オデッセイの一部改良(2017年)について書きたいと思います。
2017年に、現行モデルで5代目となるオデッセイの一部改良(マイナーチェンジ)が行われました。
そのうち、大きく5つの変更点を紹介するとともに、まとめとして今回の一部改良に対する個人的な見解を述べたいと思います。
オデッセイの一部改良(2017年)|Honda SENSING
Honda SENSINGは、ミリ波レーダーと単眼カメラで検知した情報をもとに、クルマの前方の状況をより高精度で認識して、衝突等の危険性がある場合は、コントロールユニットを介してブレーキやステアリングを制御し、事故回避を支援するホンダ独自のシステムになります。
そのHonda SENSINGに関連したACC(アダプティブ・クルーズ・コントロール)に渋滞追従機能を追加させたものが新たにハイブリッドモデルにも採用されることになったのです。
高速道路では、観光シーズンやお盆、お正月のUターン・帰省ラッシュ時の渋滞が頻発するので、より一層ドライバーの負担が軽減されてきているのではないでしょうか。
オデッセイの一部改良(2017年)|フロントフェイス
フロントフェイス部分の変更点については、グリルが改良前と変わっています。
変更前では、シルバーの太い横長3本ラインが特徴的なグリルでしたが、変更後は、ブラックの太い横長4本ラインに変わっているのです。
変更前のグリルだとせっかくの迫力あるフロントマスクも、シルバー色が落ち着いた印象を与えてしまい、良い意味での厳つさが物足りないデザインでした。
変更後のグリルは、ブラックになったことで、グリル全体が大きく口を開けたような迫力を物語っています。
色合いが変わるだけで全体の印象もガラッと変わって見えるのは、画期的なのではないでしょうか。
オデッセイの一部改良(2017年)|フォグライト
今回の一部改良において、フォグライトがLEDタイプに変更され、全グレードに標準装備されることになりました。
フォグライトは霧灯とも呼ばれており、霧等の悪天候時に前方や路肩が見えづらく、ヘッドライトだけでは乱反射して視界が見えづらくなった際に、自車の直近の視界確保と他車からの視認性を向上させるために点灯するライトのことです。
ハロゲンタイプのフォグライトだと明るさや寿命の面でLEDタイプに劣っていることが多くありました。
LEDタイプになったことで、雪国や霧の出やすい地域でオデッセイを運転される方は、より一層安全な視界が確保されると言えるのではないでしょうか。
オデッセイの一部改良(2017年)|ボディカラー
ボディカラーにおいては、ホワイトオーキッド・パールとモダンスティール・メタリックが廃止されて、新たにプラチナホワイト・パールとコバルトブルー・パールが追加されることになりました。
ホワイトオーキッド・パールとプラチナホワイト・パールの色合いはほぼ同じで、上品な白色であることには変わりありませんが、コバルトブルー・パールはオデッセイのイメージを覆すような色合いをしています。
オデッセイの人気色は、ホワイトやブラック、パープル系のものでしたが、コバルトブルー・パールはスポーツカーに似合いそうな青色をしています。
もともと、スポーティーミニバンとして名高いオデッセイなので、こうした若々しい色が選択できるのもユーザーにとっては頼もしいのではないでしょうか。
オデッセイの一部改良(2017年)|ナビ・マルチビューカメラ
ナビについては、社外ナビにおいて、9インチモデルが新たにラインナップされることになりました。
これまでのナビでも機能面では申し分なかったのですが、オデッセイの車体サイズや車格を考えると少し小さかったかなという印象を受けてしまいます。
純正ではありませんが、大画面になったことで、より一層ナビの見やすさが向上していると言えそうです。
また、純正ナビにしか対応していなかったマルチビューカメラ機能が社外ナビでも搭載できるようになりました。
もちろん純正ナビだと収まりが良く、インパネ全体のスッキリ感を生み出すことにつながりますが、大画面とマルチビューカメラ機能の装備により、社外ナビの魅力も増してきているのではないでしょうか。
オデッセイの一部改良(2017年)|まとめ
ここまで、オデッセイにおける2017年の一部改良(マイナーチェンジ)について、変更点をいくつか紹介してきましたが、見た目だけでなく、安全性の向上、使い勝手の良いオーディオ関連装備等、あらゆる角度からユーザーにとって魅力的と思えるものばかりです。
フルモデルチェンジに比べると微々たるものではありますが、今回の一部改良で、より一層オデッセイの人気が高まるのではないでしょうか。