プリウスのグレードの見分け方について御存知でしょうか?
プリウスは基本となる乗用車タイプに加え「ツーリングセレクション」というスポーツ向けのモデルがあり、これらをタイプによってアルファベット分けしています。
ここでは、プリウスのグレードの見分け方について詳しく紹介してまいります。
プリウスのグレードの見分け方:Eモデル
プリウスの「E」モデルは、低価格なグレードとして知られています。
とにかくプリウスを所有したいという人のためのモデルで、最低限の価格で製造されているのが特徴です。
価格を抑えている分、標準グレードより劣る部分もあり、たとえば、旧モデルよりも防音材をカットしているため、静粛性は低くなっています。
ただ、燃料タンクの容量が他のグレードモデルよりも小さく、車体自体も軽いので、より低燃費に設計されています。
ステアリングホイールもウレタンそのままなので、見た目が気になる人は市販のカバーを購入する必要があります。
また、スピーカーも他のグレードが6つであるのに対し、「E」モデルは4つになります。
とは言え、内装にこだわらない人であれば、そこまで大きな問題ではないでしょう。
プリウスのグレードの見分け方:Sモデル
プリウスの「S」モデルは、最も標準となるグレードです。
標準モデルながらも、快適に走行するために必要な装備は十分に備えており、一般ドライバー向けのモデルと言えます。
ヘッドライトはLEDタイプが採用されているため、省エネかつ夜間の視認性に優れています。
また、高級車に見られるスマートエントリーも装備されているので、キーがなくても開錠できます。
ステアリングホイールは合皮カバーであるため、手触りの良さとともに滑り止めの役目も果たしてくれ、快適に運転することができます。
シート部分は、ファブリック素材が使用されており、独特の雰囲気を醸し出しています。
プリウスのグレードの見分け方:Aモデル
プリウスの「A」モデルは、ハイブリッド車としての装備が満載で、「S」モデルよりも安全性を高めています。
走行中は、最新式の検知センサーにより、前方車に合わせて走行するように自動的にスピードをコントロールしてくれるので、渋滞時の追突事故を減らしてくれます。
また、超音波センサーが障害物を検知し、駐車時にはハンドル操作をコントロールしてくれます。
さらに、ドアミラーにもヒーターが搭載されているため、天候の悪い日の運転でも水滴や雪に悩まされることがありません。
雨天時においては、ワイパーが自動的に作動するようになっているため、わざわざ手で操作する必要がありません。
見た目の上でも、「S」モデルとは一線を画するアルミホイールが装備されているので、よりグレードの高さを感じることができます。
プリウスのグレードの見分け方:Aプレミアムモデル
プリウス「Aプレミアム」モデルは、Aのグレードを維持しながら、シートは全て本革仕様となっており、見た目の上で高級感があります。
カラーはブラックとクールグレーから選ぶことができ、自分好みの空間を演出することができます。
また、運転席の背中部分にはドライバーの疲労と腰痛を軽減するためのランバーサポートが取り付けられており、運転によるストレスを緩和してくれます。
さらに「Aプレミアム」限定装備として、AC100Vのコンセントがあります。
これは電気製品で1500Wまでの使用が可能で、車内でも個人のライフスタイルを維持することができます。
プリウスのグレードの見分け方:S Safety Plusモデル
プリウスの「S Safety Plus」モデルは、最新式の安全装備である「Toyot Safety Sense P」が搭載されています。
「Aモデル」ほどの高級装備は必要ないけれども、より安全性を高めたいという人向けです。
プリウスの弱点として、後方の視認性がイマイチというものがあるのですが、「S Safety Plus」モデルは、バックカメラで後方が確認できるため、バック発進のときでも安心です。
また、フォグランプもLED化されており、濃霧時でもコチラの存在を明確に相手に伝えることができます。
プリウスのグレードの見分け方のまとめ
プリウスのグレードによる見分け方は、アルファベットの記号によって搭載されている機能が違うというものです。
特に低予算を希望しているわけではなく、快適に走行したい場合には「S」モデルが向いています。
とにかく安くプリウスを持ちたいという人は「E」モデルが、普通以上のスペックを求める人は「A・Aプレミアム・S」モデルがオススメとなります。
まずは基本の「S」を購入し、後付けで好みの機能を追加していくという方法もありますが、メーカー純正の機能にこだわったり、信頼性を求める場合には、はじめから自分が満足できるグレードを選ぶほうが良いでしょう。