ホンダN-BOXの前期型と後期型の違いについて紹介します。
ホンダN-BOXの前期型と後期型(2017年発売の現行モデルと2011年発売の先代モデル)で変更された外観や予防安全装備、シートスライド機能の変化などの違いについて解説します。
NBOXの前期と後期の違い|エクステリアの違い
N-BOXの現行モデルと先代モデルは、フロントデザインのテーマが共通しているため、見分けるのがやや難しいですが、現行モデルは円形のLEDヘッドライトを搭載している点と、逆台形のフロントグリルを採用している点で見分けることができます。
また、カスタムでは現行モデルではグリルと組み合わさったデザインのLEDヘッドライトを装備しており、先代モデルの3つの丸型ヘッドライトとは簡単に見分けることができるでしょう。
また、リアコンビランプは先代モデルが直線的なデザインだったのに対し、現行モデルは幅に変化のあるデザインで見分けやすくなっています。
NBOXの前期と後期の違い|インテリアの違い
現行モデルN-BOXはすべてのタイプで後席がスライドできるようになっており、さらに助手席が大きくスライドできる機能を備えたタイプを選択できる点も先代モデルとの大きな違いとなっています。
また、後期型はノーマルではシートがツートンカラー、カスタムではブラック系にワンポイントのラインが入っていること特徴です。
機能として後席をダイブダウンさせて広い荷室を作ることができる点は先代モデルも共通していますが、先代モデルでは後席がスライドできるタイプとできない分、荷室が低く使いやすくなっているタイプの2つに分かれていました。
現行モデルは後席の機能は全タイプ共通です。
NBOXの前期と後期の違い|予防安全装備
現行モデルのN-BOXでは予防安全装備が大幅に強化されており、ホンダの最新の予防安全装備であるHonda SENSINGを採用しており、より検知速度域が広くなった衝突被害軽減ブレーキや、誤発進抑制機能、歩行者事故低減ステアリング、車線維持システム、標識認識機能、アダプティブクルーズコントロールなどが装備されています。
先代モデルではあんしんパッケージと呼ばれるセットオプションに予防安全装備の一部が装備可能となっていましたが、現行モデルより性能的に劣る衝突被害軽減ブレーキと誤発進抑制機能との装備にとどまっていました。
NBOXの前期と後期の違い|共通点
N-BOXの先代モデルと現行モデルでの共通点は、後席スライドドアを採用した背の高い軽乗用車という点で、押しの強いデザインを採用したカスタムとフレンドリーなデザインを採用したノーマルに分かれている点なども共通しています。
ボディカラーにツートンカラーが多数設定されている点も共通点と言えるでしょう。
また、前輪駆動をベースとした駆動方式で四輪駆動が選べるという点やNAエンジンとターボエンジンが設定され、変速機はインパネシフト配置の無段変速機となっているというエンジン周りの大枠も変化していません。
ただしエンジンは燃費改善などの改良を受けています。
先代モデルNBOXの前期と後期の違い
2017年まで販売されていた先代モデルN-BOXでは前期型と後期型があり、フロントデザインではグリル周りが変更されています。
また、インテリアではリアシートにスライド機能を持ったものがオプション設定されています。
非スライドシートでは荷室が低くなっている点がアドバンテージです。リアシートの座面を跳ね上げることで荷室として使える機能は先代モデル前期型から2017年発売の現行モデルまで引き継がれている機能です。
変速機の形式や、エンジン出力に変化はありませんが、燃費は初期型の22.2km/lから25.6km/lと後期モデルで大きく向上しています。
(2017年の現行モデルは27.0km/l)
NBOXの前期と後期の違い|どちらがおすすめか
N-BOXの先代モデルと現行モデルでは、シートの機能向上と、予防安全装備の発展が著しいため、予算に問題がなければ現行モデルが圧倒的におすすめです。
一方先代モデルの初期型と後期型はリアシートのスライド機能の有無と程度の問題がメインになるでしょう。
燃費的には10%以上後期型が優れているため、価格とのバランスに注目すると良いでしょう。