プリウスのバッテリーの場所を徹底解説します。
トヨタのプリウスは、ハイブリッドカーの先駆けとして日本はもとより世界でも圧倒的知名度を得ています。
ハイブリッドカーのバッテリーは、通常の自動車とは異なります。
通常のガソリン車は、バッテリーが1つですが、ハイブリッドカーではバッテリーが2つになります。
プリウスのバッテリーの場所|プリウスのバッテリー
ガソリンのみで走るガソリン車はバッテリーが1つなことに対して、プリウスのようなガソリンと電気で走るハイブリッドカーには、バッテリーが2つあります。
1つは駆動用バッテリー、もう1つは補機バッテリーです。
この2つのバッテリーを詳しく見ていきましょう。
プリウスのバッテリーの場所|駆動用バッテリーとは
駆動用バッテリーは、200V以上の電圧をもった高電圧電池のことを指します。
この駆動用バッテリーは、重さ約40kgほどあります。
また、バッテリーといえば寿命が気になるところですが、一般的に走行距離が約15万kmから20万km程度で交換するようになっています。
トヨタのHPでは、新車登録日から5年、その期間内で走行距離10万kmまでと明記されていますが、これはメーカーの保証期間なので、注意が必要なので覚えておきましょう。
ちなみに交換費用は15万円から16万円といわれています。
新車で購入した場合は、そんなに気にしなくても大丈夫だと思いますが、中古で購入した際は、走行距離数は必ず確認するところですが、更なる確認が必要です。
プリウスのバッテリーの場所|補機バッテリーとは
そして、もう1つの補機バッテリーですが、これはガソリン車に搭載されているバッテリーに相当します。
ハイブリッドカーは、エンジンが始動していなくても、ハイブリッドシステムが起動していれば、常時一定レベルの電圧が供給されますので、車が稼働している間は、補機バッテリーは充電状態にあります。
エンジンの始動時に使われることがないので、一般のガソリン車のバッテリーよりは寿命が長いとされています。
寿命は3年から5年といわれているので、若干長めでしょうか。
この補機バッテリーは自分で交換することができます。
プリウスの駆動用バッテリー場所
補機バッテリーは、自分で交換することができても、駆動用バッテリーは先程も述べたように高電圧のバッテリーなので、資格をもった専門家にお任せしましょう。
駆動用バッテリーですが、車種によって場所が違います。
7人乗りの場合は、運転席と助手席の間のセンターコンソール内にあります。
センターコンソールを開けたらすぐあるものではありません。
センターコンソールのカバー、プラグカバーを外しサービスプラグを引き抜けば外れます。
5人乗りの場合は、ラゲージルーム内、リアシート後部にあります。
ラゲージルームのデッキボード、デッキアンダートレイを外して、サービスプラグを引き抜けば外れます。
いずれも、かなり危険な作業になるので、自分で作業することはお勧めしません。
プリウスの補機バッテリー場所
補機バッテリーは、トランク内の右側手前にありますが、ボンネット開ければすぐ見えるエンジンルームと違って、カバー類を外さないと見えません。
トランク内なので、荷物を全ておろし、デッキボックスやデッキカバーを全て外します。
底を外したらサイドカバーも外し、ツメを外すとやっと本体が見えてきます。
この補機バッテリーは、ガソリン車のバッテリーに近いので自分で交換することができます。
ただ、バッテリーには変わりないので、くれぐれも気を付けて作業するようにしましょう。
プリウスのバッテリーの場所|まとめ
プリウスは、ハイブリッドカーなのでバッテリーは2つ付いています。
駆動用バッテリーは、車種によって場所が違います。
そして、自分で交換はできないと思ってください。
補機バッテリーは、トランク内にあります。
ガソリン車に慣れているオーナーさんは戸惑うことがある、ハイブリッドカーのバッテリーの数と場所ですが、取扱説明書で細かい場所や、取り扱い方を確認しておきましょう。