プリウス20系「前期」と「後期」の違いについて解説していきます。
車は常に進化しています。
- 速く走ること。
- 快適に走ること。
- 安心・安全に走ること。
これに加えて、環境に優しい走りをすること。
これ等の条件を満たす車だけが生き残るのかもしれません。
そのような未来への期待を抱かせてくれているのが、トヨタのプリウス。
誰もが知っているハイブリッド車の草分け的存在ですが、今でも20系も人気を呼んでいます。
ぜひ、参考にしてみてください。
プリウス20系「前期」と「後期」の違い:基本情報
1997年から発売開始をしたプリウス。
この中で20系と呼ばれるプリウスがあります。
これはモデルチェンジをした2代目からのプリウスのことで、2003年~2011年の間に作られた車です。
初代モデルと比べて、4ドアセダンから5ドアハッチバックとスタイルが根本的に変わったり珍しい経緯を辿っています。
20系からは、若干の大型化が図られ、れ、ホイールベースも2,700mmとなりました。
そのために、小型乗用車として作られた初代モデルから、2代目の20系はミドルクラスとなったのです。
この20系は、さらに前期と後期モデルに別れてきます。
プリウス20系「前期」と「後期」の違い:モデルと外観
2代目である20系でも、大きく前期モデルと後期モデルに別れます。
モデルと外観の違い | 前期 | 後期 |
---|---|---|
生産期間 | 2003年9月~2005年10月 | 2005年11月~2009年5月 |
ヘッドライト |
ノーマル |
・僅かな青みがった色合い ・上段と下段を仕切るエッジ
|
テールレンズ | 最上段のブレーキがスモーク調 |
・最上段のブレーキがクリア ・バックランプとスモール灯のエッジに点々 |
グリル部分 | インナーバーがボディ同色 | インナーバーがメッキ |
プリウス20系「前期」と「後期」の違い:内装
20系の前期と後期モデルに違いはこれだけではありません。
内装面でも違いがあります。
内装の違い | 前期 | 後期 |
---|---|---|
ダッシュボード プラパーツ表面加工 |
滑らかな仕上がり | スジ加工 |
カードナビ画面 | DVDナビ | HDDナビ |
ダッシュボード電波時計 | 電波時計 | 省略措置 |
足回り | - |
・防音材の追加採用 ・ホイールの見直し ・サスペンション関係の強化 |
プリウス20系「前期」と「後期」の違い:実燃費
2003年~2009年まで生産された20系プリウス。
6年間の期間では、マイカーチェンジがなされても,不思議なことではありません。
前期と後期をじっくりと見ていくと、さらに実際の性能で違いが見えてきます。
実燃費では
- 前期モデル:25~26km/Lレベル
- 後期モデル:もう少し伸びる傾向
にあります。
ただ動力性能面では、トルクが初代モデルからすると、1割以上アップしていますが前期と後期では大きな差はありません。
プリウス20系「前期」と「後期」の違い:値段
20系モデルは生産完了してから久しいのですが、中古車を求める人が少なくありません。
それだけに未だに色褪せない魅力を持っているプリウスなのでしょうが、正直驚きを隠せません。
ただ、同じ20系の中古車を購入しようにも前期モデルと後期モデルでは、中古車の値段もかなりかわってきます。
- 前期モデル:50万円~60万円台
- 後期モデル:80万円~90万円台
で推移しています。
グレードによっても変わりますが、やはり年式の古い前期モデルの方が安いことは言うまでもありません。
比較的に高いハイブリッド車のプリウスでも、新車では手が届かなかったものも、中古車になることで購入を考える人がいるのでしょう。
プリウス20系「前期」と「後期」の違い:まとめ
どんなに古くなったプリウスの20系でも、これだけ人気を保っていることを考えると、とてもいい車だと改めて再認識させられてしまいます。
前期と後期では、マイカーチェンジレベルの違いがありますが、中古車購入を検討している人は、値段の相違だけでなくスペックの相違点や車の状態をしっかりと調べて吟味することが大切です。