ハリアーの高さと幅について掘り下げてみました。
全長、全幅、全高すべてのスペックサイズにおいて、ビッグと呼べるハリアー。
車の顔にふさわしいフロントマスク、お尻にふさわしいリアビューを印象付ける要素である全幅と全高。
歴代モデル・他の車・人との比較、運転時や乗り心地への影響を通して、個人的見解を交えながら説明します。
最後に、全幅と全高がビッグであることへの総括を述べたいと思います。
ハリアーの高さと幅|過去モデルとの比較
現行型ハリアーで3代目となるわけですが、初代ならびに2代目と比較した時の全高と全幅は、どのように経年推移しているのかを紹介します。
現行ハリアーは背が高い
初代ハリアーは全高×全幅が1665mm×1815mm。
2代目は1670mm×1845mm。
現行型ハリアーの1690mm×1835mmは、全幅では真ん中、全高に関してはトップの座を有しています。
次期ハリアーはもっと背が高くなる?
初代から大幅にサイズアップした2代目の全幅から少し抑えられて現在の3代目となっている中、全高は右肩上がりに徐々にサイズアップしていることが分かります。
この傾向から、全高に関しては、今後期待される4代目において、更なるサイズアップが予想されるのではないでしょうか。
ハリアーの高さと幅|軽自動車との比較
全体的にビッグサイズの印象を受けるハリアーですが、車体サイズの小さな軽自動車と比較した時にどれほどの違いがあるのか説明します。
全高に関しては、軽自動車の場合、一概には言えませんが、1700mm~1800mm程度のモデルが多いので、ハリアーの1690mmはそれより少し低めに感じるかもしれません。
軽自動車の幅プラス30cm物差し=ハリアーの幅
一方の全幅に関しては、軽自動車の規格が1480mm以下に定義されています。
1835mmという数値は、355mmの差があり、大まかに30cmものさしを軽自動車に追加したくらいのサイズ感があります。
そう考えると、全幅に関しては、「ワイド」の一言がピッタリの車と言えるのではないでしょうか。
ハリアーの高さと幅|人の身長との比較
軽自動車との比較では、ハリアーの全高はそれほど際立った高さではないにしろ、全幅には大きな差が生まれていることが分かりました。
そこで、人の身長とハリアーの全高を比較してみることにします。
ハリアーの車高は成人男性くらい
一般的に成人男性の平均身長が170cm前後と言われているので、ハリアーの1690mmといった数値は、それとほぼ同じの高さになります。
また、成人女性の平均身長は、155cm前後と言われているので、大きく上回っていることが分かります。
男性でもドライバーの立場としてハリアーの運転席に乗り込む際には大きいなと感じます。
女性の平均身長をはるかに超えている全高は、女性からすれば、圧倒される大きさといっても過言ではないように思います。
ハリアーの高さと幅|運転への影響
人間の身長に匹敵、もしくは勝っている全高は、運転時にどう影響してくるのか全幅とともに説明します。
全高の高い車は運転しやすい
全高が高い車は、ドライバーにとって目線の位置が高くなることにもつながります。
そのため、運転に不慣れな方にも、周囲の状況を察知しやすく、運転しやすく感じさせます。
また、信号機や標識看板を確認する時でも、顔を大きく上へ向ける必要がないため、首が疲れにくいというメリットもあります。
バックの際は要注意
ただ、一つ気を付けなければならないのは、駐車時でバックをする際に背の低い小さな子供を見落としてしまう可能性が高いことです。
こうした、サイドミラーやバックミラーでの確認のしづらさは、マイナス面かと思われます。
全幅に関しては、狭い道路での対向車とのすれ違いに慎重になる必要があることなのではないでしょうか。
ハリアーの高さと幅|乗り心地への影響
乗り心地へ与える影響については、全幅が広いため、地面にしっかりと地に足を付けた状態となり、横揺れするような心配はそれほど多くないと思います。
運転席だけでなく、助手席や後部座席に座っている時でも、横への窮屈さを感じないのは、快適に過ごすことができて、良い点だと思います。
風の影響に注意
しかし、全幅の広さに加え、全高もそれなりにあるため、風の影響を少しばかり受けてしまうのも事実です。
全高が高い車は重心が高くなってしまうので、横風が吹いた時やカーブを曲がる際に、横に引っ張られるような感じを受けやすいのは、デメリットと言えるのではないでしょうか。
ハリアーの高さと幅|総括
ここまで、ハリアーの全幅および全高についての歴代モデルや軽自動車、人の身長との比較、運転時や乗り心地への影響に関して、個人的見解を述べてきました。
総じて考えた時に、それぞれビッグな全高と全幅は、プラスの側面が多いような気がします。
キリッと引き締まった目つきを助長させる背の高さと横幅は、正面からハリアーを見た時に、SUVの力強さを改めて認識させてくれるので、メリットが多いように感じられます。