プリウスαのバッテリーの場所は2ヶ所あります。
プリウスαのバッテリーをチェックする時、普通の車と違ってどこにあるのかわからない、そんなこともあると思います。
何故ならプリウスのバッテリーは、ハイブリッド車ならではの独特な位置にあるためです。
バッテリーについては、通常の車と違っていることが色々とあります。
プリウスαのバッテリー特徴の場所を覚えておいて、今後に役立ててください。
プリウスαのバッテリーの場所|車体後方にある2つのバッテリー
ハイブリッド車ではない普通の車のバッテリーは、通常ボンネット下のエンジンルーム内に配置されています。
しかしプリウスの場合、エンジンルームを見渡しても、バッテリーの存在を確認することができません。
初めてプリウスαに乗った人は、ここで困ってしまうことがありがちです。
プリウスαでは、車体の後方にバッテリーが配置されているからです。
しかもハイブリッド車なだけあって、バッテリーはひとつどころか2つ使用されています。
ひとつは普通の車では見ることができないほど大きなサイズのメインバッテリーです。
もう一つは補機バッテリーと呼ばれる小さめなサイズのものです。
プリウスαのバッテリーの場所|メインバッテリーは後部座席の下
プリウスαに2つ備わっているバッテリーの1つ、メインバッテリーの具体的な場所は覚えておきましょう。
メインバッテリーは、ちょうど後部座席の真下のあたりに置かれています。
バックドアを開けてから、トランクルーム下部に敷かれているカバーを外すことによって、銀色をしたメインバッテリーの姿があらわれます。
座席の左右にまたがるほど大きなサイズをしているので、たしかに通常のバッテリーとは全く違う様子がわかります。
このバッテリーを交換する時などには、後部座席をまるごと前方に動かし、スペアタイヤを外すことによって、メインバッテリー全体を見ることができます。
プリウスαのバッテリーの場所|補機バッテリーはトランク内右側の場所
プリウスαでもう一つの主要バッテリーである、補機バッテリーの場所についても把握しておくべきでしょう。
この補機バッテリーは車体のなかでも一番後方に位置しています。
補機バッテリーはトランクルームの中
バックドアを開け、トランクルームの下部に敷かれているカバーを取り外すと、右側に配線の付いた黒いバッテリーの姿を見ることができます。
普段は補機バッテリーについて、全く意識することもない装置ではありますが、必ず交換をする時期がやってきますし、取り外す機会が出て来るものです。
メインバッテリーと共に、補機バッテリーの場所についても場所をちゃんと把握して置いたほうがいいでしょう。
プリウスαのバッテリーの場所|それぞれの役割
プリウスαに使用されている、メインバッテリーと補機バッテリーには、それぞれに違った役割があります。
場所を覚えたら、主要な役割についてもかんたんに把握しておいてください。
メインバッテリーの役割
まずメインバッテリーは、プリウスαのエンジンを始動させたり、通常の走行をする時に使われています。
発電用モーター、補機バッテリーなどにも繋がっている重要な設備です。
補機バッテリーの役割
もう一つの補機バッテリーのほうは、通常の車とほぼ同じで、電気系統に関係する装備に使われています。
例えばヘッドライトやルームランプの点灯、メーターや各種パネルの表示などです。
ただしこれはスターターには使われていません。
他の車のバッテリー上がりに対処する時は、エンジンルーム左端の端子から行うことができます。
プリウスαのバッテリーの場所|交換時期
長く乗っていれば、確実に消耗するのがバッテリーです。
2つのバッテリーにはそれぞれに交換時期というものがあります。
メインバッテリーの交換時期
メインバッテリーは、走行距離が15万~20万キロあたりになると、交換時期に入るといわれています。
毎日乗っている人であるほど、交換時期は早めに訪れるはずです。
補機バッテリーの交換時期
もう一つの補機バッテリーの交換時期は、通常は3~5年ということです。
バッテリーの交換については自分で判断することが難しいのですが、整備工場で点検を受けた時に、そろそろ交換だという話が出て来ることでしょう。
バッテリー交換を怠ると走行不能に陥るだけに、然るべき時期に交換をするべきでしょう。
プリウスαのバッテリーの場所|覚えればかんたん
プリウスαのバッテリーの場所については、把握できたと思います。
おさらいすると、後部座席の下のメインバッテリー、車の最後尾トランクの右の補機バッテリーの2つです。
初めて乗った人や、普段からプリウスの構造をチェックしない人は、バッテリーの位置がわからないことが多いですが、一旦覚えてしまえばかんたんです。
暇な時に自身の目と手で確認をしてみてください。