ホンダNBOXでキャンピングカー仕様にするにはどうしたらよいのでしょうか。
現在ホンダNBOXの購入を検討している方の中には、キャンピングカー仕様にしたいと考えている方も多いのではないでしょうか。
しかし、キャンピングカー仕様はディーラーで販売されている訳では無く、具体的な仕様や価格が分からないと言う方も少なくありません。
そこで今回は、NBOXのキャンピングカーの仕様や魅力、価格などを中心に、NBOXとキャンピングカーについて解説していきます。
ホンダ NBOX キャンピングカー:NBOXのキャンピングカーはどんな仕様?
NBOXは、広い居住性からアウトドアなどで活躍する場面も多い車ですが、この車をキャンピングカーにするとどんな仕様になるのか気になる方も多いと思います。
これは架装を行う業者によって若干の仕様違いが生まれますが、基本的にはルーフ部分に跳ね上げ式の天井が追加され、ルーフ部分と室内の2箇所がベッドになる仕様がほとんどとなります。
さらに、エアヒーターや大型バッテリー、家庭用コンセントジャックなどの装備が行われ車内で家電製品を使用することが可能となります。
さらには、フロントシートの台座部分を改造し180度回転させボックスシートの様にシートアレンジを行うオプションや、天井部分にソーラーパネルを設置し自動的に蓄電を行うなどのオプションも多数用意され、本格的なキャンピングカーと遜色のない充実した仕様となっています。
ホンダ NBOX キャンピングカー:NBOXをキャンピングカーにする魅力
NBOXは、アウトドアなどでも活躍する機会の多い車ですがこの車をキャンピングカー仕様にする魅力は何なのでしょうか。
キャンピングカーと聞くと、トヨタ・カムロードやダイハツ・ハイゼットトラックなどの荷台へ新たにプレハブを設置し大掛かりな架装を行いキャンピングカーを作ると言うイメージがあります。
しかし、NBOXの場合には元々居住する事のできるスペースが広いため、大掛かりな架装を行わなくても手軽にキャンピングカー仕様にできると言う点が最大の魅力と言えます。
また、重量税や車検費用なども通常軽自動車区分で済ますことができるため、維持費を低く抑えることができる点も大きな魅力です。
さらに通常の軽トラックよりもエンジンパワーがあり燃費も良く、移動時の高速料金も軽自動車区分で通行する事ができるため、ランニングコスト面でも費用を抑えることができると言う点も魅力の1つと言えるでしょう。
ホンダ NBOX キャンピングカー:価格はどのくらい?
NBOXのキャンピングカー仕様車は基本的に正規販売店での販売は行われておらず、キャンピングカー専門店で車両を購入し架装を行うことが原則となります。
様々な企業がキャンピングカー事業を手掛けていますが、その中でも有名なのが数々のキャンピングカーイベントにも出展し、ホンダ・フリードやステップワゴンなどホンダ車を中心にキャンピングカーの架装行っているホワイトハウス・キャンパーと言うメーカーです。
こちらの場合、NBOXキャンパーNEOと言う車名で販売が行われ、
ベースグレードであるG | 約170万円~約270万円 |
Honda SENING搭載グレード | 約180万円~約273万円 |
ターボグレード | 約224万円~約302万円(いずれも車体込み) |
と言う価格で販売が行われています。
こちらのメーカーは、さらにオプションとしてソーラーパネルやサイドオーニングなどの設備も販売を行っているため、予算に合わせたキャンピングカーにカスタマイズする事が可能となっています。
ホンダ NBOX キャンピングカー:キャンピングカー仕様に向いているグレードは?
NBOXをキャンピングカー仕様にするためには、販売店で車を購入する時と同じ様に用途に合わせたグレード選びが大切な事となります。
NBOXの場合、既存の車体を活かした架装を行うと言ってもサブバッテリーやポップアップルーフなど重量の重い装備品を取り付けるため、排気量とは別にできる限り馬力のあるターボグレードが最もキャンピングカー仕様に向いているグレードとなります。
さらに、悪路などを走行する場合に備えて駆動方式は4WD(全輪駆動)を選択すると良いでしょう。
NAグレード(自然吸気・Gグレードなど)でも平坦な道が多い場合には特に問題ありませんが、路面の状態に因ってはスリップやスタックなどを起こし走行に支障が出る恐れもあるため、ターボグレード以外のグレードでも駆動方式は4WDモデルを選択する事をおすすめします。
ホンダ NBOX キャンピングカー:キャンピングカー仕様にする場合の注意点
NBOXをキャンピングカー仕様にする場合は、専門店で車を購入し架装する必要がありますが、架装を行う場合には幾つかの注意点が存在します。
車体のブレが大きくなる
NBOXの全高は日産・セレナやトヨタ・ヴォクシーなどのミニバン車とほぼ同じ約1,800mmと背の高いハイルーフワゴン車となっています。
そのため、普段から横風などに煽られやすい特徴を持っていますがこの全高にポップアップルーフなどを装着すると、さらに横風の抵抗を受けやすくなり横転してしまう危険性が高まるため悪天候の場合には、慎重なステアリングコントロールが要求されるため注意が必要です。
制動距離が長くなる
キャンピングカー仕様にするためには様々な器具を装着する事になりますが、これによって積載重量が増えているため、通常の車よりも制動距離が長くなる場合がありますので早めにブレーキを掛けなければなりません。
また、積載重量が増えたことに因って慣性の力が大きくなっているため、緩いカーブでもバランスを崩しやすくなりますので、こま目に速度調整を行う必要があります。
ホンダ NBOX キャンピングカー:まとめ
今回は、NBOXのキャンピングカーの仕様や魅力、価格などを中心に、NBOXとキャンピングカーについて解説してきましたが、NBOXの場合にはルーフ部分に跳ね上げ式の天井が追加されルーフ部分と室内の2箇所がベッドになるなど、本格的なキャンピングカーと同じ様に架装できると言う事が分かったと思います。
また、大掛かりな架装を行わないことや軽自動車として登録が行えるため、ランニングコストを抑える事ができると言う事もNBOXをキャンピングカーにする魅力の1つと言えるでしょう。
基本的にはキャンピングカー専門店での受注架装販売となりますが、ごく一部の正規販売店では独自のルートで専門業者に架装依頼を行う店舗も存在しますので、購入を検討している場合には販売員に相談を行うと良いでしょう。