スペーシアのエンジンがかかりにくいと感じる事はありませんか。
現在スペーシアに乗っている方の中には、エンジンがかかりにくい場合があり解決策を探しているという方も多いのではないでしょうか。
エンジンがかからない原因は、故障や機器の障害など様々な事が要因となるため、対処法を把握しておきたい所です。
そこで今回は、スペーシアのエンジンがかかりにくくなる原因や、その場合のユーザーが行うことのできる対処法などを中心に、スペーシアとエンジンがかかりにくい場合の対処法について解説をしていきます。
目次
スペーシア エンジン かかりにくい:最も多い原因はバッテリーの劣化
車は突如としてエンジンのかかりが悪くなる場合や、全くかからなくなる場合がありますが、この場合最も多い原因はバッテリーの劣化です。
昨今の自動車は、スペーシアの様にプッシュスタートボタンを押してエンジンを始動させますが、これは従来の車のようにエンジンキーを差し込みセルモーターと呼ばれる機器を回して、エンジンをかける仕組みに変わりはありません。
このセルモーターは、バッテリーから電源供給を受け動作させていますので、バッテリーの電圧が低下している場合や劣化が大きい場合には、セルモーターを動かす力が不足してしまい、エンジンがかかりづらくなってしまうのです。
この場合の対処法ですが、エンジンがかかる場合には一時間程度走行を行い、バッテリーを再充電することで解消させる事が可能となります。
ただし、再充電後もエンジンのかかりが悪い場合やヘッドライトが暗く感じる場合には、バッテリー自体が劣化し電圧が低下している恐れがありますので、新しいバッテリーに交換しなければ解消させる事はできません。
スペーシア エンジン かかりにくい:スパークプラグに原因がある場合も
車のエンジンがかかりづらい原因は様々ですが、バッテリーに問題が無くエンジンのかかりが悪い場合はスパークプラグに問題が発生している場合もあります。
スパークプラグは、エンジンの作動と共に噴射された燃料へ火花を飛ばし、着火を行う大切な役割を担っています。
ところが、着火のタイミングがずれてしまっている場合や何らかの原因でスムーズに着火が行えなくなると、スパークプラグが燃料で湿ってしまい、着火が行えなくなってしまうことからエンジンがかかりづらくなってしまうのです。
この現象は一般的にはプラグかぶりと呼ばれており、エンジン始動直後の暖機中にエンジンの停止を行うユーザーに多く発生する現象です。
この場合の対処法ですが、エンジンルームからスパークプラグを取り出し暫く乾燥させる事で解消する事ができます。
スパークプラグを外すことができない場合には、プッシュスタートボタンを10秒ほど押し続け、かすかにエンジンが動く音が確認できたらアクセルを踏み、付着した燃料を揮発させれば再度エンジンがかかりやすい状態に戻すことが可能となります。
ただし、これらの対処法を実践しても再発する場合や解消しない場合にはスパークプラグの劣化や燃料ポンプの故障などの可能性がありますので、早めに点検を受けると良いでしょう。
スペーシア エンジン かかりにくい:燃料パイプや噴射装置に汚れが付着している場合もある
車のエンジンは、燃料パイプや燃料噴射装置に汚れが付着してしまっている場合にかかりづらくなる場合があります。
スペーシアの燃料となるガソリンは、精製の過程で不純物が取り除かれているため一見汚れとは無関係に思われがちですが、時間と共にわずかな不純物が堆積していき燃料パイプに汚れが付着していきます。
汚れが付着していくと、エンジンに供給される燃料が徐々に減少していくために、エンジンがかかりづらくなる症状が発生してしまうのです。
また、燃料を噴射する装置にカーボンなどの汚れが堆積していくことでも、燃料を上手く燃やすことができなくなるためエンジンのかかりが悪くなる事があります。
この場合の対処法ですが、燃料パイプや噴射装置は簡単に取り外して清掃を行うことができないため、洗浄効果のあるガソリン添加剤を使用し燃料パイプや噴射装置を清掃することで対処や汚れを防止することが可能です。
洗浄後の汚れは、主にエンジンオイルに流れていきオイルが汚れてしまうため、エンジンオイルの交換に合わせて洗浄を行うと良いでしょう。
スペーシア エンジン かかりにくい:電装品が多いとエンジンがかかりづらくなる場合がある
昨今では、カーナビゲーションなどの普及によって電装品を装着するケースが増加していますが、これらの機器が多いことによってもエンジンのかかりが悪くなる場合があります。
特にドライブレコーダーの場合には、事故時の動画撮影だけでは無く駐車中の監視も行う24時間録画を行えるタイプの物も販売が行われていますが、この機能は文字通り24時間エンジンが停止している間も電力を消費し続けるため、バッテリーの消耗が激しくなります。
その結果、バッテリーの電圧が低下しセルモーターを動かす力が不足してしまう事から、エンジンのかかりが悪くなってしまうのです。
この場合の対処法ですが、電装機器を減らすことやドライブレコーダーの場合には24時間録画を停止するまたは、消費電力が少ない録画モードに変更することでバッテリーの電圧低下防ぎ、エンジンをかかりやすくする事が可能となります。
ただし、対処法を実践しても効果が無い場合には、発電を行うオルタネーターやスペーシアの場合にはISGと呼ばれる機器に不具合が発生している可能性もありますので、点検を受けると良いでしょう。
スペーシア エンジン かかりにくい:身近な物が原因となる場合もある
ここまでは、バッテリーの劣化や燃料系統の汚れなどでエンジンのかかりが悪くなる例を説明してきましたが、これらには全く問題が無い場合でもエンジンがかかりにくくなる場合があります。
それは、スマートフォンや携帯電話など身近な機器が原因となる場合です。
スペーシアをはじめとしてスマートキーを導入している車種は、スマートキーと車両に搭載されているコンピューターの間でセキュリティー情報を照合し、エンジンがかかる仕組みとなっています。
ところが、スマートキーの近くにスマートフォンや携帯電話などの機器があると、スマートキーから送信される電波が干渉してしまい、情報の照合が断片的に行われてしまうことからエンジンがかかりにくくなってしまう現象が発生するのです。
この場合の対処法ですが、スマートキーとスマートフォンや携帯電話を離れた場所で管理することによって、問題を解消させる事が可能となりますのでポケットの左右に分けて管理をするなどの工夫を行うと良いでしょう。
スペーシア エンジン かかりにくい:まとめ
今回は、スペーシアのエンジンがかかりにくい場合の原因と対処法について解説していきましたが、バッテリーの劣化やスパークプラグのかぶりなど様々な事が原因となり、エンジンがかかりにくくなってしまうことが分かったと思います。
基本的には、前述してきた対処法を実践することで問題を解消することができますが、頻繁に再発してしまう場合や効果が無い場合には、他の部分に不具合が発生している可能性がありますので、点検を受けることをおすすめします。
また、不具合が無い場合でもスマートフォンなどの電波干渉によってもエンジンがかかりにくくなる場合もありますので、知識として覚えておくと良いでしょう。