ハリアーのビッグな長さと幅はどのくらいなのでしょうか?
誰が見ても大きい車と感じさせるハリアーですが、その大きさを構成している3要素(全長・全幅・全高)のうち、全長と全幅に焦点を当て、初代モデルからの推移、教習車ならびに類似した他メーカーの車とのサイズ比較、全長と全幅が及ぼす運転と乗り心地への影響といった5項目について、個人的な見解を述べていきたいと思います。
ハリアーの長さと幅|これまでの経緯
ハリアーの全長×全幅は、それぞれ4725mm×1835mmと数値だけ見ても大柄な車であることが分かります。
現行のハリアーは3代目となるのですが、初代の全長×全幅は、4575mm×1815mm、2代目は4735mm×1845mmと、初代では全幅が、2代目と現行型に関しては全長・全幅ともに3ナンバーの下限値である4700mm×1700mmを大きく上回っているのが特徴です。
フルモデルチェンジやマイナーチェンジ等でサイズが変更されて、5ナンバーから3ナンバーにカテゴリー上では移り変わる車がここ最近増えてきていますが、初代からこのサイズで3ナンバーの座に君臨し続けているのは、素晴らしいことなのではないでしょうか。
ハリアーの長さと幅|教習車との比較
3ナンバーの数値を優に超えている現行型ハリアーですが、その大きさがドライバーに与える運転への影響というものは存在するのか、見解を述べたいと思います。
免許を取得するための自動車学校で使用されている教習車は、街中でもよく見かけるタクシーにも採用されていることが多い、クラウンコンフォートと呼ばれるトヨタの車で、正統派のセダンの形をしているのが特徴です。
クラウンコンフォートの全長×全幅は、4695mm×1695mmと3ナンバーをギリギリ超えないように上手く設計されています。
それと比較すると、全長は30mm長いだけですが、全幅は140mmも広いので、教習車→ハリアーに移行する際は、全幅が予想以上に広く感じるかもしれません。
ハリアーの長さと幅|レクサスNXとの比較
トヨタの高級ブランドであるレクサスが提供しているモデルでレクサスNXという車があります。
ご存知の方も多いかと思いますが、両者ともトヨタ系列のモデルで、見た目も似ていることから比較対象となるケースが多いのです。
レクサスNXの全長×全幅は、4640mm×1845mmと、全長はハリアーに、全幅はレクサスNXに軍配が上がっていることが分かります。
ですが、両者ともほぼ同サイズと言っても良い大きさで、ビッグなことには変わりありません。
レクサスNXは、レクサスブランドのモデルだけあって、所有する人も多くはありませんが、街中で走行しているのを見かけた際に大きい車だなと感じる方も多いと思います。
それと肩を並べるハリアーですので、やはり、この全長と全幅というのは、大きいことを証明する数値と言えるのではないでしょうか。
ハリアーの長さと幅|運転への影響
ビッグな全長と全幅がドライバーとしてハリアーを運転する際にどう影響してくるかというと、全長に関しては、交差点や曲がり角で右左折する際に内輪差の影響で後輪をぶつけてしまう可能性があることです。
もちろん、全長よりはホイールベースの長さが内輪差に大きく影響を与えるのですが、ホイールベースと全長はある程度比例してきますので、ハリアーのような長い車は、こうした場面では後輪の位置を常に意識した運転を心掛けることが重要になってきます。
全幅に関しては、狭い道路等での対向車とのすれ違いに十分気を付ける必要があることです。
見た目では、たくましく見えるため、プラスになるのですが、運転する際は注意する場面が小さい車より増えてくるので、そうしたマイナス面は考慮する必要があるのではないでしょうか。
ハリアーの長さと幅|乗り心地への影響
ビッグな全長と全幅が乗り心地へ与える影響については、プラスの側面が多いような気がします。
全長に関しては、長ければ長いほど、乗り心地が柔らかく感じるようになるため、ハリアーに乗ると見た目のたくましさとは裏腹に良い意味で柔らかく感じます。
もちろん、硬めの乗り心地が好きという方も多くいらっしゃいますが、家のソファでゆっくりと寛いでいるかのような気分を味わいたいと考えている方であれば、こうした柔らかさは、乗っていて快適に感じるかと思われます。
全幅に関しては、広ければ広いほど、車体がドッシリと地面に構える状態となるので、高いスピードでカーブに差し掛かっても、ふらつくことなく、安定して走行できるのがメリットだと思います。
ハリアーの長さと幅|総じて考えた時のハリアーの長さと幅
ここまで、ハリアーの全長と全幅における過去モデルとの比較、教習車ならびにスタイリングが似ているレクサスNXとのサイズ比較、大きい全長と全幅が与える運転と乗り心地への影響について述べてきましたが、迫力を物語るハリアーの全長と全幅は、メリットの方が多いと感じています。
結局のところ、運転は慣れてしまえば、大きい・小さいに関わらず、乗りこなすことができてきますので、自身を強い人間として表現してくれるハリアーは、最高の車と言っても良いのではないでしょうか。