ハリアーの値引き下取りなしの場合は?
2017年にマイナーチェンジを行い販売が好調なハリアーですが、その値引き額が気になる方も多いと思います。
雑誌などの情報には○○万円値引きなどと書いてある事が多いですが、実際にはどの程度の値引きが見込めるのか?
ハリアーを購入するのに適した月はあるのか?
など、今回はハリアーの値引きや値引き相当に当たる事などを調べてみました。
ハリアー 値引き 下取りなし|値引きは一定では無い
ハリアーに限らず車の値引き額は各販売店や地域で異なり、契約を行う月によっても値引き額が上下する場合がある事をご存じでしょうか?
これは、各系列店の売り上げや県単位での目標売り上げ台数と言うものが本社から各店舗に指示されているためで、販売店同士で売り上げを競わせる意味もあります。
所謂ノルマと呼ばれるものです。
月によって値引き額が異なるのはこの為で、かき入れ時に販売台数を稼いでおきたいとの考えから値引き額に差が出るのです。
値引きが期待できる時期は、2月後半~3月後半の決算期とボーナスが支給された後の9月中間決算、それに12月の年末期が値引きを期待出来る時期と言われています。
決算期はノルマの関係で、本社から通達のある値引き限度額に加え販売店独自の値引きもあるため、通常時と比べて値引き額が大きくなる傾向にあります。
希に、ノルマ達成の為に月末は値引き額が大きくなると一部で言われる事もありますが、月初めでノルマを達成している場合などのケースもある事から、値引き額はさほど変わらないのが実情のようです。
ハリアー 値引き 下取りなし|実際の値引き額
値引きの仕組みが分かった所で、肝心の値引き額を見ていきましょう。
60系ハリアーにはハイブリッド車・ターボ車・ガソリン車の設定がされており、それぞれにプログレス・プレミアム・エレガンスと言う名前の3種類のグレードが用意されています。
各グレードの平均値引き額はオプションの値引き額を除いた金額で、ハイブリッド車の場合プログレス:約12~25万円、プレミアム:約15~25万円、エレガンス:約10~18万円となっています。
ターボ車の場合、プログレス:約10~16万円、プレミアム:約15~24万円、エレガンス:約9~15万円となっています。
ガソリン車の場合、プログレス:約15~20万円、プレミアム:約18~25万円、エレガンス:約8~14万円となっています。
全体的には全ての燃料形式で、売れ筋グレードであるプレミアムの平均値引き額が多い事となっています。
決算期などには、もう少し値引き額が増えるものと考えられます。
ハリアー 値引き 下取りなし|値引き交渉の最大のライバル車はハリアー
売れ筋グレードであるプレミアムを中心に平均値引き額が大きめとなっている60系ハリアーですが、販売店や地域によって値引き額に差が出ている場合があります。
限りなく本社から通達される値引き限度額に近づけるには、値引き交渉が鍵となってきます。
ハリアーの場合値引き交渉で大切な事は、ハリアーを購入したいというこちらの意志を担当者に伝える事です。
ハリアーを購入する事は決まっているが値引き額の幅によってグレードを決めたいなど、ハリアー同士で競合させる事が値引き交渉の基本となり、そこで納得の出来る金額が提示されない場合は別の店舗で見積もりを作成してもらうと言う事がポイントとなります。
間違っても最初から他社のライバル車の見積もりを提示してはいけません。
例えば最初からライバル車でもあるMAZDA・CX-8の方が安いと伝えてしまうと、それではそちらを購入したら如何ですか?と言う流れになってしまい、値引き額を引き出せなくなってしまうからです。
ハリアー 値引き 下取りなし|ライバル車を比較対象として出す場合
本命はハリアーで気持ちが固まっているいるが、金額やオプションなどの関係でやむを得ず他社のSUVも検討しなければならない場合もあると思います。
その様な場合、ここで初めて他車との比較を提示すると値引き交渉が捗る場合があります。
例えばライバル車でもある日産・エクストレイルの見積もりを出してもらったとします。
本当にハリアー以外と迷っている場合、何度も販売店に足を運び見積もりを出してもらう事になりますが、大抵の場合には1度目の見積もりは値引き限度額の4~6割程度の見積もりしか出してもらえない事が殆どなのです。
逆場合も同じです。どちらも最初に出した見積もりを踏み台にされる事は分かった上で作成している場合が多いのです。
競合車と比較する場合には必ず、比較対象の限界まで値引きを行った見積書を手に入れた上で値引き交渉を行う事をおすすめします。
大切な事は、他社の値段ではなくハリアーが欲しいので値下げして欲しいと交渉を行う事です。
ハリアー 値引き 下取りなし|値引き額の大きいオプションを選ぶ
60系ハリアーのオプション品の値引き額は、選択したオプションの数や金額によって異なってきますが、大抵の場合10~15%、または約10~15万円ほどが平均的な値引き額となっている様です。
このオプション品には値引き額の大きいオプションと小さいオプションがあり、その中でもスタイリングパッケージやフロアマットなどに代表されるトヨタ純正オリジナルアクセサリーや、同じトヨタグループに所属しカスタマイズ製品を手掛けるモデリスタ製オプションは値引率が大きく、納車後に別途注文した場合でも値引きしてもらえる事が多い商品でもあります。
反対にトヨタの子会社であるタクティーから販売されているTRD製オプションは大半の場合、値引きの対象から外れおり値引きがあった場合でも、価格の下2~3桁の端数を切ってくれる程度の極少額となっています。
これは、ハリアーだけでなくトヨタ車のほぼ全てに言える事でモデリスタ製オプションとTRD製オプションを同じ場所に同じ数を付けた場合の値引き額に、大きな差がある事を確認している事からオプションを選ぶ際には注意が必要です。
担当者と相談し値引率の高いオプションを付けると良いでしょう。
ハリアー 値引き 下取りなし|まとめ
今回調べていく中で、60系ハリアーの値引き額は全てのグレードを含めて約13~22万円が平均的な値引き額である事が分かりました。
また、調べていく中で車両の値引き額が約30万円を超える事がほぼ無かった事から、この辺りの金額が値引き額の限度となっている様にも感じます。
装備も充実した人気グレードであるプレミアムの値引きが大きい事も特徴です。
駆動方式や燃料形式による値引き額の差はあまり見られなかった事から、グレード別に値引率が設定してあると考えられます。
値引き交渉で大切な事は、下調べや競合車の金額ももちろんですが、1番はハリアーを買うという意志をハッキリと伝える事です。
買うと言う意志が伝われば、担当者はお客様を逃がしたくないと言う心理が働きますので、良い値引き額を提示してくれると思います。