オデッセイのスタッドレスはインチダウンさせることが理想的です。
冬の道路を走る時は、神経を尖らせて走る必要があります。
積雪、路面凍結、アイスバーンと普段走る環境とは一変して、滑りやすい状態になるからです。
雪道で安全に走るための鉄則は、タイヤをスタッドレスタイヤにすること。
これは、オデッセイでも同じく言えることです。
オデッセイ スタッドレスのインチダウン
スタッドレスタイヤは、雪道の状態ではノーマルタイヤと比べると格段にグリップ力が変わってきます。
ゴムの材質が異なり、しっかりと雪道を捉えるので滑りにくいのです。
しかし、もう1つこだわりたいのは、インチダウン。
ノーマルタイヤからスタッドレスタイヤに履き替える時は、ノーマルと比べてインチダウンさせることが理想とされています。
ホンダのオデッセイの場合、標準化タイヤが17インチ。
アブソルートでは18インチ仕様もありますが、スタッドレスタイヤにするのであれば、少なくともワンランクインチを落とすことです。
具体的には17インチだと16インチに落とすことです。
オデッセイ スタッドレスのインチダウン|理由
オデッセイの場合には、17インチのノーマルから16インチのスタッドレスタイヤにダウン。
何故なのでしょうか?
通常、乾いた路面ではインチアップさせると接地面が広くなることで、グリップ力が増してきます。
しかし、面積当たりの接地圧が低くなります。
これが滑りやすい雪道では、タイヤのグリップ力が変わってくるのです。
同じインチでも、ノーマルタイヤよりスタッドレスタイヤの方が、グリップ力は高くなりますが、インチダウンさせることで、路面に触れる接地面積が狭くなることから、接地圧が高くなります。
その結果、雪道走行には有利になるわけです。
オデッセイ スタッドレスのインチダウン|効き具合
オデッセイで17インチタイヤと16インチタイヤとで実際に走行の比較してみると、雪が踏み固められた圧雪状態では、かなり走る状態が変わることがわかります。
まず、スタートする時点で、17インチの方は、普通にアクセルを踏んでも空転しやすくなっていますが、16インチだど、あまり空回りすることがありません。
また、圧雪の下り坂が雪道走行の中で、一番恐ろしいのですが、17インチタイヤでブレーキングすると、姿勢を崩してスライドすることが少なくありません。
16インチタイヤでは、この滑りが比較的に少ないのです。
ノーマルタイヤよりは格段にコントロール力は異なるものの、インチダウンしたオデッセイの方が、雪道での走りに安定性が見られるのです。
オデッセイ スタッドレスのインチダウン|メリット
オデッセイでスタッドレスタイヤをインチでもダウンさせる最大のメリットは、何と言っても安定した走破性を確保できることです。
確実に固く引き締まった雪道を走り抜けるためには、接地圧の高い16インチのスタートタイヤの方が、オデッセイにはおすすめです。
これに加えて、さらにメリットがあります。
それはコストです。
インチダウンさせることで、ホイールとスタッドレスタイヤのセットでも、17インチのスタッドレスタイヤセットより、安価に購入することができます。
4本セットでは。4万円~6万円も安く買うことが出きるので、安く買えて安全に走れれるのであれば、使わない手はありません。
オデッセイ スタッドレスのインチダウン|格好良さより安全性
タイヤをインチアップさせていた人は、インチダウンさせることは、かなりの抵抗を覚えることでしょう。
オデッセイドライバーで、17インチタイヤから18インチへアップさせることで、外観的なスタイルは結構良く引き締まってきます。
しかし、スタッドレスタイヤを、18インチで履かせると、コストも馬鹿になりませんが安全性も低くなってきます。
雪道走行では、外観的な見た目にこだわるのではなく、まず安全性能を確保することを優先させて欲しいのです。
冬の間でも、ドレスアップさせた車を走らせたい気持ちは山々なのですが、スリップさせてオデッセイを大破させてしまっては意味がありません。
オデッセイ スタッドレスのインチダウン|威力
年を追うごとにタッドレスタイヤの性能は上がっていきます。
しかし、毎年新しいスタッドレスを購入する必要はありません。
余程、冬季に数万kmも走らないのであれば、2、3回の冬シーズンを乗り越えてからスタッドレスを新調させる程度で構いません。
しかし、安全な走りを保つのであれば、インチダウンは必須なことなので、寒くなる時期は外観的なスタイルは我慢して欲しいのです。