プリウスのバッテリー交換にはバックアップが必要です。
車を動かすにはバッテリーが必要なことは、車を乗っている人であれば誰でも知っていることです。
これはプリウスでも同じことです。
ハイブリッド車の雄とも言える、トヨタのプリウス。
最新の技術で、高い低燃費性能と安定した走行性能を実現しています。
このような最新技術の塊とも言えるプリウスなので、バッテリー交換では、普通とは異なる交換方法なのでぜひ知っておいてもらいたいことも紹介をしています。
プリウスのバッテリー交換にはバックアップが必要|2つあることをご存知?
プリウスがガソリンと電気の2つの力で走ることは、誰でも知っていることです。
しかし、バッテリーが2つあることを知らない人は意外と多いのです。
プリウスには、電気で稼働するモーターに電力を送る動力バッテリーと補機バッテリーの2つがあります。
補機バッテリーという言葉は、あまり聞き慣れ慣れないキーワードですが、従来のガソリン車のバッテリーの役目を担っています。
いくら動力バッテリーに電力が蓄えられても、補機バッテリーがないと、エンジンの始動ができません。
ドアの開閉やナビ、ライトの点灯もできません。
プリウスのバッテリー交換にはバックアップが必要|定期的に交換
車のバッテリーは、定期的に交換する必要性があることは、車のメンテナンスでは、ごく常識的なことです。
バッテリーの寿命は、おおよそ3年~5年とされています。
多くのカーオーナーは3年ないしは2年の車検の時に交換されるのではないかと思います。
プリウスもこの期間で交換する人がいます。
ただ、バッテリーは車の使い方によって、急に電力を消耗しきってしまうこともあり、その時にドライバーが近所のカー用品店で、購入して交換するケースも少なくありません。
交換方法さえ知っていれば、作業は決して難しくはないのです。
しかし、プリウスの補機バッテリーを交換する時は、注意が必要です。
プリウスのバッテリー交換にはバックアップが必要|バックアップ作業
プリウスの補機バッテリーを交換する時は、普通のバッテリー交換とは違う点があります。
それはバックアップ作業があることです。
「バックアップ?何をバックするの?」
と不思議に思われるオーナーもいることでしょう。
バックアップとは、ナビの設定情報等です。
このバックアップをメモリーに取っておかないと、補機バッテリーを交換した後、全てリセットされてしまうのです。
バックアップを取るのに、30分間~1時間程必要なので、その作業を予め行っておくことを覚えておくことです。
そうしないと、この他にも色々な支障が出てきてしまいます。
プリウスのバッテリー交換にはバックアップが必要|交換時に発生しやすいこと
想定外のトラブルとして上げられるのが、パスワード入力です。
カーナビの種類の中には、バッテリーを外した段階で、盗難防止機能が働く物があります。
このタイプのカーナビは、パスワードを入力しなければ再起動しない設計になっており、使用できないのです。
時計やパワーウィンドウ、ステアリングセンサー等もリセットが必要になってきます。
したがって、補機バッテリーを交換する前に、必ずリセット方法を確認してとかなければならないのです。
滅多に交換作業は経験しないので、特殊な交換方法でバックアップが必要なことを忘れないようにしておきたいものです。
自分で交換する自信がないのであれば、カーディーラーの整備工場にお願いすることが無難です。
プリウスのバッテリー交換にはバックアップが必要|整備工場にお願いすべし
このようにちょっと手間が 掛かりそうなプリウスの補機バッテリーの交換。
それでもオーナー自身で交換したいという人が少なくありません。
それは値段がかなり高いからです。
通常では、1万円~2万円程度のバッテリーですが、プリウスの場合、4万円程がかってしまいます。
通常の2倍の金額が必要なために、少しでも自分で対応することで、費用の節約を試みようとするのです。
しかし、バックアップを行わなかったことで、パスワード入力を求められたものの、それも分からず、整備工場に持ち込まざるを得ないことが出てくるのです。
このようなことから、始めから整備工場に頼むことがおすすめなのです。
プリウスのバッテリー交換にはバックアップが必要|正しい交換作業を理解しておく
プリウスと言えども、日々のメンテナンスは、車の寿命を長持ちさせる重要なことです。
バッテリー交換でも、日頃のメンテナンスや半年、1年点検をキチンと行っていれば、いつ交換すべきかが分かってきます。
このような日頃の対応ができていることで、バッテリーの寿命もある程度、把握することができますので、メンテナンスのサイクルをちゃんと守っておくことです。