アクアはリッター何キロ走れるのでしょうか?
2011年に発売されたトヨタアクアは、現在に至るまで売れ続けており、もはや国民的なロングセラーカーといえます。
アクアがここまで売れた理由にはトヨタの誇るハイブリッド技術による非常に優れた燃費性能があげられるでしょう。
アクアに乗った事のない方でも、アクアに対して燃費が良さそうというイメージを持っている方は多いです。
しかし、実際のアクアの燃費はどの程度良いのでしょうか?
本記事ではアクアのリッター何キロ走れるかの燃費についてを中心に解説します。
アクア リッター何キロ走れる?|カタログスペック
アクアのカタログスペック上の燃費を見てみましょう。
アクアの最新モデルでのカタログスペック上の燃費(JC08モード)ははS・Gグレードや特別仕様車で34.4km/L、Lグレードのみ38.0km/Lです。
Lグレードのみ燃費が優れているのはLグレードが最小装備であるためですが、最小装備しかないLグレードを一般ユーザーが選ぶことは少ないため、Lグレードの燃費は参考にとどめておくべきでしょう。
競合車である日産ノートe-POWERの燃費が37.2km/L、スズキ・スイフト ハイブリッドの燃費が32.0km/Lであるのと比較するとアクアの燃費はなかなかの燃費といえます。
アクアの発売当時は燃費競争において競合車を突き放していたアクアですが、各社の技術競争の結果、現在ではその差はすでに無くなったと言えるでしょう。
アクア リッター何キロ走れる?|実燃費
アクアを実際に走らせた時の実燃費はどの程度なのでしょうか。
実燃費はカタログスペックと異なり一定ではなく、走る環境などによってある程度差が出てきます。
一般的なアクアの夏場の街乗りでは実燃費が22~24km/L辺りになる事が多いです。
ハイブリッド車は運転によって燃費の差が出やすいため、27~30km/L近くの燃費を実現しているユーザーもいるようです。
一方、冬場になるとアクアを含むほぼすべてのハイブリッド車は実燃費が大幅に悪化します。
ハイブリッド車は暖房の使用が燃費の悪化に直結してしまうため、アクアでも冬場に暖房をガンガン使ってしまうと燃費が20km/Lを割るような事も珍しくありません。
スポンサーリンクアクア リッター何キロ走れる?|回生ブレーキ
アクアは非常に燃費がいい車ですが、運転によってリッター何キロ走れるかには違いがあります。
アクアでリッターの距離を延ばすにはどうすればいいのでしょうか。
それには、まずアクアの燃費がなぜ良いのかを知る必要があります。
アクアを含むハイブリッド車の燃費が良いのは回生ブレーキという仕組みがあるからです。
回生ブレーキとは普通のブレーキやエンジンブレーキの際に、車にブレーキをかけながら走っている車の運動エネルギーを使ってバッテリーに充電し、再利用する仕組みです。
通常のガソリン車であればブレーキという行為はエネルギーを捨てるだけですが、ハイブリッド車ではブレーキによって捨てられるエネルギーを、再度走行に利用することで燃費を良くしています。
アクア リッター何キロ走れる?|燃費を良くするには
ハイブリッド車でリッターの距離を延ばすには、回生ブレーキをどれだけ上手く使うかが重要です。
回生ブレーキを上手く使うにはブレーキペダルをいかにうまく操作するかにかかっています。
充電効率だけで言うのであれば減速する際は、急減速はせずに緩やかに減速することが好ましいです。
しかし、難しいことに交通には車の流れというものが存在するため、赤信号のかなり手前からゆるゆると減速していくような運転では他の車の迷惑になってしまうため、バランスを考える必要があります。
また、もう1つ重要な点として冬の暖房の問題があります。
先述しましたが、ハイブリッド車では暖房を使えば使うだけ燃費が大きくマイナスになってしまいます。
できる限り暖房は控えめに使う事好ましいですが、寒い時に暖房を控えめにするのは辛いという方もいるでしょう。
そんな時におすすめなのがシートヒーターで、暖房を控えめにしやすくなり、結果としてリッターの距離を延ばすことに繋がります。
市販品の後付けのものでも十分な効果があるので、アクアの冬の燃費を少しでも向上させたいという方にはおすすめです。
スポンサーリンクアクア リッター何キロ走れる?|まとめ
ここまでアクアがリッター何キロ走れるかについてを中心に解説してきました。
アクアのカタログスペック上の燃費はLグレードで38.0km/L、それ以外のグレード、モデルでは34.4km/Lです。
アクアの実燃費は夏場の街乗りで22~24km/L辺りになる事が多いです。
アクアの燃費を良くするには、減速の際にできるだけ急減速をせずゆるやかに減速することが重要です。
アクアは冬場になると暖房との兼ね合いで燃費が大幅に悪化する傾向があります。
暖房を控えめにすることで燃費の悪化を抑えられるため、シートヒーターの利用は燃費の向上に有効です。