プリウス ツーリングセレクションのサスペンションの違いを大解剖

プリウスツーリングセレクションのサスペンションの違いを大解剖します！

低燃費で高い経済性を誇るハイブリッド車。

その中でも、トヨタのプリウスはあまりにも知名度が高い車です。

ハイブリッド車の先駆者的な存在でもあるプリウス。

1997年の発売開始以来、何度かのモデルチェンジを果たして、いまや4世代目にまでに進化しています。

高い経済性に加えて、安定した走行でも代表があります。 

その秘密はサスペンションにこそあるようです。

本記事ではツーリングセレクションとグリップ力について軽く解説したあと、4世代目プリウスから採用された新しいサスペンションについて徹底解説します。

プリウスのツーリングセレクションのサスペンションに違いがある？|ツーリングセレクション

今では、4世代目となるプリウスですが、軽自動車をも上回りそうな低燃費性は、多くのプリウスオーナーに支持されていることは言うまでもありませんが、安定して速く駆け抜けるモデルがあることも、人気の1つと言えます。

それはツーリングセレクションというグレードです。

低燃費性に加えて、快適で速い走行を楽しむグラウンドツーリング的な要素も盛り込まれている車です。

通常のグレードと大きく異なるのは、タイヤのインチサイズ。

ノーマル車は15インチ仕様。

ツーリングセレクションは、17インチ仕様となっています。

車に詳しい人であれば、これだけでツーリングセレクションは、走りを楽しめる車だということが分かるはずです。 

プリウスのツーリングセレクションのサスペンションに違いがある？|グリップ力が増した

15インチから17インチアップされたツーリングセレクション。

インチがアップされたことで、大きく変わってくるのは、路面のグリップ力が良くなること。

そうすることで、直線の走行安定性は元より、コーナーリングの安定性も格段に良くなってきます。

しかし、デメリットもあります。

燃費の低下もあるのですが、乗り心地が悪くなることです。

インチアップするということは、タイヤの扁平率が低くなり、厚みが薄くなることです。

そのために、ちょっとした路面の変化を吸収しきれずに、ダイレクトに衝撃が伝わるために、乗り心地が悪口なるのです。 

プリウスのツーリングセレクションのサスペンションに違いがある？|実際に乗ると

では、実際にプリウスツーリングセレクションに乗っている人の感想はどうでしょうか？

結論から先に言うと、15インチの標準車と大きな差は感じられないということなのです。

燃費が低下したり、コーナーリングでは、かなり走りやすく感じるですが、乗り心地が変わらない秘密は、どこにあるのか？

それはサスペンションに違いがあったのです。

モデルチェンジされた4世代目プリウスでは、新しいサスペンションが採用されています。

ダブルウィッシュボーンという形式のサスペンションです。

まず、この方式の特徴から紐解く必要がありそうです。

プリウスのツーリングセレクションのサスペンションに違いがある？|ダブルウィッシュボーンとは？

4世代目から採用されたダブルウィッシュボーン。

サスペンションには、いくつかの形態があるのですが、ダブルウィッシュボーンは、乗り心地と走行安定性の2つをを両立させたサスペンションとなっていることが大きなメリットです。

シンプルな構造のストラット方式は、ふらつきやすくなるのですが、この方式では、左右のサスペンションが独立して上下に動作する構造になっているために悪路走行環境でも、左右のサスペンションは、片方の振動等の影響を受けずに済みます。

そのために、車水平に保つことができるために、安定した走りを実現することができるわけです。

プリウスのツーリングセレクションのサスペンションに違いがある？|これにさらなる追加機能がある

安定性を誇るダブルウィッシュボーンですが、ツーリングセレクションは、さらに、通常車とは異なる軽量化されている細目のショックアブソーバーが組み込まれています。

ツーリングセレクションでは、フロントのアッパーマウントでは、衝撃を入力分散させてしまい、ロードノイズの軽くしたり、路面の凹凸からの突き上げも最小限にしています。

また、コイルスプリングもフロントのアッパーマウントの違いによって、長さが違いますが、同程度のは耐性を、維持しています。

そして、ショックアブソーバーも種類が異なり、ノーマルよりツーリングの方が減衰力は、低く設定されています。

そのおかけで、扁平率の低いツーリングセレクションでも、極端に乗り心地が悪くなることはないのだと思われるのです。 

プリウスのツーリングセレクションのサスペンションに違いがある？|快適性か走行性か？

ツーリングセレクションでも、乗り心地を最大限に引き出す工夫がなされています。

しかし、インチアップに伴い、ある程度は燃費性能を犠牲にせざるをえません。

通常車を選ぶか、ツーリング車を選ぶかは、ドライバーの好みや価値観なので、是非はありません。

それでもツーリングセレクションであっても、ガソリン車から比べると、燃費性能がはるかに良いのですから、ハイブリッド車としての機能は、しっかりと全うしています。