデフォッガー連動バージョンがありますので、ボタンを押して切り替えます。
プリウスのエアコンボタンの説明|ナビ装着車はフロントパネルでも操作可能
ナビ画面のエアコン情報表示エリアタッチすると、エアコン操作画面が表示されます。
操作画面では、エアコンの温度、風量、送風口の切り替えなどの基本操作設定や、S-FLOW、外気導入、デフォッガーやナノイーのオンオフ切り替えの操作ができます。
プリウスのエアコンボタンの説明|ドライバーにうれしいナノイー設定
肌や髪にやさしい水に包まれた弱酸性の「ナノイー」を運転席右側のエアコン吹き出し口から放出する設計です。
エアコンのファンを作動させると、自動的に「ナノイー」が発生してリフレッシュできます。
プリウスのエアコンボタンの説明|電動インバーターコンプレッサー湿度センサー
外気温や室温や日射量を感知して、吹き出し温度や風量を制御するオートエアコンが搭載されています。
暖気をできるだけ逃がさないようにヒーターユニットが2層化がされており、上部には低湿度な外気を採り入れて窓の曇りを防止するシステムが採用されています。
足もとには暖かい内気を循環させ、暖房性能が向上し低燃費にも貢献する設計です。