スペーシアの内装でベージュは汚れが目立つのでしょうか。
現在スペーシアの購入またはカスタムを検討している方の中には、ベージュ色の内装は汚れが目立つのでは無いかと心配な方も多いのではないでしょうか。
車の内装は、乗車回数が多いほど自然と汚れが付着していきますが、できればきれいな状態で乗り続けたいと考えている方は多いはずです。
そこで今回は、ベージュ色など明るい色の内装色の汚れが目立ちやすい原因や、汚れてしまった場合の掃除方法の紹介などを中心に、スペーシアとベージュ内装の汚れについて解説をしていきます。
目次
スペーシア 内装 ベージュ 汚れ:なぜベージュ色の内装は汚れが目立つのか?
スペーシアの内装に限らず、一般的なベージュを含む明るい色を基調とした内装色は汚れが目立ちやすいと言われていますが、どの様な事が要因となっているのでしょうか。
これには様々な要因がありますが、大抵の汚れと言われる物質には色調の低い色が付いており、ベージュ色などと反対色である事から汚れが目立ちやすいと言われています。
黒系や茶色系などの内装の汚れが目立ちにくいというのは、これらの汚れとなる物質の色と内装の色が同化して見える事から、実際には汚れていても目立たないのです。
また、ベージュ色など明るい色を中心とした内装色は、茶色や黒系の内装と比べて汚れの蓄積具合が分かりやすく、少しの汚れでも黒ずみなどが際立ってしまうと言う事も、汚れが目立ちやすい理由の1つとなっています。
ただし、全ての汚れが目立ちやすいと言う訳では無く、ホコリなど様々な物質が混ざり合い灰色に見える汚れは、ベージュ色と同化をして見えるため反対に汚れが目立ちにくくなると言う事が特徴でもあります。
スペーシア 内装 ベージュ 汚れ:汚れが目立つ原因は内装の材質も関わっている
内装の汚れで一番気になる部分と言えば、シートや内張を連想する方も多いと思いますが、なぜこの部分は汚れが目立つのでしょうか。
これには、使用されている材質が関わっており特にファブリック生地と呼ばれる布素材を使用している部分は、汚れを吸い込みやすい構造となっている事から汚れが目立ちやすくなっているのです。
ファブリック生地とは、化学繊維を編み込み布状にした素材で耐久性が高く通気性に優れており、コストが安いことや加工を行いやすい事から、多くの自動車にシート生地や内装の装飾素材として用いられています。
ただし、ファブリック生地は液体を吸い込みやすく、空気中に含まれる汚れの元となる物質が付着しやすい構造となっており、ジーンズなど色落ちする物と接触してしまうと繊維1本1本が染色されてしまい、汚れが目立ってしまう事が特徴でもあります。
これらの事からベージュ系の内装で汚れが目立ちやすい理由は、汚れとなる物質と反対色であると同時に汚れが付着しやすい材質を使用している事も大きく関わっているのです。
スペーシア 内装 ベージュ 汚れ:汚れやすいのはどの部分?
スペーシアで設定されているベージュ系の内装は、汚れの元となる物質と反対色である事や汚れが付着しやすい素材を使用している事から汚れが目立ちやすくなっていますが、シートや内張以外の場所で汚れやすいのはどの部分なのでしょうか。
基本的には接触回数の多い場所が汚れやすい部分となっており
- ステアリング
- シフトノブ
- ドアポケット
- アームレスト
- シートベルト
などの場所が汚れやすい部分となります。
特にシートベルトは、普段ピラーの中に格納されているため汚れとは無縁と思われがちですが、ベルトの出し入れを行うことによって静電気が発生し汚れが吸着しやすい環境となっている事から、思いのほか汚れやすい部分となっているのです。
また、お子さんが居るご家庭で後部座席にチャイルドシートを設置している場合には、お子さんが着座中に足をばたつかせてしまい、フロントシートの裏面が汚れてしまうケースも多々ありますので、この部分も汚れやすい場所となります。
スペーシア 内装 ベージュ 汚れ:汚れを防止するためのアイデア
内装の汚れは自然と蓄積が進むため、全てを防ぐ事はできませんがアイデア次第では汚れを軽減・防止する事も可能です。
特にベージュ内装で汚れが目立ちやすいシート部分は、合皮製など比較的に安価な価格で購入する事のできるシートカバーを着用すると、汚れを防ぐ事が可能となり色あせや劣化を防止することも可能となります。
昨今では、汚れやシミを防ぐための防水・防塵スプレーも販売が行われているため、標準装備されているシートをそのまま使用する場合や、カバーなどを装着する事ができない部分に利用すると良いでしょう。
ジーンズなどの色落ちしやすい物を着用する機会が多い場合には、シートの座面部分にバスタオルなどを敷いておくことも効果的です。
また、お子さんが居るご家庭ではフロントシート裏側部分にキックガードと呼ばれるシート保護アイテムやシートバックポケットなどを装着しておくと、汚れを防止することができます。
内張やドアポケットなどプラスチックで出来ている部分には、つや出し効果のあるプラスチック保護材を塗っておくと、ホコリの付着や傷を防止することが可能です。
スペーシア 内装 ベージュ 汚れ:汚れてしまった場合の掃除方法は?
ベージュ色の内装は様々な方法で汚れを軽減・防止する事ができますが、もしも汚れてしまった場合にはどの様に掃除を行えば良いのでしょうか。
シート部分の場合には、シートクリーナーや希釈した中性洗剤を汚れた部分に塗り、プラスチック製のブラシや歯ブラシを使用して、汚れを浮かせていきます。
汚れを浮かせたら、乾いたウエスなどで叩く様に汚れを拭き取り最後に濡らしたウエスでクリーナーや洗剤を除去していけばシートの掃除は完了です。
この方法は、シートベルトなど液体が染みこみやすい部分に有効な掃除方法ですので、活用していくと良いでしょう。
内張やドアポケットなどプラスチック製の場所は、汚れが染みこむことは無く大半の場合で擦り傷や接触物による摩擦で汚れが発生しているため、目の細かいメラミンスポンジやエタノールなどを使用すると簡単に汚れを落とすことが可能です。
ステアリングやシフトノブ部分など手垢や汗が原因となる汚れの場合には、ハンドソープや希釈した中性洗剤などをウエスに染みこませ拭き上げていくことで、汚れを落とすことが可能となります。
ただし、スペーシアのステアリングやシフトノブ部分はウレタン製となっているため、エタノールなどのアルコール系溶剤を使用してしまうと、ウレタンが溶けてしまう恐れがありますので注意が必要です。
スペーシア 内装 ベージュ 汚れ:まとめ
そこで今回は、スペーシアとベージュ内装の汚れについて解説をしてきましたが、ベージュ色の内装は汚れとなる物質と反対色である事や、汚れが付着しやすい材質で内装品が作られている点などから汚れが目立ちやすくなっている事が分かったと思います。
自動車の内装は、使用頻度に応じて自然と汚れが蓄積されていくため全てを防ぐ事はできませんが、汚れを軽減・防止するためのアイデアや掃除等のメンテナンスできれいな状態を保つことが可能ですので、前述した例を参考にすると良いでしょう。