N-BOXのカスタムとの違いはフロントデザインなど外見やインテリアの装備の違いがわかりやすいですが、安全装備の設定が若干異なっており、エンジン性能や予防安全装備では多くの部分で共通する項目もあります。
それらの違いについてまとめました。
NBOXのカスタムのフロントデザインの違い
N-BOXのノーマルとカスタムでの違いで最もわかりやすいのはフロントデザインでしょう。
ヘッドライトはノーマルが円形をモチーフにしたプロジェクター式のLEDヘッドライトを採用しているのに対し、カスタムでは9灯式のインライン式LEDヘッドライトを採用しており、さらに光が流れるウィンカーであるシーケンシャルターンランプを採用しています。
また、グリルデザインが全く異なっており、ノーマルが逆台形のグリルなのに対し、カスタムではメッキパーツがヘッドライトに食い込んだデザインを採用しており、部分的にメッシュグリルとなっています。
また、フォグランプの装備もカスタムの特徴で、ノーマルではフォグランプはアクセサリーオプションとなっています。
NBOXのカスタムの外観の違い
N-BOX ノーマルとカスタムの外観の違いで、フロント以外の部分で最も顕著なのがカスタムのリアスポイラーの設定です。
また、リアコンビランプは非点灯時はカスタム系はシルバー系の色となっているのに対し、ノーマルではレッド系となっています。
また、リアコンビランプ左右をつなぐメッキガーニッシュもカスタムのみの装備で、バンパーリフレクター形状はノーマルで横型、カスタムは縦型と異なっています。
アルミホイールはカスタムのみの設定となり、グレードごとに異なるポイントです。
一方窓ガラスやドアデザインなどは共通となっており、ルーフ部分の樹脂の黒いラインがないという特徴もノーマルとカスタムで共通です。
NBOXのカスタムのインテリアの違い
N-BOX ノーマルとカスタムではメーター周りの配置自体は共通ですが、ノーマルはベージュ系、カスタムはブラック系となっています。
シートカラーはノーマルがベージュとブラウンのツートンカラーのトリコット仕様のみ、カスタムのシートはブラック配色でバーガンティのラインの入ったトリコットシートと、同配色でプライムスムースとトリコットを使用したハイグレードなシートがターボ車のみに設定されます。
また、カスタムとノーマルのターボ車のみリアセンターアームレストが装着される点がポイントです。
シートスライド機能についてはどちらも同等のものが選択可能です。
また、カスタムのみ全タイプでインテリアイルミネーションが設定され、カスタムのマップランプはLEDです。
NBOXのカスタムの安全装備とグレードごとの違い
N-BOXでは、運転席・助手席のエアバッグと予防安全装備であるHonda SENSINGは全タイプに標準装備となっていますが、サイドエアバッグ+サイドカーテンエアバッグシステムはノーマルのGグレードとG・Lには標準装備されずメーカーオプションとなります。
カスタムにも入門グレードとしてG・Lグレードが存在しますが、こちらにはサイドエアバッグ+サイドカーテンエアバッグシステムは標準装備されます。
また、後席シートベルト締め忘れ警告灯もノーマルのGグレードとG・Lには装備されませんが、カスタムのG・Lには装備されるため、ノーマルのG・LとカスタムのG・Lではカスタムが安全性で上回っています。
NBOXのカスタムのその他装備の違いやエンジン周りの共通点
N-BOXでは、ナビ装着用スペシャルパッケージに装備されるスピーカーの数がノーマルが4つなのに対して、カスタムは8つとオーディオ面での強化もなされています。
一方、ハンドルに装備されたボタン操作でシフトチェンジができるパドルシフトに関してはノーマルカスタムともにターボ車のみの設定となっている点で注意が必要です。
また、エンジン出力は完全に共通している部分となっており、ノーマルとカスタムのNAエンジン同士、ターボエンジン同士では同等の出力を発生することができます。
また、コーナリングを安定させるメカニズムのアジャイルハンドリングアシストは全車標準装備です。
NBOXのカスタムの違いと方向性
NBOXのノーマルとカスタムの違いは外見デザインの方向性がノーマルがフレンドリーな方向性、カスタムがクールでシャープな方向性となっています。
装備の質の面ではフォグランプの装備やスピーカーをより多く装備している点などでカスタムがノーマルのハイグレード版と言える部分も多くなっており、価格も同一グレード名であった場合はカスタムのほうが高価格となっています。